citrussinのチラシの裏

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オーバーウォッチ初心者講座:レッキングボール移動テクニック基本編 最低限出来たほうがいいグラップリングクロウの基礎をオアシスサーキットで練習しよう

シーズン10終了時に彗星のように飛来したハムスター。
レッキングボール
レッキングボール
 
その姿はまさしく”鉄球”であり、自動車のようにマップを走り回り敵を引き倒して行く高機動荒らしキャラなわけだが、
この「自動車のように」ってのが曲者で、グラップリングクロウの扱いには多少の慣れが必要。

そんなときはオアシスサーキットでの走り込みなんてどうでしょう。
というグラップリングクロウの基本的な使い方と個人的な練習方法の提案です。

  • キャラの基本的な使い方や立ち回りはキャラ別記事参照

www.citrussin.com


レッキングボールのダッシュ練習

レッキングボールの加速状態について

レッキングボールのテクニックで最も重要なのは、「地上をダッシュする」ことです。

レッキングボールはボール状態での移動速度がおおよそ10m/sec。
通常ヒーローは5.5m/sec、ゲンジとトレーサーのみ6m/sec、76とソンブラのダッシュ状態が8.25m/sec。
ルシオのスピード+ウォールライドでも約8.6m/sec。
実は、10m/secというのは全ヒーロー中トップの移動速度であるといえます。

さらにレッキングボールは「クロウをつけた状態で一定距離(大体7m前後)をつっかえず移動する」と火がついて加速状態になります。

  • 加速状態になると火がつく

加速状態レッキングボール

この状態での移動速度はおおよそ20m/sec。
さらに、この火がついた状態ではスピードが速くなることに加えて接触した敵へノックバック+50ダメージを与えます
これも非常に大きい。
(ちなみにノックバックは最大10mまでプッシュする。こちらは20m/secで移動するため、10m飛んだ敵を再度踏むことも可能。この場合50を二回なので合計100ダメージ与えられる)

更に更に、この加速状態はグラップリングを外しても一定時間維持されます。
そのため、グラップリングを外した後は短時間自由に走り回ることができます。
ダッシュレッキングボール

クロウ切り離し後の維持時間は、(勢いを保ったままであれば)おおよそ1.5秒維持されます
初心者はこの加速時間を使って敵へ体当りし、そのまま通り過ぎ、またグラップリングで加速して・・・・とマップを走り回れるようになるのがレッキングボールの第一歩です。
そしてこのとき、誰もレッキングボールに追いつくことは叶いません。

その加速状態を利用するために重要なのが最速切り離しダッシュです。

オアシスのマップを開こう。

カスタムマップを知らない人はこちら。
www.citrussin.com

スキルクールダウン終了の時間を掴むのも重要なので、CT時間は変更せず通常通りで。
マップはオアシスで。
スカーミッシュかなにかで「シティーセンター」を選んでおきます。

レッキングボールのオプションについて

レッキングボールのオプションから、グラップリングクロウの切り離し仕様を選べる。

グラップリングクロウオプション

ONの場合、再度押したら切り離し
OFFの場合、長押ししてクロウ維持で、指を離したら切り離し
デフォルトはOFF

ONの場合は切り離しにもう一回ボタンを押す必要があるため、とっさのときの最速切り離しが1手順必要になる。
ただし、つなげっぱなしの時はボタンを離してていいため楽

OFFの場合は逆で、つなげっぱなしでグルグル回転したい時は推し続けなくてはならないから面倒。
ただ、最速切り離しは押して離せばいいので楽。

一長一短。
私はOFFだと切り離し暴発が何度も起こったので、ONにしてます。
何度か練習中に切り替えてみて、手に馴染む方にしましょう。

最速切り離し練習

グラップリングクロウを接続後7m前後移動すると加速します。
ボールは10m/secで移動するため、移動しながらフックを飛ばせば一秒も立たない間に加速が完了します。
よって「クロウ接続=>加速即切り離し=>ダッシュ形態のまま突撃」という移行が可能。
これが任意の場所で行えるようになれば、任意のタイミングでダッシュすることが出来るようになるという寸法。

まずはこれが出来るようになりましょう。
マップは別にどこでもいいですが、個人的にはオアシスのシティセンターがサーキットみたいな形をしていておすすめ。
炎が点火すると同時に切り離せるようタイミングを覚えましょう。

  • ひとまず最速ダッシュをサーキットで練習しよう

youtu.be



慣れてきたら、

  • ダッシュ終了直前にジャンプをして慣性飛距離を伸ばしてみたり
  • 曲がり角等ではわざとフックを外さずに移動し、曲がり角終わりで切り離してみたり
  • グラップリングが伸びきる直前に離すことで、ワイヤーの長さ分ダッシュ時間を延長してみたり
    • ワイヤーは最短でも6mは伸びるため、7m以上前方にクロウを飛ばして走れば、加速後に6m分まではワイヤーをつなげたまま走れる。ただし、ワイヤーの長さ以上進もうとするとワイヤーに引っ張られダッシュが停止するので注意。

