嘗てブラックウォッチに在籍し、今はオアシスの賢者にしてタロン内部評議会幹部という2つの顔を持つ研究者。
遺伝子の神秘に魅入られた狂気の科学者。リーパーが化物になった原因。
正義側(オーバーウォッチ)にも悪側(タロン)にも所属していたことのある稀有なヒーロー。
天才遺伝学者モイラ・オデオレインにとって大切なのは真理の探求である。
自身の研究がどのように悪用されようと、自分を支援するものが悪だろうと正義だろうと、この世の行末がどうなろうと関係はない。
彼女は正義でも悪でもない。ただただ科学の神秘に魅せられた狂気の科学者なのだ。
モイラは「人間を遺伝子レベルから創り変える」論文を学会に発表したが、その異端性や倫理が欠如した内容にバッシングを受け、学会から追い出された。
しかしブラックウォッチのリーダー:ガブリエル・レイエスによって密かにブラックウォッチに参加。
人体実験を含むあらゆる非合法の実験により、「人を人為的に進化させる」技術を発明し、レイエスを含むブラックウォッチの何人かと、自分自身を人外へと造り替えた。
オーバーウォッチ解散後は、タロンが彼女を支援し、オアシスも彼女の頭脳を欲して遺伝子学省庁の重鎮の座を与えた。
今まで日の目を見ることがなかったモイラの研究が、今再び表舞台で花咲こうとしている。
「科学が、真実を解き明かす」
シーズン7で追加された新ヒーラー。
- 「もっとヒーラープレイに多様性がほしい」というユーザーからの要求
- 「既存のヒーラー(ルシマシゼニアナ)は全員
良い子ちゃん すぎるので、退廃的で不道徳なヒーラーがほしいよね」という開発者側の提案 - 「そろそろブラックウォッチの闇やリーパーが化物になった理由も明かしたいよね」という世界観拡充のための方針
の3つが合致して生まれたキャラクター。
モイラは狂気の科学者であり倫理観は欠如しているが、ただただ科学への真摯な思いが暴走したキャラであり正義でも悪でもないという点も抑えておくとキャラ理解が深まる。
”自身への人体実験によって変質した右手”が特徴だが、コンセプトアートでは”触手のような4本のアームが生えている”というもっと直裁的な見た目だった
- 公式発表トレーラーからアーリーコンセプトアート図を一枚スクショ
キャラ性能は、超攻撃的かつ超回復持ちだが、紙装甲というバランス。
条件付きとは言えマーシーを超えるヒール力、ゼニヤッタやルシオに迫る攻撃性能、ヒーラー内で随一の汎用性を誇る逃走スキルを持つが、全ヒーラー中最低レベルのチームサバイバビリティーとサポートとしては致命的なまでの味方フォロー用手段の欠如がネック。劣勢時のチーム維持能力が弱い。
初心者モイラの特徴として「やたらキル率を誇るが、ヒールタイミングがひどすぎる(もしくはノーヒール)」というのがある。
うまく使えば4金メダル(ダメージ以外全ての金)を狙いやすい超強力なキャラだが、立ち回りをミスればあっという間にチームが崩壊し全滅させられてしまうだろう。
最初は味方タンクのそばを常に離れず、タンクの影から敵へ攻撃を加えて行く形になりやすい。
逃げる瀕死敵へ追尾メインと反射オーブにより絶対的なキルチャンスを稼げ、傷ついたタンクをマーシー以上の回復力で見逃さずに回復していれば大活躍マチガイナシ。
反面防御系や味方補助系スキルに欠け、劣勢時や敵押し込み、または孤立するようなシーンでは圧倒的に不利になりやすい。
タンクの死=自分の死と心得よう。
基本戦術
モイラはその圧倒的攻撃力(キル能力)に目をやられがちだが、ヒーラーとしては致命的な弱点も抱えている。
言い方を変えれば、
ヒールもできる積極的な攻撃ヒーローと思われがちだが、ちゃんと敵と味方の勢いを確認する必要があるヒーロー。
と言ってもいい。
利点と欠点をきっちり把握しておくことが勝利への鍵と言える。
モイラの利点
基本は「敵にヘイトをされない限り最強」だと思おう。
自身への攻撃が来ない限りはモイラの優位は揺るがない。
