citrussinのチラシの裏

ゲームや読書感想、日々のことを適当につづる日記。TwitterID @sinensis197

オーバーウォッチキャラ別講座:バティストの基本的な使い方

バティスト

自らの過ちに気づき、タロンから脱走した元タロン戦闘員。
タロンの刺客と渡り合うサバイバリストにしてコンバットメディック。

「過去の行いを消すことはできない。重要なのは今何をするかだ」
ジャン=バティスト・オーギュスタンは、クライシスによって生まれた多くの戦争孤児たちの一人であり、戦火と混乱の中で育った。
そして困窮する生活から脱出するために、地元の軍に就職し、カリブ海連合に所属する特殊部隊の衛生兵となった。
彼は普通の男だった。
豚のグリル焼きとトロピカルドリンクが好きで、氷をガリガリ食べながら一服するのが大好きで、「人の命を助けたい」と願う普通の男だった。
だが特殊任務が終わり、連合から解雇された彼は働き口をもとめて一般企業に就職する。
「国際平和維持活動」を謳う、一見ありふれた傭兵家業。
だが、その組織の名はタロンといった。
「人を救う仕事と多額の報酬」に満足していた彼は、タロンの悪意に気が付かなかった。
ちょっとづつ、気が付かない程度に。
だが着実に任務内容は陰惨なものに変わっていき、いつの間にかバティストは立派なテロリストとなっていた。
普通の男が、医者になりたがった男が、手を真っ赤に染めて、誰かの大切なものを破壊する。
気がついたときには取り返しのつかないところまで来ていた。

しかし、取り返しがつかなくても、今から積み上げることはできる。
バティストはタロンからの脱退を決意する。
多くの秘密を知るバティストの脱退をタロンは拒んだが、彼は無理やりタロンから脱走した。
潜伏した彼を粛清すべくタロンから多くの刺客が放たれたがそのすべてを撃退。
バティストは逃亡生活を続けながら旅し、やがて自らの贖罪のために世界中で人道援助活動に参加するようになった。
かつてテロリストであった男は今、戦争で被害を受けた人々のためにその力を振う。


オーバーウォッチで30人目となるプレイアブルキャラクター。
カリブ海連合時代に闇市や連合内で集めた兵器コレクションと、タロン時代にくすねた試作兵器を組み合わせて戦う。
テロ組織の構成員は案外普通の人であり、そういう人がある種のイデオロギーに巻き込まれ、引き返せないところまで至るというキャラクター。
「元タロン」という立ち位置で、今まで謎の組織であったタロンをストーリーにつなぐ重要な役割を持つ。
例えば、ソンブラとはタロン時代に友人であったことが明かされている。

大ジャンプで上空から支援、着地して地上から支援と縦方向を行き来する中距離コンバットメディック。
CTなしの体術は、様々な障壁を飛び越えて・・・・・味方をヒールできる
「無敵エリア」という特徴的な能力も素晴らしく、窮地から味方を生存させる能力はトップクラスといえる。
だが、自己防衛のためのスキルがほとんどなく、しかも全て味方への支援とのトレードオフ。
回復弾の癖も強く、そのためポジショニングをきちんとしないと味方に当たらない。
その上、定位置になりやすいポジション(高所)は孤立しやすく狙われやすい場所なので、かなり死にやすい。
よってカバーリングなどの立ち回りやリスクヘッジをしっかり固めないと常に死亡リスクを背負うことになる。
そのため意外と使うために考えることが多く、オーバーウォッチ公式サイトでも使用難度がシマダ兄弟と同じく最高難度になっている。