と色々ダッシュ状態の維持を試してみましょう。


ひとまずこれさえできていれば、とりあえずレッキングボールは使えます。


立体機動の基礎練習

基本的なグラップリングの仕様

最速ダッシュは出来るようになったでしょうか?
では次は障害物を乗り越える動作を会得しましょう。

初心者は最速ダッシュだけでも十分強いです
まずは任意の場所でダッシュ状態を維持出来るように要練習。
自由に走り回りながらメインショットで攻撃する高機動タンクが誕生します。
たまに段差やペイロードに乗ってパイルするとダメージも伸ばせます。

ですが、やはり振り子での立体機動とパイルドライバーはレッキングボールの生命線。
立体機動の基本もやってみましょう。

以後説明のためにグラップリングクロウが刺さった場所を「支点」と呼称します。


まず、グラップリングクロウは

  • 最大18m先の壁や障害物を掴む。
    • 床には刺せない。天井には刺せる。
    • たぶん18mだと思うんだけど、20mかもしれない。少なくとも20m以上には絶対伸びない。
  • 接続後支点に近づく(糸がたわむ)際にグラップリングワイヤーはたわまずに縮まり、最終的にグラップリングのワイヤーは6m前後で固定。
    • ワイヤーの長さを保ちつづけるのは結構しんどい。大きく振り回して遠くに飛びたいならば、最初の浮き上がり時に切り離すべき。
  • クロウ接続後、ワイヤーは延長されない。張力と反対方向に移動キーが押されるとつっかえる。
    • 大抵はエイム方向固定で前押しっぱなので、90°上がった後は加速したダッシュ状態分の慣性だけになる。

という仕様があります。

よって、地上から加速状態で浮き上がりたいならば
「6m以上支点から離れ、加速状態で現在より支点から遠ざかる位置へ移動すればいい」
ことになります。

障害物乗り越え練習と高台上り練習

では、グラップリングでジャンプして障害物の乗り越えをやってみましょう。
ジャンプするには
「6m以上支点から離れた状況で、加速状態で現在より支点から遠ざかる位置へ移動すればいい」
とのことなので、
まぁ普通に考えて一番簡単なのは、
「6m以上の高さにクロウを接続し、ダッシュ状態で支点の真下を通過する」
ことでしょう。
そして飛び上がりたい角度まで上がってから切り離すことで障害物を乗り越えます。
これを図にすると、こんな感じなります。

一番簡単なジャンプ


このとき切り離し後発射される仰角は、振り子がなす円の接線方向になります。
接線の角度は中心角と同様。
ジャンプ時の発射方向



そして、当たり前ですが
「障害物との距離が狭ければ浮き上がり切る前に衝突する」ため、障害物との距離はワイヤーの長さ以上分空いてないといけません。
距離が足りない
そして、「ワイヤーが伸びることはない」ため、支点と90°水平になった時点で、それ以上前進できません。
言い換えれば、「支点の高さが障害物の高さよりも高くないと、乗り越えられない」です
支点位置が低い
注意しましょう。

※正確には、「慣性速度に追加の加速を与えないと乗り越えられない」です。
なれてくれば真上に飛びながらエッジに当てたり移動キーを押しっぱにすれば支点以上の壁を乗り越えることもたやすいです。
飛び越えられない初心者向けの説明として「支点を障害物より高く」としています


なので実際使う場合、慣れないうちは

  • やや斜め前の頭上の障害物を支点にする。
    • 助走距離は短くていい。障害物との距離を開ける。
  • 支点にする場所は障害物より高い場所を選ぶ
  • 支点と目標地点までの間は開けていること。
  • ある程度持ち上がってから切り離すこと
    • 仰角を高くするため
  • 目標地点は、ワイヤーの長さよりも遠いこと

を気をつけると上がりやすいです。

練習として、そのまま目標エリアに向かい、中心の建造物にクロウを掛けて目の前の壁を飛び越えてみましょう。
障害物乗り越え1
障害物乗り越え2
障害物乗り越え3



さて、障害物乗り越えが出来るようになったら、次は直上高台上りも練習しましょう。
これができれば、(支点の近く限定ですが)支点以上の高さへと上がることが可能となります。

