光を糸として操る硬質光の糸使い。
大企業ヴィシュカーコーポレーションに忠誠を誓う少女。
光を建材に変えるテクノロジー「硬質光」で大企業にのし上がったヴィシュカーコーポレーション。
しかし硬質光技師には特殊な才能が必要とされ、彼らは手段を問わず才能を持つ子供をかき集め、ヴィシュカーが設立した最新科学を教える学校へと入学させた。
ただ、その学校は子供を親元から引き離し「ヴィシュカーの偉大さ」を教え込む場所でも合った。
かき集められた一人である少女、サティヤ・ヴァスワニは突出した才能を見せ、独自に故郷の踊りを取り入れた「光を糸として操る」唯一無二の技法を編み出しす。
優れた成績を残し卒業した彼女は、硬質光の糸使いとしてヴィシュカーから”シンメトラ”というコードネームを与えられた。
その後各地でヴィシュカーの指令に従い、”理想のための障害”を排除し続ける彼女だが、その任務の先々で「自身のために他人を犠牲にする」彼らのやり方を目の当たりにして疑問を感じ始める。
ヴィシュカーの理想の実現にすべてを捧げる糸使い”シンメトラ”。
しかし、一度芽生えた疑念が晴れることはない。
我々は、世界をより良い場所に導こうとしているの
※非常に頻繁に能力を修正されてきたヒーローなので、一部情報が古いかもしれません。
誘導兵器で12m以内の敵を焼き付くす脅威の高DPSヒーロー。
特に狙われずに動きやすい乱戦時にめっぽう強く、メインは最終的に脅威の12m180ダメージ/秒をたたき出す。
コレは自由に逃げ回るシンメトラを2秒で殺せなければ、狙われた方は確殺されるということだ。
更に、チームがワープできるテレポートや、敵の速度を落とすビーム、完全無敵の全域シールドなど、絡め手スキルの数々をもち様々な悪さが可能。
さすがは元サポートヒーロー。敵を弱らせる手段が段違いにエグい。
がしかし、本体の逃走力やチャージするまえのメイン火力の低さが非常に辛い。
火力を上げる間に敵に狙われるとあっという間に刈り取られるし、超遠距離や近距離高火力などに粘着されると成すすべなく死んでしまう。
敵を寄せ付けないためのタレットの置き方や、味方を有利な位置へコントロールするためのテレポートの出し方。
前準備を周到に行った上でなければ彼女の実力は発揮できない。
総じてどうやって敵の移動ルートを限定しタレットルームにおびき寄せるか、如何に12m以内に近づきチャージを溜めるかといった立ち回りが問われるヒーロー。
高火力だけにつられて使うとひどい目にあうだろう。
基本戦術
そのチートじみた高威力兵器を持ちながらも、シンメトラは攻撃的な動きよりも、懸命な思考と落ち着いた念入りな準備を必要とするヒーローだ
そもそも本体が脆弱であり動きも鈍いため、好き勝手に単体で動き回っていたら大抵敵に返り討ちに合う。
初心者がやるべき基本の動きは、
1. 味方のタンクと一緒に動き、敵タンクや敵タンクのおいた盾でビームのチャージをマックスまで貯める。
特に盾に攻撃を当てると弾数が回復するため、盾はいい餌。
2. 火力が上がったら、そのままタンクと一緒に敵タンクを焼き払う
3. 味方タンクのそばでそのまま一緒に行動し、ヒーラーか足の遅いDPSを焼く
4. 足が速い機動系は、タレットをおいて速度を落としてから焼く
という順番がいい。
シンメトラは敵DPSに狙われるとあっという間に死んでしまうぐらい立ち上がりが遅い。
最初はタンクの影からMAXチャージに専念しよう。
DPSからの攻撃はタンクに守ってもらい、何ならタレットで速度デバフ支援を行うこと。
一にも二にも、シンメトラは「タンクが敵をせき止めているうちにパワーを貯める」キャラである。
そのため、ゲーム開始時も
- 防衛の場合は、敵が味方タンクと接触する位置にタレットを全部おいておく。
- 攻撃の場合は、テレポートでタンクをショートカットさせるか、タンクと一緒に敵タンクに襲いかかる
という常時タンクとの連携が求められる。
テレポートショートカットはチームを一気に移動させられる強力なカード。
もしショートカットに使わない場合は、リスポーン位置から前線復帰するところまでをテレポートでつないでおくと死んだ味方の復帰が早くなる。
どこにテレポートを置けばいいかわからない・・・という人は、とりあえずリスポン前から敵に狙われない前線近くまでをつないでおこう。
そこから徐々にテレポーターの使い方になれていけばいい。
慣れてきたら無理のない範囲で味方から離れ、横合いから「味方タンクを見ている敵を」焼くという行動もできる。
このときも最初は足の遅いタンクから攻撃すること。
応用ができるようになってきたら、テレポーターを使って
- タレットだけを敵裏側に送り込む
- 敵横の高台と味方裏をテレポーターでつなぎ、出入りしながらフランクし続け嫌がらせする
- 逃走ルートつないでおき、味方が逃走するのを助ける。
などのシンメトラ独特の頭脳プレイを体験してみよう。