キャラ概要

高いアクション性を持ち、アクロバティックに味方の維持をこなす衛生兵。
固有のスキル「無敵フィールド」はどんな状況でも役立つ凶悪さ。
タロンや闇市から入手した試作兵器コレクションで戦うという、ある意味ファンキーなキャラでもある。
エグゾブーツで空を飛び、無敵フィールドで仲間を救い、乱戦などの激しい戦闘状況下であっても集団を維持しながら自身も攻撃に加われる。
「敵の殲滅だけでなく味方の命を救う技術にも長けている」とは公式の談。
あらゆる確殺系コンボや戦術から味方を守ることができる。


ただし多くの武器の癖が強く、乱戦で力を発揮できるかはプレイヤーの実力次第。
まぁ、そういうところも試作機らしくてある意味ではGOOD。
後述するが、回復弾のデメリットがかなりめんどくさいため、高台を取るか近づかないと味方に当てづらい。
にもかかわらず自身を守るすべも逃走する移動力もないため、へたに高い場所や前線にでると敵の弾を大量に浴びることになる。
自分が有利に立てる立ち回りはどこかを意識しなければ、「回復当たらない」「敵の攻撃避けれない」「火力が出ない」の三拍子で撃沈するだろう。
また、存在価値と言える「無敵フィールド」も発射が遅く到達も遅い。更に狙った位置に出しづらい。
つまり立ち回りのみならず、「一手先でここが危険区域」という先読み力も問われる。

要するに「スキルは非常に強いが、非常に死にやすいため実力が求められるヒーラー」
流石難度星3つといったところか。



基本戦術

ヒーラー構成について

まずヒーラー構成について一言言及しておきたい。
バティストの回復(サブの回復弾)は「hitが必要、低弾速、山成、自身へヒールできない、ヒット確認ができない、リロードが必要」な弾である。
これらは「盾の向こうに届かない、DPS等小型(特に機動系)への支援が難しい、遠距離に当てにくい、逃げ回りながら支援し辛い、回復が途切れる瞬間がある」という欠点につながる。
さて、これと似たような性質を持つヒーラーがいる。
言うまでもなく、狙撃ヒーラーであるアナだ。

なので、アナを相方にする場合は少し構成や立ち回りについて考えてからにしたほうがいい。
一般的に(スナである)アナと(スナ支援が得意である)バティストはシナジーをもつと言われるが、同じ欠点を持つ二人が組むと弱みが大きく浮き彫りになってしまうのだ。
例えばこの二人がゲンジとくむと、動き回る彼へ回復支援が全く届かなくなる。
他にも、

  • 敵の盾裏に行ったタンクに回復させられない
  • 二人が敵ダイブに狙われると、回復線が崩れ一気に前線が崩壊する危険が伴う。
  • 敵がヒーラーのリロードに合わせラッシュすると、前線が一気に崩壊する

など、欠点を狙われると大きな損害を出しやすくなる。
(もちろん、DPSへはグレネやオーラを使うなど立ち回りでカバーすることは可能)

確かにバティストはスナイパーと相性が良く、アナが相方になるとタンクへの・・・・・生存力支援は凄まじい高さになる。
またDPSがタンク近くにいるなら十分回復圏内に収まるし、バティストがエグゾブーツで範囲カバーする手もある。
味方DPSがヒールパックを取ってくれるならなおさら動きやすい。
だが、そのために支払う代償を意識せずにヒーラーコンビを作るのには少々慎重になったほうがいい。

また、慣れない内は「バティストは集団維持に専念」というチームでピックしたい。
特にタンクへはヒールが当てやすいので、初心者でも無理なくヒールできる。
その場合は、「DPSがヒールをあまり必要としない」or「タンクのそばにいるのが通常ポジションのDPSが選ばれている」or「相方ヒーラーが追尾系ヒールや自動ヒール持ち」あたりが望ましい。
特にマーシーやブリギッテあたりはヒールを巻き込みやすい上DPSへのヒールを任せられるので、慣れていない間の相方としては動きやすい。
IFとゼニヤッタULTの交互発射というのも夢のある組み合わせだ。