同じ場所にクロウを刺して、今度は前の壁へは飛ばずに直上へ飛んで建造物の上に登ります。

  • 90°あたりまで上がりきったと同時にワイヤーを切り離して真上に飛び、空中にて移動キーで着地場所の調整をする。

もしくは

  • 90°まで上がりきったと同時に移動キーを一端離し、慣性で上がりながらワイヤー切り離す。

で登りましょう。
まぁ、この建造物の真上ぐらいならキー押しっぱなしでも加速分の慣性で登れちゃうんですが。

個人差はありますが、
前者のワイヤー切り離しのほうが、ワイヤーの制限がないぶん滞空時の移動自由度が上です。
しかし、移動キーだけでいい後者のほうが比較的やりやすい。
動画(31秒あたりから)は後者の方法で上がってます。

youtu.be



さて、ジャンプできるようになったということは敵の頭上を取ることが出来るようになるということです。
よって、自由にパイルドライバーが出せるということです。

地上から10m以上2.25m以上の高さでしゃがみボタンを押すとパイルドライバーが出ます。
(登場後の修正パッチにて高さ条件が大幅に緩和されました)
周囲に100~10ダメージを与え上空に浮き上がらせるプッシュ系の強アビリティです。
(着地点の半径10mへ衝撃波。当たった敵は上空に浮き上がる。自機から1m離れるごとに威力が-10。なので最大100,最小10ダメ)
グラップリングで空中に浮いて着地点に敵がいたらパイルドライバー。
これがレッキングボールの荒らしの基本となります。

パイルドライバー始動
パイルドライバー着地




ちなみに余談ですが、このジャンプ方法で前方の壁を飛びこえる場合、

  • ワイヤーの長さ=支点の高さ
  • 支点の高さは障害物の高さ未満にはならない
  • ワイヤーは6m未満にはならない

という制限があったり、
円の方程式より、障害物までに最低限必要とする距離は、
\sqrt{h(2r-h)}(h=障害物の高さ、r=ワイヤーの長さ)
で求まるため、

  • 支点が障害物と同様の高さ(最低限必要な高さ)であっても、障害物との距離は障害物の高さ(ワイヤーの長さ)以上は離れていないといけない。
  • 障害物が1m程度であっても、障害物から支点までは水平距離で4m弱は空いていないといけない。

など、実は様々な地形制限があることがわかります。
ですが、これはあくまで基本のジャンプ方法です。
直上への上がり方で紹介したように慣性を使って高さを稼ぐ方法もあります。
また、応用編で紹介する予定ですが、回り込みジャンプやエッジジャンプなどの応用テクニックは色々あります。
まずは基本のジャンプを確実なものにして、慣れてきたら色々なジャンプ方法を試してみましょう。


飛び上がり練習

さて、基本のジャンプができるようになったら、ワイヤーを限界まで伸ばした飛び上がりの練習をしましょう。
障害物乗り越えでやった直上への高台上りが出来てるなら直ぐにできることでしょう。


リスポンと目標を隔てるでかい門の最上段めがけて、ジャンプしながらクロウを伸ばします。
飛び上がり1
飛び上がり2


そのまま一気に持ち上げて、減速する前に切り離し登りきります。
コツは

  • ジャンプからのクロウ射出を利用してできるだけ高い場所(クロウ距離最大)へ噛ませる
  • 90°以上に上がったぐらい?で切り離して、加速を保たせる

あたりかなぁ。
ちなみに、このとき切り離しタイミングとクロウ設置位置が成功すると、ダッシュ状態で乗り越えることができます。
動画では1回目はギリギリですが成功させ、二回目は切り離しタイミングに失敗してワイヤーを付けたまま登って加速が切れました。
これが出来るようになると、マップによっては屋根の上で待機するなど大幅なショートカットや待ち伏せが見込めます。

youtu.be



さて、ジャンプの基本は手に入ったでしょうか。
繰り返しになりますが

  • 開始点と目標点の間に支点を用意し、支点を通過する形で飛び上がる
  • 高いところに上がりたいなら、更に高い場所にクロウをつける
  • 支点近くの高台であれば、上がり切る(減速する)直前に切り離して慣性で飛び上がれば支点より高い位置に行ける。

の三点は実践中でも意識しましょう。
初心者でも確実に空を飛べるようになります。


振り回し練習

水平振り回し練習

次はレッキングボールがチョークポイントに居座る時に大事な振り回しの練習です。

基本は水平回転。
支柱になる点を見つけ、それにクロウをつなげて延々と時計回りor反時計回りに体を振り回します。
このときグラップリングクロウの長さに障害物があったら引っかかるので注意。
実際に試合で行う場合は、引っかかったら急いで外してシールド貼ってショットするか、さっさと逃げましょう。
引っかかって止まってるボールはタダの的です。


