citrussinのチラシの裏

ゲームや読書感想、日々のことを適当につづる日記。TwitterID @sinensis197

オーバーウォッチ講座:オーバーウォッチの歴史、ストーリー その11 世界はヒーローを求めている

初めての方はストーリー記事その1へ(リンク)


では最終回をやっていきたいと思います。

前回その10では
www.citrussin.com
ヒーローたちの再起を語りました。
そうです。オーバーウォッチは死んでいません。そして、また新たなヒーローたちが芽吹きはじめています。
オーバーウォッチが消え、表向きのテロがなくなった現在。しかし、世界は汚職と陰謀と腐敗が渦巻く混沌に包まれています。
そして、助けを求める声がする限り、世界にヒーローは現れるのです。


再会したヒーローたち

その10からの続き
ウィンストンに最初に呼応したのは、彼の友トレーサーだった。
彼らはすぐさま再開し、現状の混乱の原因を究明しようと動き出す。

様々な政府の腐敗、企業汚職、そして暗躍するタロン。
その情報を集めていく中で、一つの事実にたどり着いた。


元オーバーウォッチのエージェントたちが密かに暗殺されている!!


加えて、数々のテクノロジーと、世界平和のための研究資料が置かれたwatchpointとecopointも何者かによって徹底的に停止、壊滅させられていた
そのオーバーウォッチの全てを狙った”連続殺人”
噂されるのはリーパーと呼ばれる死神の姿。
それはWatchpoint:ジブラルタルでウィンストンを狙った暗殺者の名であった。

世界中を飛び回る内に、ウィンストンとトレーサーはあることに気が付く。
自分たち二人も狙われている。

命の危険をかいくぐりながら二人は情報を求め、そしてある計画にたどり着いた。

それはかつてNUMBANIの高層ビルを一振りの拳で粉砕した恐るべき兵器。
ウィンストンが知力の限りを尽くして逮捕したドゥームフィスト。
彼のガントレットをタロンが奪還しようとしているというものだった。

二人は急いでNUMBANIに急行する。
ちょうどDoomfistのガントレットは、NUMBANIの博物館で展示される予定だったのだ。

=>ココらへんの話はその2参照(リンク)

博物館襲撃事件までの話は情報が少なくてほとんど予想になってます。

=>オーバーウォッチファンイベントで、ウィドウメイカーによるテサルカ殺害事件はこの時期に起こったことが明言されました。
=>その5テサルカ殺害事件とKing'srow


聖なるクリスマスの夜

ようやく再会した2人のヒーロー。
今までは一人で過ごしていたクリスマスを、ウィンストンはトレーサーと一緒に迎えることを約束する。
そしてイブの夜。
トレーサーとその恋人の来訪を待つウィンストンは、トレーサーから連絡が来ないことを不思議がっていた。

しかしトレーサーはそれどころではない。
街中をワープ装置で駆け巡り、愛しい恋人へのプレゼントを探すという重大任務についていたのだ。
どこもかしこもクリスマス。
シベリアでのオムニックの再起動、目覚めた気象科学者兼冒険家のドキュメンタリー、イギリスでのホワイトクリスマス。
恋人や家族が街を歩く中、次々とCLOSEDしていく店たちを急いで走り回っていく。

結局買い物はできなかったが、かわいいサンタクロースに貰ったプレゼントを小脇に恋人の待つ家へたどり着いたトレーサー。
(恋人は女性だったということで、このエピソードではじめてトレーサーが同性愛者であることが明かされます。現在ファンの中では賛否両論が駆け巡っていますが、前々からBlizzardが言及していたLGBTに対するオーバーウォッチ内での今後の姿勢が明確になった転換点でもあります。)

クリスマスは家族と過ごす日。
待ちくたびれたウィンストンは、過去の仲間たちに思いを馳せる。
「今頃、みんなどこでなにをしているのでしょう。。。。。」


弟子ゲンジと師ゼニヤッタは寺の軒先で瞑想をしていた。
ゲンジはうつむき手紙を綴っている。彼の家族である兄に当てた手紙だろうか?