知っておいたほうが良い各スキル知識
フォトンプロジェクター:メイン
12m内の視界内の敵一人にビームをつなぎ焼く。
つなぎ続けると三段階に攻撃力が上がっていき、60/120/180 dpsとなる。
3.33秒当て続けで最大
2秒間”メインで攻撃できなければ”チャージが一段減る。別に標的は切り替えてもいい。
これは一瞬でも敵(もしくは敵の盾などのオブジェクト)に当たればいいためそんなにきつい縛りではない。
オーバーウォッチのヒーローの中でも極めて高いダメージ出力武器の一つ。
とはいえ、敵もあたらければ60まで減ることを知っているため、逃げれるときは逃げる。
おそらく敵によっては、メインボタンおしっぱで鬼ごっこをするハメになるだろう。
チャージさえ貯ればリーパーだろうが、ジャンクラットだろうが、どんな近接高火力でも即座に焼き殺せる。
当てやすいタンクでチャージを溜め、最大出力でHP200勢を一気に焼き殺したい。
メインはゲンジの跳ね返しやD.VAのマトリクス、シグマのグラスプを無視する。という点も大事。
特に敵の死角に回りやすいのでタンクに特攻。
タレットやテレポートも凄まじい強さを発揮するが、やはりタンクを一気に焼ける高火力アドバンテージがシンメトラの強さであることに間違いはない。
反面直線ビームなので、いわゆる”めくり攻撃”に弱い。
特にドゥームフィストに対してはタレットで止めれなければ一方的に攻撃される可能性をはらむ。
フォトン・プロジェクター(チャージ):サブ
長押しでチャージし、切り離したタイミングで球体の弾を発射する。
ダメージ:直撃60 , 爆風最大60(フルチャージ時)
全部当たれば合わせて最大120ダメージが見込める。
最大チャージは1秒かかり、1秒間そのまま保持できる。
2m半径のボール玉状フォトン弾を直線上に発射する。
弾速は一定でやや遅め。チャージ時間も短くそこそこの間隔で連射可能。
さらに距離で消えることも減衰することもないので、遠距離から打ち続けるだけでもそこそこの圧力がかけられる。
遠距離から牽制するときなどにも便利。
セントリータレット:アビリティ
壁などに接着するHP30の小型タレットを射出する。
設置(接着)したタレットは傍を通る敵1体に誘導ビームを放ち、移動速度を低下させる。
ダメージ:40 dps
移動力デバフ: -25% slow
最大ビーム距離:10m
最大設置可能数 3個
どこにでも接着できるビームタレット。
射出型なので、遠くから敵の後ろへの設置も狙える。
3つ置くことが可能で、slow効果は重複する。
3つ全てが一人の敵に襲いかかったときの効果は凄まじく、敵はほぼ何もできないまま死んでいく。
敵が通った時に起動音がなりマップアイコンシグナルを出すので、敵が来たこともわかる。
ある程度密集させ、あわよくば重複させるのが基本の使いかた。
シンメトラのメイン攻撃との協調をするならば1個でも十分敵を殺しきれる。
ただヘルスの少なさは致命的で、敵にすぐ壊されてしまう。
逆に壊されることを加味して、敵がこちらに背中を向けざるを得ない状況を作り出すなどの頭脳プレイも楽しい。
設置は相手の死角になるように置くのが基本。
防衛などであらかじめ設置できる場合、敵が通るメインストリートの曲がり角、柱や門の裏、部屋の隅など、入り口に入らないと破壊しにくいところへと設置したい。
- たとえば入り口から入ってくる敵の死角は、入ってきた入り口の壁
茂みの裏側やオーバーハングの下などの、環境物を目隠しに使うとハマりやすい。
埋め尽くした上での待受が基本戦術だが、自身があるなら裏道への出入り口に置いておきアラーム用に使うことで回り込んできた敵への警戒もできる。
というか、たまに壊されるのを嫌って置くことを躊躇する初心者がいるが、最低限お取りには使えるためどんどん置いて慣れよう。
特に慣れないうちは、積極的に敵メインルートの死角や味方タンクのそばに置き、”壊されたらそのときはその時”と考えたほうがいい。
まぁ、できれば敵の射線は通らない位置、つまり真正面にはおかずに曲がり角においたほうがいいが。
テレポーター:アビリティ
自分の目の前から、最大30m先までワープできるテレポーター装置を設置する。
この装置は味方ならば誰でも使用可能。
往復も可能で、敵に破壊されるかシンメトラ自身が破壊するまでは設置され続ける。
移動する足場などに置いた場合、40m以上2点間の距離が離れると自壊する。
HP : 50 + 300シールド(シールド分は攻撃を一定時間受けなければ自動回復)
クールダウン 装置破壊後12秒
すでに設置されている状態で再設置しようとすると、既存の設置された装置が破壊されクールダウンが始まる。
かつてはULTとして利用した超性能アビリティ。
これ一個でゲームが破壊されるぐらいにはチートな能力であり、シンメトラの真骨頂。
特にキャラ限定ショートカットが多いアサルトマップでは猛威をふるい、頭を使えば様々なチームプレイを可能とする。