だが、もう一つ留意しておきたいことがある。
バティストはあまりヒール量が多いとは言えないのだ。
よってゼニやルシオやブリギッテなどと組む場合、タンクへのヒール量は低くなる。
つまり、低ヒールと組んだ場合ハルトなどの低機動系タンクを用いた押し込み系戦術とは相性が悪くなるわけだ。
なので、チーム戦術によっては「バティストをアナやモイラなどの高ヒールに変えてほしい」と言われることもあり得る。
その点、例えばマーシーと組めれば(緊急性の高いヒールは任せられるので)バティストは安心して支援へ回りやすい。
モイラと組めれば(彼女は高いヒール量を持つため)タンク支援のリソースを自分の立ち回りやDPS支援に割くことができる。
もちろんアナと組めば、単純な支援量は莫大なものになる。タンクへの回復は十二分に果たせるだろう。


何れにせよ誰とくむにしても、
こいつは癖が強いヒーラーなので(強力なスキルの引き換えとして)チームのどこかしらに綻びが生まれやすい。
何も考えずセットアップを組むのはやめておこう。

立ち回りについて

バティストの立ち回りは、まず「何が苦手なのか」を理解するところから始まる。
なので、できれば後述する「知っておいたほうが良い各スキル知識」項目で、各武器の弱点は把握しておいたほうがいい。
こいつの武器はとにかく癖が強い。
弱点を知っておいた上で、尖った部分(得意な部分)を押し付けていくのがバティストの戦い方と言える。


初心者向けにと考えると、まず問題になるのが回復やスキルの当てにくさだ。
回復弾も、イモータリティフィールドも「弾速が遅く、真っすぐ飛ばず、どこかに当てないと行けない」という面倒な仕様があり、距離が離れると狙った位置に直撃させにくい。
強力ではあるのだが、「当て易い位置に行く」のはプレイヤーの腕前次第なのだ。
そして、こういう低速範囲弾は、動かない床や壁に当てて、対象を範囲に巻き込む方法が一番手っ取り早い。

なので
「床や壁を狙いたい」=>「狙うためには俯角に向けて撃ちたい」=>「支援対象よりも高い位置から狙う」
という都合上、高台やエグゾブーツでの上空支援が一番手っ取り早いということになる。
高台からの支援

また、高台からヒールをすることで、バティストの問題点である「hit確認の難しさ」もある程度解消できる。

  • hit確認について

バティストヒット確認の難しさ

  • エグゾブーツをつかって空から眺めると、ヒット位置が一望できる

バティストエグゾブーツでのヒット確認


乱戦時や平地でも、遠距離や混み合った味方を回復する場合はエグゾブーツの併用がおすすめ。
エグゾブーツでジャンプしながら遠くの味方や障害物向こうの味方を、着地してしゃがんで溜めている間に近くのタンクを回復してやると都合がいい。
エグゾブーツでのヒール

高所からのヒール確認



まずはこの「大ジャンプしながら、上空から支援する」という特殊な立ち回りを覚えていくことになる。

  • 高台ポジションをとった支援


バティストのポジション例




だが、高い場所は周りからも狙いやすいため敵は積極的に狙ってくる。
そのためバティストの戦いは、高所を取りながらも、如何に敵の攻撃にさらされないかが重要。
敵の攻撃が届きにくいカバーそばや、一歩下がれば敵の視界から消えられる高台を取ろう。
また、敵がこちらを警戒しているなら一度地上で味方と合流し、高台への警戒をやめさせる必要も出てくる。

大事なのは
「高台に固執しないこと」と「味方とすぐ合流できる距離にいること」。
バティストは自身を守るすべを持たない。
体術にCTはなく、いつでも大ジャンプが可能なので、さっさと逃げて合流し、機会をまた伺うべきだ。

突撃する味方を積極的に無敵フィールドで保護しながら、高台場所をコロコロと変えて支援していこう。


慣れてきたら、目的地にIFを放り込んで、そのまま乱戦という手段もある。
乱戦時もエグゾブーツを併用することで容易に敵の頭上を取れ、定期的に安全圏に逃げることが可能となる。