常に味方から離れずメインと反射オーブで敵を削り続け、ワンチャンスが生まれたらフェードの圧倒的移動能力を持って敵のバックラインへ侵入、逃げる瀕死敵を即狩りする。
そして圧倒的なヒール能力で味方を生存させ、再度ワンチャンスを狙う。
攻撃能力では特に「敵へダメージを与えている間は自身が回復する」という点と「誘導20m攻撃」という点が非常に大きく、多くのヒーローに対して1v1の状況で何かと有利が取りやすい。
そして、フェード+無限弾数通常攻撃が瀕死敵の生存を一切許さない。
囲まれなければいいので、意外とフェード突撃でも生き残って帰ってきやすいのも嬉しい。
できれば味方タンクにも一緒に突撃してほしいというのはあるが、野良ではちゃんと単体でも帰ってこれるプランを用意しておこう。
更にオーブの性能と、フェードの敵背後への侵入性能が高いため、「狭い一室にこもった敵集団を狩り尽くす」というシーンも多い。
モイラの監視下で下手に小部屋に逃げた敵は、一瞬で体力を奪われることになる。
総じてワンチャンスを逃さずに狩れるかが大事で、そのための選択肢が非常に多いキャラクター。
ただし、チャンスまでちゃんと待てる忍耐力も必要。
チャンスを伺っている最中にじれて突撃すれば、あっという間に死んでしまうことも多いので気をつけよう。
初心者は心配であればタンクの影から延々と”盾の影から離れたフランク”をメインで攻撃、適宜タンクを回復援護し、溜まり次第攻撃/回復オーブを撃っていこう。
攻撃オーブのほうが敵狩りスピードが速いが、回復力が足りなければ回復オーブ優先。メインのリソースメーターやタンクのHP減少率と相談しよう。
無理にフェード裏取りする必要は一切ない。
ある程度慣れてきて手持ち無沙汰が増えたら、敵後衛の瀕死にフェード突撃してみるというのも楽しい。ぐらいの気持ちでOK。
集団戦ではタンクの背後や、前進するDPSの後ろについて援護しながら攻撃参加するのがおすすめ。
もし使い方がわかってきたら、相方ヒーラー(アナやマーシーの相方高ヒールが必須)にタンクヒールを任せ、脇道から敵盾を迂回するフランクDPSに随行してもいいだろう。
- ちょっと一試合の初めの方を動画にとってみた。こんなかんじ。相方はリーパーがベター。
常に複数VS単体を意識して、2人以上で敵をボコり、敵フランク(横から攻撃しようとする敵)を牽制し、ワンチャンスあればフェード出張を絡めて、動きに慣れていくのがいいだろう。
モイラの弱点
非常に大きい攻撃能力とマーシーを超えるヒール能力を持つ彼女だが、反面「味方へのサポート(フォロー)アビリティが少ない」という弱点も持つ。
というか、「サバイバリティーが圧倒的に低い」というか、「ヒーラーとしては一枚落ちる」というか。
彼女は他のサポートのような、「修羅場時に実用的な”味方救出能力”を持っていない」といってもいい。
大抵の修羅場時は、先んじて一人でフェード逃走することになる。
さらに言えば、自身を巻き込むような範囲を巻き込むスプラッシュやAOE攻撃に弱いという点も声を大にして言いたい。
動き回る味方への回復当にエイムが必要なことも相まって、「自分だけはフェードで生き残っている。しかし味方は全滅しており何にもできない」という場面が往々にして出現しやすい。
そこには多様な問題があるのだが一例を出そう。
モイラは味方への回復は常に「敵を攻撃してリソースをチャージしないといけない」という制約があり、自身の回復も「敵に攻撃してはじめて得られる」という問題点がある。
ヒーラーとしての圧倒的死にやすさは、実力伯仲の試合では大きな弱点となる。
乱戦時に味方と一緒に行動しないとすぐ死ぬが、味方共々を巻き込む範囲攻撃をされると「攻撃して自身の回復か、タンクをヒールするか」の選択肢が常につきまとい、ジリジリと全体のHP不利になっていく。
そう、モイラは(自分を含め)回復するためには攻撃しないといけないが、攻撃していると回復できない
ここを解決しない限り、「どんなに頑張ってもどうしようもない」場面が出てくる。
