ちょっと病院通いなどで忙しくしていると、二週間もブログを書かない日々を過ごしてしまった。
それはそれでしゃあないんだが、ブログというのは書かない状態がちょっとでも経つと、指が書き方を忘れてしまう。
まぁブログの神様ってのは嫉妬深いことだなぁと思う今日このごろ。
別に書くことがないわけではない。
来る二週間後にせまったOVERDRIVEのアレに合わせちょっと懐かしい話をすることもしてみたいし。
昨今有名になったクッパ姫に便乗してTSFや女体化、モンむすの魅力について語り明かしてもそれはそれできっと面白いだろう。
ただ、どうも書き始めがしっくり来ない。来ないんだよなぁ(´・ω・`)
んで、やっぱこういうときはこんなふうにザラッととりとめもなく話をすすめたほうがいい。
ということで、日くらし、硯にむかいて、心に移りゆくよしなし事を・・・・・・・・・
ハッ!Σ(゜∇゜*)!!
そう言えばあんまりお題回してないよな。
(はてなには「お題ボタン」ってのがあって、それを回すと「”XXX”について書いてみよう」みたいなお題がランダムで出る)
こういうときはこんな便利機能を使うのもありではないだろうか。
よし、お題回して、それになんか関係のある漫画の話でも書くか。
とりあえず振ってみよう。
お題「最近知った言葉」
んー、最近知った言葉なぁ・・・・。
ああ、そうそう。最近「パーソナルショッピング」ってサービスを知ったんよ。
この間、ガイアの夜明けで「どういう服着たらいいかわからんって悩みを持つ社会人が結構多い」って話ししてて。
その時すっごい思ったんよ。
「ああ、そういう悩みよく分かるわぁ」って。
やっぱみんなそういう悩み持ってるよねー。
私としては、そんな中でもメンズの「ファンション指標」が知りたい。
男って何着てりゃいいの?
そういうhow toを、とあるコミックがすっごい腑に落ちる解説で解いてくれて、とても役立ったんですよ。
こんなヲタでも「ファッションを身近な趣味に変えてくれる」というとても素敵なhow to 本。
そしてキャラが可愛い(萌え豚感)コメディ漫画。
ということで、すべての服を悩む男衆におすすめのコミック。
縞野やえ先生、MB先生によるファッションコミック
「服を着るならこんなふうに」
服を着るならこんなふうに(1) (カドカワデジタルコミックス)
- 作者: 縞野やえ,MB
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2015/12/10
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
ヤングエースwebで連載中。1~4話や最新話を含め、各巻ごとの最初の数話が無料で読めます。
web-ace.jp
あらすじ
妹と二人暮らしをする社会人、佐藤祐介。
会社では真面目に働く爽やか好青年だが、いざ家に帰ると、全身スウェットでゲーム三昧。家事も妹に任せっぱなし。
「仕事中にしっかりスーツ着て働いてるからいいんだよ。ファッションなんて」
だが、ある日集まった同窓会で見たのは「年相応のオシャレな格好」をした友達たちであった。
「みんなさぁ・・・・ちゃんとした大人って感じの服を着てたんだよ。年相応で、様になってて」
「所詮俺にファッションセンスなんて無いんだよ。それが俺を外に出る度に苦しめるんだ」
それで、無力感に打ちのめされて帰ってきた。
もういいんだ、俺はスーツだけで。ファッションなんてオシャレなんて諦めるしか無いんだ。
そんなうなだれながら愚痴る兄を見た妹は、とある提案をする。
どんな服を買ったらいいかわからない。そんなお悩みありませんか?
オシャレに必要なものはお金?センス?そんなものは必要ない!
全男子必読の史上初メンズカジュアルファッションコミック誕生!