実践での「カバー」立ち回りについて

基本的な「回復の当て方とブーストジャンプ」での立ち回りができるようになったら、ぜひカバーリングに力を入れてほしい。
というのも、バティストは高さと動きまわることを利用して敵の攻撃を躱すヒーローなのだ。
(その点はシマダ兄弟や76の動きに似ている)
同じ射出系でも、間合い管理とポジショニングで敵を躱すアナとは全く動きが違う。

敵との間にいつでも壁を置けるようにしておこう。
前後左右へ頻繁に移動しカバーから出たり入ったりするDPS系基本のカバーリングと、高台をオリたり登ったりを繰り返すシマダ兄弟系の動きを織り交ぜていきたい。
また、できるだけ味方とは離れない位置を保ちたい。
アウトレンジを保持するアナとは違い、バティストは必要ならば前線を出入りする。


難しい話をなしにすると、おそらく大事なのは「無策で立ち止まるな」ということ。
カバーリングの要訣はDPS(特に76やハンゾー)と一緒。棒立ちのDPSほど狙いやすい的はない。
立ち止まるときは常に「必要があって立ち止まっている」事が前提。
必要ないときは常に動き回っていることが生存の鍵である。

知っておいたほうが良い各スキル知識

エグゾブーツ(体術)

しゃがみボタンを押し続けるとチャージし、チャージした状態でジャンプすると大ジャンプする。
着地後即再使用可能(CTなし)
最大チャージ時ジャンプ高度 約8~9m
=>大体ゲンジの壁登り高度と同じぐらい
フルチャージまでのチャージ時間 1秒
=>大体0.1秒で1m弱飛ぶと思おう。
しゃがみを解除した後、1秒弱でチャージが0に戻る。
=>逆に言えば、1秒弱の間はチャージを保ったまま立って移動できる


立ち回りで話したように、バティストの生命線と言えるスキル。
これがあることで多くの高台にダイレクトに登れ、味方の頭上から空を飛びながら支援することができる。
当然の話だが、しゃがんでいる間も移動や射撃やリロードやスキルの使用は可能なので行動は止めないように。
ただし、しゃがみ中は移動速度が低下する(移動自体は可能)。逃げるときはチャージ維持時間をうまく利用したい。
他にも、リロード中はしゃがんでおいて、(敵に裏とられるなどの危機状況などで)いざとなったら空中へ逃げるというのもいい。
どのタイミングでチャージ行動を入れるかが腕の見せ所となる。


バイオティック・ランチャー(メイン)

3連バーストhitscan
バースト時、若干上方向にリコイルする。

1hit 25ダメージ、1ショット 75ダメージ(25×3発)
1ショット0.65秒(バースト0.3秒+ショットリカバリー0.35秒)
威力減衰開始20m - 40m最大威力減衰(威力半分)
装填数 45 (1ショットで3発使用)
リロード時間 1.5秒
リロードするとメインとサブ双方をリロードする。ただしリロード中は、片側の弾数が残っていてもリロードキャンセルできない。
メインとサブ同時押しで、交互に発射(ショットリカバリー中にもう一方を発射する。ショット間隔はほぼ変わらない)

意外と威力が低い(120DPS)三連バースト。
上にリコイルするため、敵の胴体上半身を狙えば3発目がヘッドショットする。
多くの場合大ジャンプスキルやヒーラーという立場を生かして「逃げようとする敵の刈り取り」を行うためにつかう。
エイムが苦手な人はとりあえずタンクや油断している棒立ちヒーローに当てておけばいい。75ダメージは案外馬鹿にならない。

リロードがヒールと共用で、さらにヒール時は攻撃のためのエイムがし辛いため、無敵フィールド保護済などの回復をしなくてもいい状況下で使っていくことになる。
ただ、メインとサブは即時切り替えが可能なため、狙えるときに反射的にメインを押せるようになるとキル率が伸びていく。