オアシスシティセンターならば、リスポン入り口のどでかい柱で練習しましょう。
水平振り回し
パッドならば左右スティックの倒し角度を調整すれば難なく回れるでしょう。
マウスの場合前方移動(Wキー)を押しっぱの状態で、マウスでボールを追いかけることになります。
コツとしては一周回すとは考えず、まず一気に1/3ぐらいを回転させて、その後慣性で移動させている間に逆向きに振り返ってもう半回転させる・・・ってとこでしょうか。
一気に回すのは無理なので、少しずつ回せる分を回し、後は慣性に任せましょう。
自転車で言うところの1時から3時までと、7時から9時回すというか。
(動画参照)

  • 画面めっちゃ振り回します。3D酔に注意。

youtu.be

垂直振り回し

水平ができたら垂直も一応やっておきましょう。
たまに使います。

こちらの練習は、ジャンプ台近くの橋がちょうどいい感じの高台なのでそれを利用します。
垂直振り回し


垂直水平と違い重力が影響するため、90°水平時に如何に反対側へスムーズに加速するかが重要です。

  • エイム方向をうまい感じに移動しながら、90°付近で一瞬加速をやめて慣性を使う
  • 真上に上がらずにやや傾かせることで、反対側への加速変換をスムーズに行う

・・・・みたいなんですが、私はめちゃ苦手です(´・∀・`;)
一応動画に取りましたが、参考にならない可能性が高いです。
すみません(´・ω・`)
まぁ、別に苦手でもできなかったなりにどうとでもなります。
私が下記動画でやって見るみたいに、上がった時のダッシュ状態は諦めて、落下加速を使って下半分でのダッシュ状態維持に専念する・・・ってのでも使いようはあります。
っていうか、大抵は一回上に上がったら、そのままパイルドライバー=>シールド=>ショットバラマキをすることが多い。


youtu.be


マップにはいろんな地形や障害物が登場します。
なので、できれば水平と垂直を合わせて好きな角度で振り回せるのが理想です。


NPC相手に試してみよう

ココまで多少なりと動かせるようになれば、基本はOK。
ジャンプがまだ難しいという人も、まずは地上ダッシュだけ極めりゃOKです。
後は立ち回り力とエイム力でレッキングボールを転がしていくことになるでしょう。
とくにジャンプは、マップの地形や障害物位置に左右されるため実践での慣れは絶対不可欠

さて、練習でやれるようになったら、次は戦闘中にそれが出来るかどうかです。
例えば、AI戦で最速ダッシュ轢き逃げやメイン攻撃の立ち回りを試してみてはいかがでしょう。
「デフォルト設定のスカーミッシュ、6vs6、全AIをHARD(もしくはnormal)」とかで設定し、適当なマップで普通に30分バトルで0デス大量キル目指して。
まず
(メインショットで敵をひきつけながら敵バックサイドを開ける)=>中距離からメインショット=>最速ダッシュで轢き逃げ=>裏の回復パックを取る=>味方方向へ最速ダッシュで轢き倒しながら合流=>中距離からメインショット=>ダッシュしてパック取得=>以下繰り返し
んで、囲まれたら危なくなる前にシールド
みたいな感じでダッシュと攻撃の切り替えに慣れてみましょう。
慣れてきたらジャンプなんかも試して、上空とってパイルドライバーからのメイン連射。
ヒールパックも尽きてきたら急いでリスポンまで戻り全回復して再度復帰。
リスポンの往復でも10秒もかかからないのがレッキングボールの強み。

物足りなくなってきたら、リスポン時間を0にしてNPCの復帰を速めるなり、こちら陣営からヒーラーやザリアを削除するなり。


基本編終了まとめ

何度もいいますが、ひとまず「地上ダッシュ」さえできればひとまずレッキングボールは扱えます
地上さえ走れればまずはOK。
大事なことは「何が出来るか」より「何をするか」です。
出来ることは後々増やしていけばいい。
そもそも、グラップリングフックはポジショニングの自由度と機動力を上げるためのサポート技です。
グラップリングの技自慢をして敵を攻撃できないのでは本末転倒
というか、レッキングボールはメインショットとパイルドライバーが強く、轢き逃げはサブ選択肢。
有利な間合いやポジンションからのメインショット精度を上げるほうがよっぽどキル率や活躍機会を引き上げます。
地上ダッシュさえできれば敵を撹乱しながら高機動で走りまわり、中距離からのメインショットでキルを取れます。

とはいえ、レッキングボールはグラップリングがうまくなればなるほど楽しみが増えるヒーローだと思います。
この基本編のすべてを終えたならば、レッキングボールの大まかな動きが手に入ったと言えるでしょう。
後はもう、実践あるのみですよ!


以上。
オアシスサーキットでのレッキングボール練習例でした。
次は、基本をもう一歩進めた応用編を考え中。

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