何はともあれ4話までは読めるのでweb版を読んでいただけるとありがたい。
web-ace.jp
妹の環ちゃんがめっちゃいい子なの(*´ω`*)
二巻から出てくるヒロイン?な樋口リカさんも。
ほんとかわいくて良い子。
こんな子がいたらそりゃ毎日楽しいでしょうね。
ガイアの夜明けの”輝く大人ファッション”って回で、日本橋三越本店が「パーソナルショッピング」ってサービスはじめましたよって話ししてたんよ。
学校や仕事では制服orスーツばっかとか、今まで服に頓着してこなかったとかそういう人が、社会人になったとか、逆に仕事を退職したとかで周りを見てみた時に、
ふと気がつく。
あれ?このままだと俺の服やばいんじゃない?
みたいな疑問と焦燥感。
「何処に行ったらいいかわからない」
「何を買えば”正しい”のかわからない」
「どのブランド?今の年齢にあった服?ってどう探せばいいの」
別にかっこつけたいとかではなくて、TPOにあった
みたいな。
そういう「服に頓着してこなかった人」ってかなり多いらしくて、そういう人を顧客にすべく日本橋三越本店が「パーソナルショッピング」と称して、個別に服の購入サポートするコンシェルジュサービスってやつを始めたらしい。
=>三越本店の公式HP
パーソナルショッピング | サービス | 日本橋三越本店 | 三越 店舗情報
めっちゃ分かる。
めちゃくちゃ良くわかる。
鬱になって、いざ仕事をやめると平日に着る服が無いことに気がつく。
この歳の男で、「ある程度まとまな服」ってどうしたらいいの?
みたいな。
かと言ってあんま気張って「ファッション店」行くのは不安やん?
あそこどう考えてもアウェイなんだよね。
そもそも「センス?」とか「流行?」とかよくわからんし。
できればユニクロとかそういう入りやすい店で、普段遣いレベルでの「服の買い方」を知りたい。
「服を買いに行く服がない」「服屋に入れる服がない」「服を意識しだすとみんなが嘲笑っているように見えてくる」
何ていうか「正解がほしい」んですよ。そんなもの無いとわかってても。
そんな鬱屈と不安を抱えている私みたいな人って多いと思う。
個性とか、独自性とか、ファッション性とかまぁええんです。
センスとか持ち合わしとらんのです。量産で、ありきたりで。
ただただ、無難な服ってどうすればコーディネートできるのかを知りたいのです。
そんな悩みに非常に読みやすくわかりやすい説明で、「服を買うときの指標」を記してくれているコミックです。
キャラの魅力が読みやすさを後押ししてくれていて、特に読者に寄り添った主人公や、かわいい妹ちゃんのやり取りがとっても面白い。
特に「ファッションってなにそれ美味しいの」な私みたいな人でも「ああなるほどなぁ」と腑に落ちた説明をしてくれるのがありがたい。
主人公の言ってることが逐一共感できて、彼と一緒に「どういう服を選んでいけばいいのか」が知れるのが素晴らしい。
服系で、面白いキャラたちがドラマを繰り広げてというとやはり最初に出てくるのは「王様の仕立て屋」でしょうか。
王様の仕立て屋〜サルト・フィニート〜 1 王様の仕立て屋?サルト・フィニート? (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 大河原遁
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/03/19
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
まぁこっちは「スーツってどういうものなの」ってのをドラマ仕立てでやる話だし、個人的にはこの人の書くキャラの掛け合いが好きなんでスーツ部分は舞台装置として読んでるけど。
王様の仕立て屋に比べて、「服を着るならこんなふうに」は非常に身近な話や初心者にわかりやすい伝え方をしている漫画で、「私服の基本」という知りたかったことをしっかり伝えてくれる作品でした。
ユニクロ等をメインに取り扱ってくれるのも、気が楽でいい。
「これでいいんだ」っていう安心感
なんていうかなぁ。
「ファッションってセンスじゃん?」って思ってさ、「なら俺にはセンスが無いから無理やん」って思ってる自分がいて。
そんな私に「いやいや、とりあえず指標はあるんやで」って安心感を手渡してくれるような本。
こてこてにファッションするようなものでも、流行はコレだ!みたいな話ではないからすごく楽。
楽さがいい。