バイオテックランチャー回復弾(サブ)

山なりに飛ぶ、弾速あり重力加算ありの発射体。
オブジェクトかHPの減った味方に当たると爆発。(HPMAXの味方はスルーする)
敵の盾にあたっても爆発する。
爆発内にいる自分を除く全ての味方をヒールする。

爆発範囲 半径3m
ヒール量 60heal/1発
発射レート 1発/0.8秒
装填数 12
リロード時間 1.5秒
リロードするとメインとサブ双方をリロードする。ただしリロード中は、片側の弾数が残っていてもリロードキャンセルできない。
メインとサブ同時押しで、交互に発射(ショットリカバリー中にもう一方を発射する。ショット間隔はほぼ変わらない)

バティスト自身は回復できない


敵盾の向こうまで届かない。意外と当てにくい。hitまでに時間がかかる。という結構めんどくさいヒール弾。
しかも、自分自身は回復できない。
ヒール量が60で意外と低く、タンクをヒールし続けるには工夫が必要となる点も痛い。
考えてみれば弱点ばっかりが目につくヒール手段と言える。
が、やはり遠距離範囲回復や(後述する)無敵フィールドの効果はありがたい。


基本は床や壁を狙って、任意の位置に回復場を発生させる感じで使う。
エグゾブーツとの併用や、タンクを狙って当てていくといい。
爆発範囲は3mと意外と狭く、横から当てると最大でも2人ぐらいしか回復できない。
密集した複数を回復したい場合は、頭上から当てに行こう。
当てにくさはあるが、角度をつければかなり遠くまで届く。
何発か撃ってどこにあたったかを見てエイム角度調整(所謂ゼロイン)することで、長距離支援が可能となる。
慣れてくると室内や曲がり角に消えた味方にヒールを継続できる唯一のヒーラーであることに気がつく。


立ち回りでは「初心者向けには高台へ」といったが、やはり水平方向への遠距離ヒールができないと最終的な立ち回りが厳しい。
ゼロインにはなれていこう。

リジェネ・バースト(スキル1)

自身を中心とした半径10mのエリア内にいる味方(自分含む)にリジェネ効果を発生させる。
モーションはガッツポーズに見えるが、あれは機動装置を握り込むことで背中の装置を起動させている。


30heal / sec
5秒持続
最大ヒール量 5秒で150HP回復
キャストタイム0.3秒
クールダウン 15秒


強力な再生バーストを発動し、自分と周囲の味方のライフを徐々に回復する。
自己回復する唯一のスキルなのにCTが15秒と長い。
半径10mは意外と広いので、ある程度味方に近づいたときに積極的に使っていこう。


唯一の生存手段なので、こいつがないとバティストは死ぬ。
よくわからない内は「兎にも角にも自己ヒール手段」と割り切るといい。
ただ、ヒール弾だけでは回復量が心もとないのも事実。


イモータリティ・フィールド(スキル2)

イモータリティフィールド(IF)デバイスを投擲する。
デバイスには重力が働いており、水平に投げた場合おおよそ20m前後の位置に着地する。
(が、斜め45°などで遠投すると60mぐらいは超える)
デバイスは重力によって着地するか障害物にぶつかると跳ね返って落下し、停止後に浮き上がってIFを展開する。
IFを展開したデバイスはHPありで破壊可能。
デバイスが破壊された0.5後にIFが消滅する。

デバイスHP 200
フィールド半径 6m
フィールド効果 範囲内のすべての味方(自分含む)のHPが20%以下にならない
キャストタイム(投擲モーション)0.8秒
敵に破壊されなかった場合 8秒後に自壊する。
(つまり、最大フィールド展開時間8.5秒)
クールタイム 20秒
設置した場所が動く(例えばペイロードの上)と、IFもその動きに追従する。