ファラは家族団らんを過ごしている。父親か彼氏かは不明。

トールビョーンとラインハルトは家族で暮らす。ふたりとも妻がいて、ラインハルトは大家族だ。

ロードホッグとジャンクラットは、またぞろどこかで騒ぎを起こし、車で逃走しているところだ。彼らの珍道中はクリスマスであっても休むことがない。

ハンゾーはケーキショップでクリスマスケーキを物色中。弟が死んでいなかったことは、間違いなく彼の重荷をひとつ減らしていた。

合流したアナと76はセーフルーム(ネクロポリスの隠れ家)で家族を思う。まだ彼らは平和から程遠い位置にある。しかし親しい者たちと世界の平和を守るため、戦場に身を置き続けなくてはならない。

平和な一般市民を影から見守るリーパー。傭兵になっても一般市民を狙ったテロ行為には彼は加担していない。市民を守る軍人として生き、世界の平和を守るオーバーウォッチとして英雄になり、そして様々な利害に巻き込まれて化物に堕ちた。彼がブラックウォッチで見つけた理想を、まだ誰も知らない。

新生オーバーウォッチと合流したメイ。
街頭のテレビに映し出された彼女の、その孤独な闘いの厳しさを、一体誰が知るだろうか。
彼女の「たった一人の世界調査」は始まったばかりだ。


逃亡生活の中、DoradoはCastilloのBARでマクリーは飲んだくれていた。彼にとって家族とはすでに失ったものだ。しかし彼は彼の正義のもとで力を振るう。
Castilloの拠点に帰ってきたソンブラも、同じくそのBARにいた。
彼女もまた家族はいない。しかし彼女の目的も彼女自身の信念が支えている。


悲劇の英雄ジェラール・ラクロアの墓に花は絶えない。人格を破壊され、感情を失ったはずのアメリ・ラクロア。
しかし、最愛の夫ジェラールをなぜ忘れられようか。
その手で殺した最愛の男の墓の前で、ウィドウメイカーは静かにクリスマスを過ごす。


戦場にクリスマスなど無い。それは慈悲(マーシー)の名で知られる守護天使Dr.アンジェラ・ジーグラーも同じだ。
彼女はオーバーウォッチが潰えてなお、各地の紛争エリアで救急医療をしている。
救える命を諦めないために。
そのクリスマス。彼女のもとに一通の郵便が届いた。
毎日人の命が消える厳しく苦しい地獄の中でも、手紙を読んだ彼女の目には笑顔が戻っていた。


トレーサーとその恋人が渋滞にもめげずにウィンストンのもとを訪れた。
去年までのヒーローがいない世界は終わる。
来年はきっといい年になるだろう。


下記公式コミック「REFLECTIONS」を読みましょう。正直上で書いたのは妄想補完激しいです。
Blizzard | Overwatch Comic



君、ヒーローの素質あるかもよ?

NUMBANIの遺産博物館。
その日、市の創設を祝う今年のユニティ・デーの祭典の一環として、かの悪名高い”Doomfistのガントレット”が、遺産博物館で展示されていた。
(運ぶときに起きたあれこれは、各自自分が経験したNUMBANIペイロードの試合を参照。)

博物館にはかつてのオーバーウォッチの戦いを語るムービーが流れ、様々な遺物が展示されている。
そこに、弟を連れた少年がやってきた。
無邪気にオーバーウォッチをかっこいいと語る弟にたいして、兄である自分はそんなにはしゃげない。
「ヒーローなんていやしなかった。オーバーウォッチは犯罪者の集団なんだよ」
うつむいたままの彼は弟より少しだけ大人だったのだ。


中央には目玉展示が飾られている。かつてNUMBANIをたった一人で崩壊の危機に陥れたDoomfistのガントレット。
弟が無邪気にかっこよさを語る。
「すっげぇ。Doomfistのガントレットだ!」

興味なさげに少年が目をそらしたその瞬間。
大きな爆発音が鳴り響く。
そして、弟が上を向いたその時、空からデカイゴリラが振ってきた。


ウィドウメイカーによって地に叩きつけられたウィンストンは即座に起き上がり、凶弾からその兄弟たちを守る。
「こんにちわ。展覧会は楽しんでいますか?」


更に空から襲来するリーパーと、ウィドウメイカーの背後を取るトレーサー。
監視員がサボってゲームをしている間に、展覧会内は戦場となっていた。
二人の兄弟は物陰に隠れながら戦いを見守る。


戦いは五分五分かに見えた。
しかし、その時リーパーがultを発動する。
吹き飛ばされたトレーサーの制御装置のパワーが切れ(ブリンク回数が尽き)、ウィンストンはリーパーの散弾に倒れ伏した。
そして、ウィドウメイカーの手がDoomfistのガントレットに伸びる。