相方にルシオやマーシーを起用する。敵ヒーラーを居の一に刈り取る。素早くULTを貯めるなどのチームによる相互フォロー&相互連携が求められるわけだ。
チームの相互フォロー・・・野良は当然、チームでも敵実力差によっては運だよりになる概念である。
勝利を引き寄せるためのとても重要な概念なんだけどね・・・・
例えば他ヒーラーは自分と味方を同時に回復できる
マーシー、ルシオ、ゼニヤッタは自己自動回復。アナはグレネード巻き込みで対応可能。
しかし、モイラは自身の回復と味方の回復を天秤にかけなければならない
例えば他ヒーラーは瀕死時に隠れて自己回復が素早くできる
マーシー、ルシオはパッシブで、ゼニヤッタは150シールドの3秒回復、アナはグレネード。
そもそもゼニとアナは敵からずっと遠い場所で攻撃できるから、側にヒールパックをおいて置ける。
しかし、モイラは長いCTのオーブを使っても全快に時間がかかり、立ち位置も敵近くに位置取る必要がある。
自分を優先すれば、味方が壊滅して敵に囲まれ死ぬ。
チームを優先すれば、自分が死んでチームのヒール力が足りなくなる。
キルを優先すれば、味方の体力が瀕死になる
ヒールを優先すれば、リソースが底を尽きる。
視野が狭い人や独りよがりなプレイでモイラを使えば「オレは頑張ってるのに、なぜか味方がミスして死んでいく」なんて気持ちにもなるかもしれない。
「めっちゃ活躍しているのに、勝率がさがる」なんてことも十分起こりうる。
味方のミスをフォローできない上に、自身のミスは味方にフォローしてもらうしか無いというのは、キャリーDPSにしか許されないわがままだ。(キャリー系DPSは、素早い敵キルがお仕事兼味方へのフォローになっているため、特段味方のフォローに回らなくてもチームが回る)
少なくともヒーラーの立場で言っていい言葉ではない。
ヒーラーとしては、状況判断の的確さと視界の広さが求められるヒーローとも言える。
しかしシンメトラのようなサポートもできるDPSとして運用してみると単体火力が弱すぎる。
DPSしたかったら素直にDPSロールを選ぼう。
どうしてもヒーラー立ち回りが理解できずモイラでDPSチックなプレイをしてしまうなら、アナかマーシーを相方に選んでもらうといい。
多少ヒーラーの立ち回りや判断を失敗しても、相方がフォローに回ってくれやすい。
- アナモイラが流行の兆しなので、一応雑感書きました
初心者おすすめ戦法例
モイラはヒーラーである
特に相方が低ヒール系ヒーローの場合は、3回ぐらい心のなかで復唱してからゲームスタートしよう。
アナやマーシーの場合は初手をドジってもタンクが生き残るため、なんとかなる。
ヒールを疎かにして地獄を見るのはチームメイトだ。
ここで、モイラ自身には何の影響もないことも初心者が敗北する要因に拍車をかけている(´・ω・`)
っていうか、「味方と勝敗を犠牲にするとより5金を取りやすくなる」って言っても過言じゃない。
初心者向けの使い方としては、
- そばに来た味方DPSやヒーラーにはヒールを一瞬だけふりかけておく(リジェネが発動する)
- 味方を維持しながら、瀕死になった敵をサブで食う
- 敵タンクに向けてサブでリソース補充調整
- 攻撃オーブは、味方が敵と接触していない時。味方と敵が接触したらヒールオーブ。
- 特に室内。三回以上は反射させたい。
- ULTは使い捨て。タンクの真後ろから貫通して敵に当てる感じで放つ。
の5点を推したい。
囲まれた場所での乱戦が多いコントロールやポイントキャプチャでは無類の回復力を誇り、キチガイじみたキル力を叩き出す。
特にDPSへの定期的なリジェネ付与(一瞬でもいいのでヒールを当てる)はチーム生存力につながる。
当て続けなくていいのでリソースも食わない。
戦術レシピとしては
- 本格衝突前に攻撃オーブを投げて置く
- タンク中心にヒールをふりかけつつ、敵にサブでちょっかいを掛ける
- ワンポイント: ヒールは照準を振ってふりかけることで範囲が広がるYO.