設置型であるため、ゲンジの反射やD.VAのマトリクスの影響は受けない。
敵の盾の影響も受けない。

ただし、オブジェクトによる視界の影響は受ける。
デバイスの視界内にいなければ、エフェクト内でも効果は発動しない

  • デバイスの視界内にいる時は効果がある

ドローンの視界内

  • ちょっとでも柱が被り視界から外れると効果が切れる

デバイスの視界外

バティストの最も特徴的な能力。
存在価値。バティスト=イモータリティフィールド。
「20%以下にならない」という効果は字面以上に凄まじく、敵に破壊されない限り絶対的生存を約束する。
すべてのULTや即死コンボ、GANKに対してカウンターが取れるのはバティストしかいない。
オブジェクトなのでハンゾーULTの攻撃対象にはならない。
ザリアULTとのコンボも問題なく防げる。


しかしプロジェクトスピードがかなり遅く、遠距離に対しては気がついてから投げても間に合わない。
また、デバイスは投げる角度によってはかなり遠距離まで着地するため、狙った位置に落とす場合は工夫が必要。
基本は高所から床に向けて投げるか、狙った場所の壁に当てて落とすといい。
自然落下で狙った所に落とすのは相当な熟練が必要となる。
それが「敵ULTを聞いてとっさに投げる」となれば非常に失敗しやすい。
なので現状、多くの初心者バティストが敵ULTに対して明後日の方向にデバイスを投げてしまい死んでいる。
最初の内は自分の足元の床や味方そばの壁に叩きつけよう。
特にULTに対して即応したいなら足元に投げつけるのがベスト。


加えて、デバイスの視界にも注意。
守りたい場所を視界内に収まるようにしないと、(例えば下手に小部屋などに入ってしまうなどで)誰も利用できなくなる。
たとえば長時間のIFが欲しい場合、できるだけ曲がり角や盾の裏などの「敵と壁を隔てた場所」に設置するとよい。
200で動かない的なんてすぐに壊せる。
ハッキングを受けたり狙撃されることもよくある。


まぁでも、そもそもこのスキルは非常に強力なので求めることを並べると際限がない。
とりあえずヒールを間に合わせるだけでいいなら、味方のそばであればどこでもいいのだ。
どんどん投げ込んで使い方に慣れよう。
一番まずいのは「まだ使いどころではない」とか考えて機を逃すことなのだから。


IFは便利なスキルなので、いろんなコンビ戦術が生まれている。
ぜひとも使い方には習熟しておきたい。
連携の中でも一番有名なのはおそらく、オリバスバティス(バンカーcomp , 海賊船)戦術だろう。
オリーサとバスティオンにIFと後述するULTを与えると無敵の1200DPSが完成する。
パッチ以前は防衛で使うことが多かったが、新規パッチでペイロードにIFとULTが追従するようになったので、オリバス戦車が強化された。
オリバスバティスIF

無敵フィールドを投げる場所

悩むぐらいだったら、どんどんタンクのそばや死にかけの味方のそばになげてやろう。

多くの場合、
1. 敵をせき止めている前線タンクの足元や近くの壁に当てる
2. 争奪しているエリア内に投げ込む
3. ペイロードに投げ込む
4. 敵に囲まれた際や、敵ULTが発動した際に足元へ叩きつける
事が多い。
ようするに、

基本は敵が殺到しているところに投げてやる。
ハルトのそばにIF

争奪エリア内に投げ込むと、かなりの間場を維持できる。
youtu.be

  • 敵のメイが味方を凍らせた
  • 敵アナのグレネで味方が回復不能になった
  • ダイブヒーローが敵集団内に突っ込んだ
  • 敵の各種即死系ULTが発動した

など「これは死ぬ」という味方の足元に投げ込むとかなりのアドバンテージが出せる。


何れにせよ、慣れてきたら投げる場所や投げ方がわかってくるのでどんどん使おう。

アンプリフィケーション・マトリックス(ULT)