いや別にファッショナブルになりたいわけではないんだって。量産でもいい、っていうかできればユニクロとかで気楽に買いたいんですが。
でも何を買えばいいかわからん。
って人に、とりあえず「コレを選んできときゃいいんだよ」って教えてくれるありがたい本です。
学校を卒業して社会人になって、「え?ちゃんとした私服って何?」ってなってる人とか、
ある程度年齢がいって、最近の働き方改革的なのでオフタイムが増え、「いやスーツ以外何着たらいいかわからん」っていう人とか。
そういう時って「どうすればいいんだー(´;ω;`)」ってなってるけど「お洒落って聞くと嫌になる」って人に向けて、
「意外と簡単な指標があるんだよ」って話が展開されていきます。
センスとか、個性とか、ある種のナルシズムや着せ替えのような「ファッション話」ってわけじゃなくて、
「大人の落ち着いたー」とか「TPOがー」とか「相手を不快にさせない、恥をかかない」っていう話に置いて重要になってくるイロハを主人公と学んでいきましょう。
単行本には各章末に、ためになるわかりやすいコラムもついてきます。
妹がすっごくいいキャラ。そして女の子のコロコロ変わる衣装に萌える。
萌え豚ぁ!!となじられようと、
佐藤環ちゃんは可愛い。
キャラがちゃんと立っていて、掛け合いが面白くて、この作品は「萌コメディ漫画」としても十分楽しめると思います。
キャラ担当縞野やえ先生。ええキャラ描いてくれるでほんま(*´ω`*)
すっごい見に覚えのあるセリフを叫びまくるズボラな主人公も親近感がすごくて好きですが、そんな彼を導いてくれる妹の環ちゃんがかわいい。
こんな可愛いくて楽しい子になぜ彼氏がいないのか。
(まぁ多分彼氏とかだすと、休日兄に付き合って服を買いに行くという構図がやりにくいからだと思われます)
特に推したいのが「ズボラな兄に、しっかり者でお洒落な妹」の対比ということか、環は非常に家庭的かつオシャレさんなんですよ。
毎日違うファッションしてるし、可愛いコーディネートの衣装がいっぱい見られる。
無料で読める4話だけでも、いろんな姿を見せてくれます。
いやぁ華やかでいいなぁ。
巻を経るごとにいろんな角度、いろんな衣装の環が見れてとっても嬉しい。
兄思いで、しっかり者で、でも何処かお茶目でコミカルな環はほんといいキャラしてます。
2巻から加わるブランド物説明担当樋口リカさんもすっごくいい。
猫っぽくて、からっとしてて、あっけらかんとしているように見えて意外と情深いところとか。
目力がすっごい強くて、どことなく宮本さんちのフレちゃんを思い出す。
環だけでは伝えきれない「服の楽しみ方」を別方面から伝えてくれるいいキャラです。
リカさんは二巻から登場。
登場回から3話分(8~10話)は無料(2018/10/04時点)なので、ためし読み分でも可愛さが堪能できます。
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主人公が服を苦手になった原因で、歳も同じの女性で、何度も出かける仲。
妹とも仲がいい。
カプ厨的には本筋じゃないと理解しつつもこのリカさんと主人公の関係性がどうなるかも、私気になります。
総括
服を着るって、服を選ぶってこんなに楽しいことなんだ。
そういうことを教えてくれる非常に面白いhow to漫画です。
ここまで面白い話を描きながら、「ファッション、お洒落という怪人」への立ち向かい方を教われたのはありがたかった。
「服の基本」というか、「無難に着るならこういうものを選ぶとよい」っていう話なので、お洒落をする気がない人ほど必要な情報が書かれていると思います。
そしてキャラも魅力的で、掛け合いコメディとしても面白い。
「王様の仕立て屋」でも思ったけど、難しい話をされる前に「キャラへの愛着」があると話についていきやすくて助かります。
単行本には様々なこぼれ話やコラムという形で、本編では伝えきれない「コーディネートって何」が追加されているので気になったらぜひ単行本にも手を出してほしい
縞野やえ、MB「服を着るならこんなふうに」
服を着るならこんなふうに(1) (カドカワデジタルコミックス)
- 作者: 縞野やえ,MB
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2015/12/10
- メディア: Kindle版
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