- DPSにはちょい当てでも50heal/3secが確定するから、触れさせる程度に振り回そう!
- サブは意外と当てにくいので、ちょっかい掛ける程度でOK。調子乗って前に出ないように気をつけよう。
- 敵タンクの盾がなくなったらでいいので、タンクに2秒ほどサブを当てて回復リソースは常に補充する
- ワンポイント:盾持ち以外は餌。逃走したゴリラとブタとD.VAは特に餌。
- オーブCTが溜まり次第、角や狭い壁同士に連続反射させる角度でオブを投げる。
- 2,3,4を繰り返す。もし自分のHPが100近くならフェードで近くのヒールパックを取る。
- 事態が推移し、
- 敵タンクが壊滅し、ヒーラーがモロ出しになったら
- 味方が瀕死でない(MAXHP近く)ならば、攻撃オーブを投げつつサブで殺す
- 攻撃オーブ+サブでHPMAXマーシーが2秒で死ぬ。
- 味方や自身がダメージを受けているならば、回復オーブを投げつつサブで殺す
- 味方が狙っている敵を横合いから狙うといい。
- 味方が瀕死ならば、回復オーブを投げつつメインで回りを回復
- 回復オーブでかなりの安全が取れるため、タンクをメイン回復した後はサブで攻撃に回ってもいい。
- 敵が戻ってくる前に、敵リスポンーメインルート方向に反射角度を気をつけつつ攻撃オーブを投げる
- ULTため。
- 味方が瀕死でない(MAXHP近く)ならば、攻撃オーブを投げつつサブで殺す
- 味方タンクが崩壊したら
- どんなときでもフェードで全速後退。敵危険範囲から逃れる。
- DPS側壁へ回復オーブは投げておくこと。
- チームが崩壊したら急いで更に後退してチーム合流。
- 敵タンクが壊滅し、ヒーラーがモロ出しになったら
という内弁慶ヒーラープレイが最初はおすすめ。
モイラは劣勢では非常に弱い。
味方に削ってもらって、横合いからごっちゃんキルをいただこう。
重要な項目を大声で言うと
- 乱戦時回復オーブが近くに滞在していないとモイラが死ぬ.
- サブは瀕死敵の削り用か敵タンクへのヒール補充が安牌で、自己回復につかう暇がない。
- 20mは意外と短いので、攻撃に夢中にならないように。定期的に後ろを気にしよう。自信がないなら向かってきた敵だけを相手にすること
- モイラはDPSではない
重要なテクニックを普通の声で言うと
- ヒールのリジェネ効果が意外と大きな回復手段
- ULT時は、可能ならば発射前にオーブを投げておこう。
- 攻撃オーブはULT貯め専用と割り切ろう。100%ならば投げる必要性はない
- ULTは貴重な追加ヒール枠。自身も回復できる
- フェードで戦域離脱をして、乱戦を外から俯瞰するのも重要。
- 回復オーブを前に投げつつ、フェード前ダッシュを行うことで移動しながら若干自己回復が可能。そのままなだれ込むことで回復オーブをそばに置きつつ攻撃参加も可能。
- 攻撃オーブ+サブが敵ヒーラーキルにもってこい。間違いなくゲンジorマーシーキラーの最前線ヒーロー。
多くのモイラが”攻撃オーブだけ使う”とか”敵を倒すまで追っかける”という非常に危険なプレイをしているが、ヒールオーブがないと回復が回らない。
それどころかモイラ自身も死にやすくなるので、ヒールオーブをとにかく投げることを意識した方がいい。
何度も言うが攻撃オーブはULT貯め用と割り切れ。
知っておいたほうが良い各スキル知識
バイオティック・グラスプ(メインサブ)
メイン:回復スキル
メインは味方には80ヒールを与える範囲回復。
範囲は長さ15m半径1mの円柱。重なったり、縦に伸びた味方集団への回復時が最高効率。
範囲スキルなので味方が重なっていれば、3人同時ヒールなんてのも可能。