狙った位置(床)に薄い板のような長方形マトリクスを展開し、
マトリクスを通った味方(自分含む)の射撃弾はダメージとヒール量が+100%される。

最大設置距離 35m強
マトリクス形状 横幅5m高さ4mの薄い長方形
効果時間 10秒
設置時に再度ULTボタンを押すことでマトリクスの方向を縦横に変えられる。(メイの氷壁と同じ)
パッチで仕様が代わり、動く床に設置すると足場に追随するようになった。
(例えばペイロードに置くとペイロードとともに動く)

設置場所に困る超強力ULT。
強いのは強いが利用するためには、支援対象がマトリクスをはさんで敵と正対しないといけない。
ひとまず最初は自分が使うために設置するのが無難。
カバーを確保次第、自分の5mぐらい前においてやろう。
もしくは目標エリア内やスナの目の前に置いて、通ったらいいなぁぐらいで使う
偶然にでも、ハルトのファイアストライクやオリーサの連射などがマトリクスを通ると一瞬で敵が蒸発する。
というか、攻撃型ヒーラーなのでULTはかなり早く溜まる。
悩むぐらいならサクサク使ったほうがいい。
まぁ、VCパーティーが組めるならば使い勝手は向上するが、私のようなぼっちには縁のない話(´・ω・`)


連携としていちばん有名なのは、IFの説明でも言ったがオリーサとの連携。
特にオリバス戦車とは高相性。
オリバスバティスマトリクス


その他射撃系DPSが遠間からフランクしようとしてたらサポートしてもいい。
マップによっては、DPSが狙い始める位置が決まっていたり、特定の高台が人気だったりするのでマップ理解があれば様々な活躍ができる。

  • 76との例

youtu.be

  • ウィドウへの支援例

youtu.be





弱点

上記まででほぼ書いた気もするが

  • ヒール弾もIFも癖が強すぎて当てづらい。支援に集中しすぎると自己生存が疎かになりやすい。
    • あたったかどうかも分かりづらいため、意図せず味方を見殺しにしてしまうことも。
  • 単体ヒール量が(メインヒーラーと考えると)少ない。タンク専任ヒーラーとしては少々心もとない数値。
    • 加えてリロードが挟まるため、味方を回復できない瞬間が絶対訪れる
    • 無敵フィールドを展開し時間を稼ぐなど、ある程度計画性のある立ち回りが必要。
  • 横方向への逃げ技がないため、敵に狙われにくい立ち回りをしなくてはならない。
    • ブーストジャンプを使う、カバーを使うなど。
  • 操作が忙しいキャラなうえ自己ヒール手段が限られているため、自分へのヒールが疎かになりがち。

