ブラジルの貧困街で燻っていたDJは、リオの自由のために蜂起し、正義のレジスタンスとなった。
リオを自由のもとに開放した彼は、現在世界有数の有名DJだ。
ブラジルはリオデジャネイロの貧民街フラベラに、サッカーとホッケーと、そして何より音楽と自由を愛するDJがいた。
ルシオ・コレイア・ドス・サントス。
しかし、リオの町の自由と平和は暴力と策略で民衆から搾取を繰り返す大企業ヴィシュカー・コーポレーションによって狙われる。
ヴィシュカーはリオの再開発権利を暴力による恐喝で勝ち取り、その日からリオの町に自由はなくなった。
ルシオの父も、彼の発明した画期的な技術「音波テクノロジー」を強奪されることとなった。
怒りに震えるリオ市民は、結集してレジスタンスを組織しヴィシュカーに対抗。
その中でもルシオは父の発明品である「音波テクノロジー」を奪い返し、自らの力とした。
音楽の力でレジスタンスを導き、世界中で横暴を続ける企業を追い出した彼は、一夜にして世界中に名を轟かせることとなる。
ルシオは、音楽の力を信じている。
そして、この音波テクノロジーと自分の音楽の才能で、今の世の中を良い方向へ変えていけると信じているのだ。
俺のハートビートはブラジルとともにある
ココの連中はいつも俺を熱くさせてくれるんだ
あいつらとの足掻き、あいつらと迎えた大きな勝利
俺は、あいつらの「生きるエネルギー」を世界中の人たちと共有したい。
機動力があって死ににくく、逃げる敵を確実に屠り、全体回復やultの高アーマー付与で味方の生存にも大きく貢献できる。
攻撃も防衛も回復も逃走も、carryもピールも荒らしもアンカーも何もかも。
一人で何役もこなす超万能型ヒーラー。
それがDJルシオ・コレイア・ドス・サントス。
集団を率いてあのヴィシュカーから勝ちをもぎ取った戦績は伊達じゃなく、スペックにおけるポテンシャルが平均的に高く、しかもキレイにまとまっている。
特に機動能力が半端ではなく高く、あちらこちらで起こる小規模戦闘に全て横入り参加が可能で、そのため「他の戦闘に参加できる=キル数がTOP」になりやすい。
単体回復量ではマーシーやアナやモイラに劣るが、上手く3人以上へのヒールと低デス数を維持できればヒール金も取れる。
ヘッドライン撃ちを使えるようになるとダメージ金も狙っていける、まさに総合スペックの非常識なまでの高さが人気。
4金や5金も非常に取りやすい
ただし、その万能性は「局地的チート能力」が揃うこのゲームにおいて、爆発力に欠ける器用貧乏とも言える。
攻撃力はゼニヤッタやブリギッテに比べると物足りなく、ヒール量もメインヒーラーに比べると低い。
全ての「ミラクルプレイ」について高プレイヤースキルを要求する上、状況判断系スキルは常時高レベルを要求される。
「自チームよりもうまい相手」が敵にいると、ひっくり返す手段に欠け、どうしようもない場面が続くこととなる。
総じて手の広さと機動力を活かして、「プレイヤー自身の判断力と発想力」で戦うヒーロー。
間口は最も広く初心者歓迎easyヒーローだが、高ランク帯で戦うならば難易度が跳ね上がる高難度ヒーローと言える。
たまーに初心者帯にいるのが、クロスフェードで回復と速度のへ切り替えが行えることを知らない人。
画面に今何の音楽を鳴らしていて、味方何人に効果が出ているかが表示されているためちゃんと確認しよう。
基本戦術
ルシオは万能である
ルシオは、優れた状況認識を習得しなければならない多彩なサポートといえる。
なんでもできるということは、何を優先すべきか見えづらいとも言えるからだ。
例えばルシオの音楽は「回復」と「速度」を選べる。
双方ともに味方のちからを引上げるバフだが、ちゃんと状況を選んで頻繁にシフトしないと最大効率は得られない。
ルシオが音を奏でて味方へバフをしている時、ルシオはフリーである。
これは、「戦闘に参加するべきである」ことを意味する。
敵のULTや拘束から味方を保護し、プッシュを使って敵を一箇所にまとめ、視線を集めて囮となり、視界を切って敵の背後に忍び寄る。
ヘッドラインさえつかむことができれば、いつだってcarryDPSに変貌することもできる。
彼は「ヒーラーの仕事を熟しながら」なんでもできるし何にでもなれる。
それはつまり「今何を一番すべきか」を選ばないと最大効率は得られないということだ。
ルシオのダメージ出力は多くのヒーローより低く、彼のヒール能力はアナやマーシーに劣る。
しかし、それでもルシオはあらゆるチーム形態に於けるとても大切な選択肢となっている。
それは彼が何にでもなれるからだ。
ルシオの初心者用基本的な話
極力死なないこと
特にマーシーとルシオは、デス数が0に近づけば近づくほどいい。
5デス以上はしてはいけない。