特に室内でヒールした場合は80*5人=400HoTと、マーシーULTと同程度のヒール力を得るという超スペック。
リソース性で、サブで敵を攻撃するとリソースが回復、メインを押すとリソースを消費して味方を回復する
最大チャージ時9秒間の連続治癒が可能。
リソースは何も攻撃していなくても、徐々に回復する。その場合約45-50秒で100%に戻る。
ただし、誰も回復できていなくても吹き出している限りリソースを消費する。
空中に吹き出し続け、いざ味方が必要になったときにはリソースがない!なんてことが無いように気をつけよう。
一度当てると切り離しても50heal/3secの追加ヒール(リジェネ付与)が発生
忙しい時や、リソースが足りないときはタップヒール(当てては切る)で回復するなどテクニックを活用しよう。
特に、飛び込もうとしている味方には一瞬でも良いからヒールを当てておくとよい。
ていうかDPSにはこのリジェネで十分。
また、サブにも注記するが結構エイムが必要。
ウィンストンやゲンジの暴れについていけない可能性があるため、どちらかと言えばゴリラ飼育員にはマーシーのほうが向いている。
ゲンジに至っては、アナとモイラは飼育できない。
=>回復オーブ&グレ&ヒールパックでやれないわけではない
=>オーバーウォッチ戦術研究雑感:今(たぶん)流行の兆しがあるモイラ-アナコンビの雑感 - citrussinのチラシの裏
素直にルシマシゼニを用意するか、ゲンジがちゃんとヒールパックを取れるナイスガイであることを祈った方がいい。
重なった味方への圧倒的ヒールが持ち味なので、できればどっしり構える系のタンク(ラインハルトやオリーサ、ザリアやブタ)とコンビを組みたい。
ブタ+ラインハルトを同時にMAX回復できるのはモイラだけ。
裏取りコンビもトレゲンソンブラファラより、リーパーやドゥームフィストとの相性が圧倒的にいい。
更に大きな弱点として、継続性が低い。
ちゃんと言えば、
他全てのヒーラーは味方のヒールを半自動で行うが、モイラはそれが乏しい。
味方がいなくてもばら撒けるので、「本当に味方に届いているのか」がかなりわかりにくい点も辛い。
とはいえ、回復オーブもこのメインヒールも範囲にたいして大幅なヒールを与える。
的確に使っていれば、その圧倒的回復力により「側の味方をモイラが見殺しにすることはほぼありえない」といえるヒール性能。
まぁその強大な力も、リソース性なうえ継続性が低いこととのトレードオフ。
自身と味方両方を同時に攻撃されるスプラッシュに非常に弱いのでくれぐれも注意。
サブ:攻撃スキル
20m微弱追尾。
ほとんど追尾しないので、移動スティックで前後左右しながらヒット音が鳴るかどうかで位置調整しよう。
間違っても方向スティックを動かすのはやめておけ
すぐに外れるから。
左右に横ステップしながら、敵に照準をくぐらす感じでチキチキ当てていこう。
ヒット音が消えたら調整って感じ。
照準に一番近い敵へロックし、50ダメージ/secのDOTを与える。
また、敵ヒーロー本体への攻撃時は追加でメインリソースの補充と、モイラ自身に33heal/secの自己回復を与える。
弾数無限の、超攻撃スペックをもつ絶対的アサシネイトスキル。
瀕死の敵、飛び回るハエ、マーシーとルシオを殺す。
追尾は微弱でシンメトラよりも余裕幅は圧倒的に少ない。ある程度敵に合わせて照準を動かす必要がある。
メインは(その圧倒的ヒール力とのトレードなのか)リソース性のため、頻繁にこの攻撃でリソースを回復させる必要があるため、積極的な利用が求められる
またヒーラーにとっていちばん大切な「自身へのヒール」もこの攻撃(とオーブ)頼み。