「やばい、やばいよ」
弟の焦る声が耳に届いたとき、少年は恐怖を振り切って決意を固めた。
「お前は、ここにいろよ」

リーパーの挑発にウィンストンが猛り(ult状態)、トレーサーのパワーが回復し、敵の目がそちらに向いたその時。
彼はその死線をかいくぐって、Doomfistのガントレットの直ぐ側まで走り込む。
再びトレーサーを退け、ガントレットを奪おうとしたウィドウメイカーの目に写ったのは、空っぽになったショーケースだけだった。


探し回るウィドウメイカー。
兄が見つかりそうになったとき、弟が声を上げる。
「あぶない!」
ウィドウメイカーは、声を上げた弟の方にスコープを構える。

「おい!」
背後からの声。
後ろを向いた彼女の目の前には、ガントレットを構えた小さな子供がいた。
少年が装着したガントレットは唸りを上げてウィドウメイカーを吹き飛ばす。

吹き飛ばされたウィドウメイカーが起き上がったときには形勢は逆転していた。
トレーサーと激高ウィンストンに追い詰められ、リーパーとウィドウメイカーは逃走するしかなかった。



静まり返った展示会場。
子供の手には、衝撃に耐えきれず外れてしまったガントレット。
彼がガントレットをトレーサーに手渡し、トレーサーはその小さな勇者を見つめながらこういった。

「君、ヒーローの素質あるかもよ」

再び同じ展示場所にガントレットを返して、去っていくトレーサーとウィンストン。


小さな弟は喝采を叫んだ。
「かっけぇーーーーーーー」

ヒーローはいないとうつむいていた少年の目にも、輝きが灯る。


世界にヒーローはいる。
そして誰かを助けたいという一欠片の勇気があるならば、君もその一員になれるのだ。



公式ムービー出てます。参照しましょう
www.youtube.com


ただの子供に出し抜かれたウィドウメイカーは、この失敗をえらく恥じているようで、
リーパーとともにチームを組むと

「あの博物館のような失敗はごめんよ」

と愚痴を吐きます。


世界はヒーローを求めている

この事件の次の週。
月曜日に発生した「ミュージアム強盗」があり、そこで争いがあったことを各報道が伝えた。
何の目的かは不明だが、この強盗事件には元オーバーウォッチ諜報員 数名の関与が疑われている。(当然のごとくタロンの文字は一文字も出ない)

そして世界報道期間Atlasニュースには、”オーバーウォッチの帰還”という文字が踊った。


国連は元” 諜報員の存在を認めた上で、無関係であると声明を出す。

「われわれ国連はオーバーウォッチを解体し、彼らの活動に対し何一つとして権限を与えていない。オーバーウォッチ再設立は依然として許可されるものではない」。

だがしかし、待って欲しい。
オーバーウォッチは解体したと言うが、「オーバーウォッチの最期」を見届けた人間は誰もいないのだ。

クレムリン宮殿からダウニング街10番地まで、世界中の首脳たちはオーバーウォッチの違法活動についてすぐさま厳しい非難声明を出した。
しかし民衆はどうだろう。
彼らの暴走するパワーに怯えながらも期待しているのではないだろうか。


偶然そのミュージアムでの争いに巻き込まれた子供が二人いた。
トレーサーと思わしき人物が彼らにヒーローの資格ありと表彰した時、年上の子供の目に宿った光。
それを私たちは知っている。


希望

無くてはならないものだ。



Atrasニュースの記者はこう語っている。

オーバーウォッチの話題が挙がると、私の世代はとてもワクワクした気分になる。
私達にとって、オーバーウォッチは私達世代そのものだ。


しかし、私達オーバーウォッチ世代は年をとってしまった。
かつて私たちは希望を信じたがダメだった。
しかし希望はまだ私たちのそばにある。
そしてまだ誰なのかは分からないが、彼らはその希望を思いもよらない方法で運んできてくれるのだ。

これから先のことはわからない。
今は、”現在”なのだから。
しかし、未来はどうなるだろう。


大切なのは、昔のオーバーウォッチが私達を落胆させたからといって、
新しい世代のヒーローも同じように恐れるべきなのか?なのだから。

きっと違う。



そう、
世界はヒーローを求めている


そして、
そのヒーローとは君自身かもしれない。





オーバーウォッチマーク




アトラスニュースの記事は、だらだらオーバーウォッチさんが毎度のこと日本語訳してくれていますので読みましょう。
overwatch.hatenadiary.jp





以上。
これでゲーム開始時までのストーリーは終わりです。
が、しかし。
新ヒーローを追加していく中でこの後ろの話が現在もオーバーウォッチゲーム内で進行しています。
新しい情報が入り次第ね、次の記事も作っていきたいと思います。
=>作りました。次回は「その12ドゥームフィスト騒動と天才少女」です。

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