初心者であればあるほど、極力突っ込まないようにしよう。
「後退」は非常に難しいテクニックである。
HPが100まで下がったら、さっさと壁に隠れて回復しよう。
というか、なれるまでは150切ったら一旦下がっていい。
基本は、味方集団の後衛またはタンクの後ろで飛び跳ねながら敵の塊にメインをうち続ける。
できればヘッドラインに沿って撃ちたい。
超低弾速の弾なので特定の一体を狙う行動は、完全に不向きである。
誰かを確殺したければ、孤立しているところを狙って、スピードブースト壁走りで近寄り密着HSを決めるのが基本となる。
で、動きは「壁を蹴り続けることで速度が上がる」ため、できれば絶えず動き回っておきたい。
敵の視界内で立ち止まったらルシオは死ぬ。
これだけは、たとえ初心者といえど肝に銘じておく必要がある。
狙う場所は敵塊でいいとして、問題は味方が散開した場合だ
一番いいのは機動力を活かして味方間を行き来すること。
で、「味方が戦っている敵を頭上か背後から強襲する」。
大切なのは「敵は味方の方を向いていてルシオに照準を向けていないこと」
コレがとても大事。
アンプはとりあえず、ヒールに使う。
速度アップのアンプは非常に強いけれど使い所に難儀する。
初心者帯ならば、とりあえずなれるまではヒール優先がいい。
音楽の入れ替えは頻繁に行う。
とりあえず、壁から離れる時、敵から逃げるときには速度UP。
アンプ時や速度がいらないときは回復UPと最初は思おう。
壁からけるときに速度アップを行うと、擬似的にジャンプ距離が伸び機動力が飛躍的に向上する。
なれるまでは使わなくてもいいが、慣れてきたらかべばしり中は回復、飛ぶ時は速度アップを事前に切り替えとすると、回復と機動力が両立しやすい。
足が空中にあるときに(地面にもついてなくて、壁も走ってない時)は、ジャンプ時の速度が加算される。
すなわち、ジャンプ直前に速度アップに切り替えれば、擬似的に速度が早くなるという寸法だ
とりあえず壁走りを使った立体起動は必須。
=>下記記事も参照
www.citrussin.com
ルシオの基本的な動き方
ルシオは、動き的にはGANKDPSといえる。
つまりオフェンスヒーローと同じような動き方になる。
ちゃんと2人以上で動き、敵を2人以上できれば3人以上で囲むこと。
ヒーラーなので単体ではかなり厳しい。
メインは撃ち続けでいい。
とりあえず照準はヘッドラインに置きたい。
敵の移動ルートや敵集団に向けて弾幕を張れるように慣れば自然にキル率が上昇するだろう。
リロードはこまめに。
隠れた時、視線を切った時、壁を走っている時、壁を登っている時。
敵を視界に入れていない時は、積極的にリロードすること。
サブをとっさに使いたい場面が多く、弾倉が空だと生死に関わる。
上記にも書いたが、一切止まらないこと。
ルシオ使いに一番大事なのは、機動力とどこに飛んでいっても何かするということだ。
適当に移動は流れるに身を任せよう。
特に初心者は、一切に執着せず、兎に角動き回ることを重視した方がいい。
最低でもジャンプボタンはちゃんとおしてぴょんぴょんし続けること。
壁に当たったら自動的に壁走りになるので、流れに身を任せて走り回ろう。
敵に的を絞らせないのが重要。
知っておいたほうが良い知識
- メイン
- 三連打
- 非常に大きな弾を非常に遅い弾速で撃つ
- 距離による減衰がなく、どこまでも飛んでいき、長い間宙に残るので、兎に角エリアを埋め尽くす感じでばらまくといい。
- 減衰なしの低弾速なので、距離が空いている立ち止まった敵に強い。
- 敵との距離を開けて弾をスパムするほうがキル率は高い
- 瀕死敵にはスピードサウンド壁走りで一気に差を詰めて密着3連打でトドメといこう。
- 最強はスピードブースト+壁登りで敵の背中に着地して、完全真裏死角からの密着連打。
- 下手すると最後まで敵はどこから攻撃されているかわからない。
- が、結構な高難度テクニック
- サブ
- オーバーウォッチヒーロー随一の使いやすいプッシュスキル
- 敵を味方から引き剥がしたり、敵を一箇所にまとめたり、崖から突き落としたりとかなり便利
- ダメージもあるので、トドメを与えるのにも便利。範囲が広く、即出のため兎に角瀕死敵にはサブとする場合も。
- 密着メイン=>サブ=>空中の敵にメイン連射で確殺とできることも多い。
- ただし、当然クールタイムがあるため、あんまりトドメに使いすぎるといざほんとうにプッシュが必要なときに使えないことが多々ある。便利な道具だからと言って頼り切らないように注意したい。
- 押された敵は同一角度からならば同じ位置に飛ぶので、照準の合わせ方さえ知っておけばメイン押し続けで3連ヘッドショットが自動で行える。慣れの問題。