20m追尾は非常に広範囲への攻撃を可能としているため、ファラやマーシー、フランクDPSへの牽制兼キルが可能。
積極的に盾の影から離れた敵を削ろう
モイラのサブは驚くほど簡単にフランク敵を突き刺すことができ、逃走へのオーブ利用も加えると、敵は容易にフランクできなくなる。
特にファラマーシーへの絶対的カウンター
バイオオーブ(スキル)
壁反射する攻撃/回復オーブを投げる。投げる時に攻撃/回復を選択可能。
- 通過時周囲5m半径(意外と狭いため注意)の敵/味方に攻撃/回復を与える。50/75の秒間攻撃(dot)/秒間回復(hot)。
- 速度は速いが、ターゲット側に近づいたときは0.5秒間スピードがゆっくりになる。
- つまり25/38のdot/hotが確約される。
- 満タンの味方は無視されるため、スピードは変わらない。
- モイラ自身も回復する
- ターゲット人数に縛りはないが、200ダメージ/300ヒールするか10秒でオーブ消滅
- 壁でバウンドする回数も一切制限なし。スカッシュのように壁同士で前後し続けるのも可能。
- 打ち出し前に再度スキルボタンを押してキャンセル可能。
- この攻撃では、メインのリソースを補充しない
- メイの氷壁は通り抜ける。反射はしないが攻撃オーブで逃げたメイは殺せるし、閉じ込められたタンクを救える(かも知れない)
- D.VAはディフェンスマトリクスで削除可能。
- ゲンジは木の葉返しで反射可能
対室内、対囲まれた区域に対して凄まじい効果を及ぼすスキル。
下手に投げると明後日の方向に飛んで行くため、なれない内は向かい合った壁に反射し続けるように投げると良い。
室内に逃げた瀕死敵は残らずモイラのキル率へと貢献する。
ただ、200ダメージよりも300ヒールのほうが多くの場面で有用
特に上記で上げたモイラの弱点を鑑みると、このオーブで味方を回復しつつ攻撃して自己回復&リソース補充を行いたい場面が多い。
悩むならば回復オーブを投げよう
また、遠くで戦っている味方の援護に、オーブを投げつつ一緒に突撃するのもよいだろう。
自身を回復しつつ、味方を素早く回復援護できる。
攻撃は当然室内や壁裏へ逃亡した敵の刈り取りに使いやすいが、他にもULTを貯めるという大きな目的にも使える。
敵集団(特に盾を構えたタンクの後ろ)に投げ込むことで、200ダメージが確実に稼げ、10%ほどULTメーターが貯まる。
集団硬直状態や、残りメーターがわずかのときは利用してULT合戦に勝利するのが良い。
攻撃にも回復にも非常に強力な武器だが、クールダウンが長い(10秒)こと、キャストタイムがあること、サブリソース回復が間に合わない可能性があることも留意しよう。
すなわち、瀕死味方のフォロー=>オーブ=>サブの順が適切な場面が多いということだ。
マーシーやルシオと違い、側の味方が死ぬとどうしようもない。
フェード(スキル)
無敵移動+敵からの視認阻害+高速移動を極短時間行えるスキル。
リーパーのレイスフォーム&ソンブラのステルス
その速度から、早速エッジブーストテクニックの餌食となった。
- D3watch(外部サイト)さんの記事
- ツイッターの雑談で撮ったフェードエッジブースト
こんな感じに、なんか確かに(個人感だけど)下向くほうがやりやすい。
— citrussin (@sinensis197) 2017年11月20日
実践では上向かないといけないから練習必須だけど pic.twitter.com/dkeLpQSUqB
- エッジブーストの全般的な説明
敵の背後取り、脇道へのステルス移動、孤立した敵の刈り取り、フランクへのカウンターと様々な有意が得られる立ち回りスキル。
フェード中は自由に移動でき、旋回後退ジャンプ停止などなど一切の妨げはない。