ハナムラやテンプルオブアヌビスでは野良でも使いやすい定番設置位置があることで、「シンメトラを使えないDPSはDPSではない」とまで言わしめる強戦術を生み出した。
VCで連携が取れる場合更に大規模な戦術が選択可能で、様々なドラマをメイクしている。
問題は、野良では全員が「シンメトラのセオリー」をわかってないと戦術として使えないということか。
まぁ、戦術レベルで使わなくても
- 移動スキルを持たない味方を高台へショートカットさせる。
- 敵の後ろや目標内に置いて、全員で敵裏になだれ込む。
- 逃げ道を確保しておき、ピンチになったら全員で遠くへ逃走
- リスポンそばに置いて、復帰を手助けする
など様々な連携が可能になる汎用性の高い能力。
特にリスポンそばに置いておくのは、どのマップでも使えて一定以上の効果が見込めるため、
有効位置がわからない場合は初手で置いておくのが鉄則となっている。
フォトンバリア:ULT
耐久力4000の巨大盾を展開する。
盾は指定方向に対して、マップ全てを横断する。
維持時間12秒
設置前に再度ULTボタンを押すことで、展開方向を自分から見て水平か垂直かの2種類から選べる。
無限遠をもつ盾というだけで強いことがわかる、元サポーターの面目躍如なULT。
射撃戦での優位を取れ、味方はこの盾を行き来することで一方的に敵を攻撃できる。
また、盾を置いておくことで長距離スナイプを抑止することができ、チョークポイントや目標内を横断することで乱戦にも貢献できる。
無限遠であることを考えると、シンメトラはリスポーン内からも”射出”することができるため、最後のひと押しの際に死んでしまってもULTを抱えて負けることも少ない。
つまり、どこに自分が置き去りにされようと味方のマーカーに向かって”射出”すれば一定の貢献は果たせるわけだ。
ただ、耐久5000とはいえ有限であることには違いがなく、非常に稀ではあるが敵が盾を破壊してくることもある。
油断はしないでおこう。
弱点
- テレポはあれども機動力なし。広い戦線には対応しづらい。
- 遠間からヒット・アンド・アウェイされたり、遠距離攻撃で鴨打されると厳しい
- チャージに時間がかかるため、1回の死亡が大きく響く
- とっさに逃げる手段に欠けるため、一対一はかなり苦手。味方とともに動こう。
- 逃げ技もバースト技もないため突発的な出会い頭に弱い。
- 特に出会い頭最強アタッカーであるマクリーとドゥームフィストに弱いといえる。
特に気を付ける敵
- ドゥームフィストとマクリー
- 出会い頭1ターンで敵を殺す系ヒーロー。ドゥームフィストは自分から突っ込んできて、マクリーは裏取りしてくるシンメトラを待ち伏せる。
- ドゥームフィストは一撃離脱の雄であり、粘着されるとかなり厳しい。タレットで止めれなければ負け。タレットを置いても無視されてヒーラーが殺される事が多い。
- マクリーがいる場合は、あまり孤立せず味方の影からタンクを焼き払う作業に集中しよう。ただ彼は積極的にタレットを破壊してくるためシンメトラ的にはいるだけで面倒な敵。
- ファラ、ウィドウメイカー、アッシュなどの超遠距離攻撃
- 手の届かないところからの攻撃には成すすべがない。タレットをつかって牽制するなり、味方を支援するなりで間接的に倒すべき。
- また手の届く位置にいるタンクを殺して、あとは目標を人質に取るという手もある。ある程度近寄ってくれたらタレットを使って罠をはれる。
- 範囲攻撃や遠距離攻撃のアタッカー
- 巻き込まれると逃げる手段がない。またタレットも壊されやすい。味方タンクに守られながら敵タンクを倒そう。
- タレットが壊されるとかなり敵の進軍速度が上がる。
- 高火力アタッカー
- 近づかなくてはいけないが、近づいたら死ぬというジレンマに陥りやすい。これも味方タンクに助けを求め、守ってもらいながら戦うべきだろう。
- というか全てのダイブ系敵アタッカーと超遠距離系
- わかっている敵は、シンメトラのチャージが終わる前にさっさと殺しにかかってくる。
- タンクに守ってもらいながら戦術プランを立てよう。
- ウィンストン、D.VA、レッキング・ボール
- 高体力、高機動性、広い範囲への攻撃(タレット破壊)と苦手なもの勢ぞろい。1体1では少々分が悪い。
- ただ、図体はでかいのでMAXチャージなら簡単に焼き払える。飛び込んできたところを仲間と一緒に蒸発させよう。
- 全ての高機動系ヒーロー
- テレポーターはあるもののシンメトラ自身は足が遅い。戦線を広げられ、自分を無視されてヒーラーから殺されると身動きが取れない。
うまくなってきたら
- どこまで味方から離れてもいいのか、どうやって味方を守るのか。孤立しないために色々経験しよう
- テレポとタレットの配置には終わりがない。
- 敵の導線を見切れるようになると、更に角待ちや待ち伏せが捗る