- プッシュと同時にスピードサウンドジャンプバックで距離を開け、メイン連打し続けるのを繰り返すだけで、素人リーパーやメイは即死する。
- かなり使い勝手がよく、汎用性が高い能力なので、積極的に発展させていきたい。
- ラインハルトのチャージに当てることで進路をそらすことが可能。正面からカチあげるように当てるとハルトが浮くのでキャッチを回避できる点も嬉しい。
- 壁走り
- 速度が増加し壁を走る。ジャンプで離れる際に最大速になる
- 更にスピードブーストで大ジャンプを行う技があるが、まぁ基本講座なので割愛
- 壁を登ったり、回ったり、天井に張り付いたりと幾多のテクニックがある。
- 基本はこっち
- サウンド
- 周囲12m半径の味方と自分自身にバフを与える。
- 効果円は味方にも見える。神経質になる必要はない。
- 速度UPと継続回復の切り替え制。ラグなしで何度も切り替えられるので、かなり頻繁にカチカチ変える。
- 緑の速度と黄色の回復とオーラの色も異なる。
- 効果人数が照準に表示される。効率を目指すならば意識しよう。
- クールタイム有りのアンプでブーストが掛かる。時間制限有りだが回復はマーシー並みに。
- 味方との視界が壁等で遮られても、一定時間(1.5秒ぐらい?)はその味方にもバフを与える。
- 何度も味方を交互に範囲に入れることで、全体回復を実現できる。
- そのため、メインヒーラー役を任されるとかなり頻繁に味方間を行き来することになる。
- 基本は味方がオーラ内に入ってきてくれるので、初心者も安心
- アンプの使い方は正直初心者の範囲を超える。とりあえずなれるまではヒールアンプを積極的に使おう。
- 周囲12m半径の味方と自分自身にバフを与える。
- 正直初心者なら何となく使えばいいが、中級以上になるとかなり難しい状況判断を迫られる。使いこなすなら常に状況判断と敵視線確認を。
- 難しいことを考えずに、味方のもとに駆けつけて、一緒に敵を殴るのが初心者にはおすすめ。
弱点
- 高火力ではない。ヒールもアナマシモイラと比べるとかなり弱い。単純なる火力性能ではブリギッテやゼニヤッタに負ける。
- 汎用的と言えば聞こえがいいが、器用貧乏とも言える。
- 高機動ではあるが、モイラのようなワープスキルはない。粘着されると弱い。
- プレイヤーの知識量が物を言うため強くなるにはテクニックの習得がいる。
- 決して低コストとはいえない立体機動テクニックの習得が必須
- 生粋ヒーラーであるマーシー以上に状況判断を求められるケースも相次ぐ。
- 何となく使えるが使いこなすのは非常に難しい。ストラテジーゲーム的な戦い方とはgamesparkの言。
- どこまでも行けてしまう分、引き際が大事。まぁ、それはどのアタッカーにも言えることだが。
特に気を付ける敵
- タンク、バスティオン:
- 攻撃力が低いため対処に困る。
- 飛び越えヘッドショット(壁を利用して敵頭上を飛び越えながら密着でヘッドショットを連射する)ができるようになるとタレット以外は対応可能。
- タレットは、タレット壊し記事書いたので参照ください
- オーバーウォッチランクマッチ初心者講座【キャラ別タレット対策】誰でもできる全ヒーロー版タレットの壊し方 - citrussinのチラシの裏
- ウィンストン、タレット
- 回避系ヒーローなので自動追尾は非常に困る。一気に体力が削られる
- ゼニヤッタ
- 不和のオーブは自動追尾のため逃げられない。一瞬でとかされることも。
- ソンブラ、ドゥームフィスト、龍神ゲンジ、粘着トレーサー、レッキングボール
- ヒーラーの敵。それ以上でもそれ以下でもない。
- プッシュ以外の拒否技を持たないルシオは粘着に非常に弱い。急いで味方集団に避難しよう。
- 野良の時の味方
- ヒーラーの敵。無理なら見捨てる、行けるなら全力で救う。取捨選択はシビアに行おう。
- 特に回復が追いつかないタンク等の「敵の攻撃を浴びることが仕事の味方」へは、高回復系ヒーローに任せたい。
- PCならばチャットでヒールパック取ってくれ(plz take healpack)と叫ぶのもあり
うまくなってきたら
- 壁走りに終わりは無い。とりあえず実戦で「土踏まず」のトロフィーを狙ってみては?
高難度トロフィー=>ルシオの性能が強化され、かなり取りやすくなった。
- 逃げ方、当て方、侵略の仕方。研究することいっぱい
- 壁走りは壁から壁へ行う事ができるため死角を取るのが簡単。敵の視界を擬似的に想像できるようになると非常に強くなる。
- 音楽切り替えのタイミングが勝敗を決めるといって過言ではない。積極的な切り替えを。
- マップを熟知するとどこにでも行けるし、後ろ向きで動けるように。おってくる敵を逆にはめたり、追い詰めたりと手数が増える。