逆にモイラは移動以外出来ないが、ヒールパック取得やAOE回復(自身のオーブも含む)の恩恵は受けられるため安心しよう。
逃走にも攻撃にも使える使い勝手の良いスキル。
効果の終わりにジャンプすることで、ちょっと移動距離が増えるのでマップショートカットスキルとしても便利。
エッジブーストジャンプで垂直ジャンプや三角飛びも可能だがこちらは修正される可能性もある。
(エッジブースト以外では)垂直移動出来ないのでそこは注意。
逆に言えば、落下せず空中を走ることも可能。
ルシオプッシュなどで空中に放り出されても戻ってこれる。
用途も多岐に及び、一例として
- 致死的なダメージからの脱出
- 敵から離脱
- 立ち回り位置の仕切り直し
- ワンチャンスでの敵後衛やヒーラー側への強襲
- 敵タンク裏への直通
- ザリアULTからの脱出
など枚挙に暇がない。
いずれにせよううまく使っていきたいスキル。
コアレッセンス(ULT)
モイラのULTスキル
融合という意味。
攻撃参加ヒーラーという都合上ULTが非常に早く貯まるため、遠慮なく使い捨てよう
キャストタイムが若干秒あり、しかもHoTのため、死にかけ味方タンクを見てから出しても間に合わない場合が圧倒的に多い。
名前の通り、8秒間ヒールとダメージの2つが重なった巨大ビーム(ゲロビ)を撃ち、自身には微量の自己回復と移動速度バフを与える。
起動中でも自由に動けるので、ちゃんと動き回ろうね
30m全てのターゲット(貫通)に、味方には140heal/secのHoT、敵には70ダメージ/secのDOTを与える。
ついでに、自身に50heal/secの自己回復を与えるが、味方へのHoTは自身には提供されないため注意。
長さは30m。
幅は実は半径1mほどで、意外と横幅の影響がない(エフェクト詐欺)
見た目浮いているけど、これは単なるアニメーションで、実際浮いているわけではない。奈落には余裕で落下する。こっちもエフェクト詐欺
攻撃は瀕死敵の刈り取り及び、敵ヒーラーの継続ヒールを阻害するものと考えたほうが良い。
140ヒールを進行ルートに置けるので、味方は一切HP減りを気にせず敵に襲いかかれる。
ココらへんを考えると、やっぱりモイラはヒーラーなんだなぁと思います。
とはいえ、敵ULTから味方を救うようなヒール量ではない
使い所としては、味方のプッシュを助ける攻勢用ULTと考えよう。
守備や救出用として使うのはあまりよろしくなく、味方のULTや全員での乱戦突入、味方のダイブ突撃に合わせて使うと良い。
守備用に使うぐらいならその時点では温存して、リグループしてからぶっ放すほうが何かと有利が取りやすい。
まぁ、適当に吐いてもすぐに貯まるから気にしなくていいけど
弱点
- 自己回復と味方へのヒールが同時にしづらい
- 防戦の修羅場時や押し込まれた時に弱い。
- 垂直への動きがしづらいため、高台や障害物向こうの味方へのフォローが遅れやすい
- 特に高台+地面下に分離した挟み撃ち戦略やファラやD.VAを擁するチームの場合、高台の味方へは回復行動がとりづらい。
- 味方援護型であるがゆえに、スプラッシュやAOEに弱い
- 一緒にダメージを食らうと、HP総量戦で負ける
- 距離をとりづらい
- 遠距離サポート(アナ、ゼニ)や高機動サポート(ルシ、マシ)と違ってフェードは全力逃走には頼りなく、常に立ち位置のセンスが求められる
- また、リソース型ヒールスキルの都合上、常時敵有効攻撃距離に位置取る必要があり、死ぬ危険性が常に高い。
- 敵を攻撃しなければならない都合上、盾に弱い
- ラインハルトとオリーサとゴリラの盾に阻まれると、一気にヒール量が足りなくなる