特に気を付けるべき敵

  • 遠距離射撃系DPS
    • 高台に上がると確実に弾幕が襲ってくる。
    • エグゾブーツでジャンプすると軌道が見えるので、二回目のジャンプにヘッドショットを合わされることも多い。
    • 特にスナイパーが狙っている場合は下手に飛び上がると死ぬので注意。
  • 裏取り機動系DPS
    • 最後尾や高台を取ることが多いバティストは孤立しやすく、奇襲対象になりやすい。
    • バティスト自身の低火力と低機動力も襲われやすい原因。
    • 極力壁となるオブジェクトをそばに置いてカバーポジションを保ちたい
    • また、「降りたらすぐ味方のそば」という位置であれば安全を確保しやすい。
  • ダイブ系
    • 逃げ技や敵拒否技が一切存在しないため、張り付かれたりダイブされるとかなり厳しい。
    • エグゾブーツで高台に逃げるなり、味方と共にIFで固まるなりして自己防衛しよう。
    • 基本は(スナイパーが狙っていなければ)、エグゾで頭上を取るのが楽。
  • ソンブラ
    • いざというときのIFと大ジャンプ逃亡がこいつの真骨頂だが、ソンブラは容易にそれを妨害できる。
  • タレット類(シンメトラ、トールビョーン、BOBなど)
    • 自己ヒール力も機動力も低いバティストは、自動追尾に張り付かれると一瞬で蒸発する。
    • タレット類の位置はちゃんと把握しておこう。角からでた時点で死亡確定なんてことがしょっちゅうある。
  • メイ、アナの阻害にかかった味方
    • このゲームに置いて、各種状態異常は「回復が意味をなさない」という状況を作れる。
    • その中でも支援が長時間滞りやすいのが「メイの凍結」と「アナの回復阻害」
    • バティストは、双方に掛かった味方に対し「無敵」という絶対的解決策を持っている。
    • そう考えると、敵のアナやメイ(とそれに相対する味方)には気を配っておきたい。
  • 敵タンクの盾
    • バティストのヒールは盾の向こうまで届かない。
    • 味方が盾の中に入る前に、盾裏まで届く高所ポジションをとるか、大ジャンプで裏に回りたい。
    • ダイブ系が敵盾裏に飛び込んだシーンならばIFを貼ってあげよう。IF投げ込みゲンジダイブは高いシナジーがある。
  • 自分のエイムとポジショニング
    • ある意味これがすべて。かなり死にやすいし当てにくい。
    • 特に窮地の際には、IFやヒールが明後日の方向に飛ぶ。本当に当てにくい。
    • おちついて壁に当てよう。

うまくなってきたら

まず最初に、
「イモータリティフィールドを狙った位置における」
ことと
「ある程度遠くの味方に、地上からヒールを当てられること」
が必要。
これがバティストの存在価値。
基本は壁か床に当てる。ヒールはゼロイン(数発撃って着弾点を補正する)で調整する。
緊急時に明後日の方向へ支援していては話にならない。


次に、エグゾブーツをどこで貯めるか。
そしてジャンプ中に「空中から地上へ回復やIF支援や攻撃」ができるようになると立ち回り自由度が上がる。
アクション性の強い動きだがやって見る価値は大いにある。
特にエグゾで空に上がりARを撃つことで、はるか後方で逃げるヒーラーを狙い撃つことも可能。

立ち回りが固められたなら「どこから味方を狙うか」と「どこにイモータリティフィールドをはるか」は重視していきたい。
敵から狙われない高台を取れたら、後はIFタイミングだけなのだ。
特に「今どこが狙われづらい高台なのか」がわかるようになるとかなり動きやすくなる。
余裕が出てきたら、DPSへのヒールが的確に行えるようにヒール弾の軌道調整も頑張ってみよう。
バティストの総ヒール量はヒーラーの中では並なので、できれば遠距離ヒールという利点を十全に活かせるようになっておきたい。
実は「見えていない味方を継続回復できる」という唯一のヒーラーである。この強みはかなりでかい。


そして、ヒーラーとしての動きに慣れてきたらいよいよメインの登場である。
75ダメージを中距離から当ててくるヒーラーの勝ちは想像以上に敵へプレッシャーを与えてくれる。
ヒーラーとしての動きができるようになったなら、適宜メインで敵を攻撃するようにしよう。
MVPも狙えるかもしれない。ただし、くれぐれも「攻撃に夢中になって、気がついたらみんな死んでた・・・」みたいにならないよう注意。
バティストはメインヒーラーを張れる支援職なのだから。


関係性のある他ヒーロー

  • ソンブラ
    • タロン時代の友人
    • ソンブラもバティストの行方を逐次追っているらしい。
  • ドゥームフィスト
    • タロンに最近戻ってきた大派閥長。
    • ドゥームフィスト自体がバティストをどう思っているかは不明。
  • マーシー
    • バティストはマーシーが行っている救護支援についてよく知っており、ある意味彼女の方法を参考にして人道支援を行っている。

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