- 特にゴリラは全天を覆うのでフランクしてもリソースを補充できない。
- 幸い攻撃オーブ&ULTが盾への特攻なので、攻撃オーブでULTをタメてブッパすると良い。(ゴリラは頑張れ)
- 決して単体での火力は高くない。いつでも敵の”最後の1削り”ができるといった攻撃能力(キル力)が高いだけ
- こいつは”ヒーラー”である。まさかとは思うが、一人で敵を殺せる!なんて勘違いはしないように。
特に気を付ける敵
- AOEやスプラッシュ持ち
- 特にファラ、ジャンクラット、ウィンストン、シンメトラ、モイラ
- 20m以遠のDPS
- 特に76,マクリー、ハンゾー、ウィドウ、ロードホッグ、モイラ
- ザリアもMAXチャージ時は非常に危険
- 盾
- ラインハルトとオリーサをメインタンクにされると、ヒールリソースが足りなくなる。
- 盾をどう攻略するかはちゃんと考えよう
- ゲンジとD.VA
- オーブの反射と削除。
- 特にゲンジはオーブを反射してくるので要注意。
- オーブが無いとかなり厳しい戦いになるので、敵にいる場合は位置取りに気を配ろう。
うまくなってきたら
- チャンスメイクやチャンスを見逃さない目と立ち回りを研究しよう
- 周りが見えないならば、マーシーやルシオで訓練するのも有り。
- 意外とヒール可用範囲が狭い(特に縦方向)ため、ヒール立ち回りを研究するべし
- およそ数秒後に一番瀕死になる味方がわかるようになると動きやすくなります。
- モイラにとって鬼門である「タンク盾」の回避方法を編み出そう
- 攻撃オーブでULTを急いで貯める、フェードで一瞬だけフランクする、いっそDPSについてコンビ裏取りを敢行するなどなど。
- ファラマーシーは絶対落とすこと。
- とはいえ火力は無い。味方のマーシー落としに合わせてごっちゃんキルしよう。
関係性のある他ヒーロー
- リーパー
- 元上司にして、元被検体にして、現在の同僚。
- ドゥームフィスト
- 現在の上司。モイラは今はドゥームフィストの派閥としてタロン内部評議会所属。
- マクリー
- 元ブラックウォッチ同僚メンバー。
- ゲームで一緒に組むと掛け合いがある。
- マクリー「俺は馬鹿だ。あんたなんか雇うんじゃなかった。」
- モイラ「最初の発言(マクリーが馬鹿だということ)は否定しないが、私を雇ったのは英断だったよ」
- ゲンジ
- 元ブラックウォッチ同僚メンバー。
- ソンブラ
- 現在のタロンの同僚。
- ウィドウメイカー
- 現在のタロンの同僚。
- ゲーム内で同じチームになると掛け合いがあり、ウィドウの”人体改造”にモイラが手を加えたような仄めかしがある。
- トールビョーン
- トールビョーンは、自身の発明が悪用されることに心を痛めヒーローして立ち上がった。
- 自分の発明の利用方法に頓着せず、結果タロンに組みしているモイラとは完全に真逆の立脚点を持つヒーローと言える。
- オリーサ
- 人間が科学で創造した人造の個性であり、その神秘にモイラが興味を示している
- マーシー
- 良くも悪くも互いに意識している科学者。ともに元オーバーウォッチの医療関係者であり、女性科学者と共通点は多いが、その根幹は水と油。
- ゲーム内でも相互特殊セリフや掛け合いがあり、オアシスのモイラの研究室にはマーシーの論文が置かれている。
- また、公式から「まだ明かせないが、モイラとマーシーの間には色々と因縁がある」とのこと
- ゼニヤッタ
- 複数の掛け合いがあり、
- 曰く「魂を持つ機械の存在」や「虹彩のオーブ」が不可思議であり、その神秘が知りたいとのこと。
- (ゲーム内掛け合いで)ゼニヤッタからは「もともと存在とは不思議なものだろ?」と体よくかわされた。