citrussinのチラシの裏

ゲームや読書感想、日々のことを適当につづる日記。TwitterID @sinensis197

終始ニヤニヤが止まらない下宿ラブコメコミック。宮原るり 「僕らはみんな河合荘」。完結してしまったので感想記事。

僕らは皆、かわいそう。
河合荘・・・・
終わっちゃったよ。河合荘の物語が
ずっと見ていたかった。
ずっとみんなと一緒にいたかった(´;ω;`)


でもしゃあないね。
休日はいつかは終わり、新たな物語が始まるんだから。
すげーいい終わり方だった。
おまけの後日談も含めて。

ということで、同じ屋根の下に住む変人たちに振り回されながら、恋と青春を謳歌する。
高橋留美子がめぞん一刻にて切り開いた所謂「下宿モノコメディ」の良作。
宮原るり 「僕らはみんな河合荘」

僕らはみんな河合荘(1) (ヤングキングコミックス)

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アニメにもなりましたね。とくに歌が好きでした。


終わらないでほしかったけど、この度11巻を持ちまして。
堂々の完結となりました。
良かった。
本当に面白かった。

というわけでその1/10ぐらいでも伝わればいいなと感想記事。

注:この記事は「僕らはみんな河合荘 」の致命的でない軽いネタバレを含みます

あらすじ

親の転勤がきっかけで、賄い付きの下宿「河合荘」で暮らすことになった高校生・宇佐和成。
中学時代、彼はその「人との距離をつかむのがうまい」性格から変人処理担当と噂され、何かと厄介事に振り回され続けた苦い経験がある。
せめて高校では、普通の恋や青春を謳歌したい。
例えばそう、高校の図書館で見かける知的で清楚な憧れの先輩。
あの子のような彼女と一緒に青春の高校生活が送れたなら・・・・・

古いが趣のある河合荘を気に入った宇佐だったが、なんとルームメイトは変態ドM男。
これでは中学の二の舞である。
たまらず下宿から脱出しようとした彼は、しかし玄関口で運命と出会う。
図書館で見かけ憧れた先輩・河合律。
彼女もココに住んでいるのだ。
これはフラグか?
それとも罠か?

無口・無愛想・無表情と揃ったコミュニケーション能力皆無の女の子・河合律
小学校の金網に顔を埋めていた人畜無害のマゾヒスト・城崎。
美人なんだけど・・・・とても残念な上、デリカシーも男運も壊滅的なOL・錦野麻弓。
見た目は可愛いけれど、化粧マシマシ内面腹黒猫かぶり女子大生・渡辺彩花

強烈な個性を持ちすぎた住人たちとの愉快なひとつ屋根の下生活。
果たして宇佐は理想の高校生活を歩めるのか。
そして律との恋の行方は。


という、まぁ
「変人たちとの馬鹿騒ぎ青春コメディ」
「実はくっそめんどくさい女である憧れの人との一進一退”ひとつ屋根の下”恋物語」
「奇抜な住人と、生真面目だけどどこか変な主人公との掛け合い」
というめぞん一刻から連綿と続く旧き良き「下宿もの」です。
めぞん一刻以外でいうと、ラブひな、まほらば、優&魅衣あたりがパッと思い浮かぶな。
ラブひな、優&魅衣は言うに及ばず、まほらばも良作でした。

  • 下宿コメディの金字塔。高橋留美子のめぞん一刻

めぞん一刻〔新装版〕(1) (ビッグコミックス)

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  • ラブひなと優&魅衣は、マンガ図書館Zで無料で読めます。
    • ラブひなは下宿ハーレム物、優&魅衣はジャンプのエロコメ枠です。
    • 注:マンガ図書館Zは、発案者であり「ラブひな」や「ネギま」の作者でもある赤松氏が運営する、無料マンガサイト
    • 広告費が作家さんに入ります。出版社も許諾済み。ブラウザではなくオフラインで保存したい場合(PDF提供)は有料

www.mangaz.com
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  • まほらばは多重人格者ヒロインが特徴のハートフル下宿コメディ。

まほらば 1巻 (デジタル版ガンガンウイングコミックス)

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それにしても、
「かわいい女の子と馬鹿騒ぎできる友人のいるボロボロだけど温かいアパートぐらし」
ってのはええもんやなぁと。

律ちゃんかわいいよ律ちゃん

律ちゃんが可愛い。
くっそかわいい。
赤面がすごく可愛いので、とりあえず赤面好きはさっさと買ってくるよろし。

二人の付かず離れずの甘酸っぱいというか、青くさいというか・・・・・半ばうっとおしいまでの恋愛模様が、河合荘の変人共を巻き込んで10巻通して語られる。
11巻はエンディングと後日談。
律ちゃんが可愛いのはラブコメ物として当然なんだけどそれ以上にこの子超めんどくさいの。
まぁ、響子さん(めぞん一刻のヒロイン)もめっちゃめんどくさかったし、ね。
人付き合いは悪いは、無駄に深く考えすぎてドツボにはまるわ、一言も二言も足りないわ。
だけど、そんな中でたまに見せる律ちゃんのデレがですね、宇佐くんと読者である我らを存分に振り回してくれました。
宇佐くんが頑張って距離を縮めようと奮闘する姿は涙モノですよ。


そして、そんな律ちゃんが、あの仏頂面だった、人付き合い能力皆無だった律ちゃんが、
巻を追うごとに、くっそチョロくなって、コロコロ表情を変えるようになっていって。
ここまで宇佐くんが頑張ってきたからこその、このギャップがすごくいい。
11巻読み終えたところで1巻に戻ったら
「あれ?こんな律ちゃんって無愛想だったかΣ(゚∀゚ノ)ノ」
ってびっくりしましたわ。

間違いなく、この漫画の一つの魅力として
「ダメダメなヒロインの成長を全員で応援していく」
頑張れ宇佐くん!ってのがありましたね。
頑張れ、超頑張れ、めげんな宇佐くん。
二人がくっついた時は、そりゃもう一入でしたよ。

宮原るりの描く個性あふれる楽しいキャラクターたちの掛け合いがすごくいい

「おれとシロさん」がくっそ好きでした。
ルームメイトのシロさんと宇佐くんの「男の子らしい」バカバカしい掛け合いが。
スパイになりきったり、妄想設定で盛り上がったり、いきなりのネタフリに乗っかってごっこ遊びしてみたり。
シロさんみたいな友人ほしいよね。

無愛想な律と「マトモなんだけど何処か変で、そして凄まじくにやけ顔がウザい宇佐くん」の奮闘恋物語もすごく楽しかったし、
真弓とシロさんの不思議な関係や、住子さんが最強キャラなのもすごく良かった。
あと、彩花の強キャラ感がいい。
ああいうぶりっ子で強かで情に厚くて格好いいキャラ好きです。
巻き込まれた方はたまったもんじゃないだろうけど。

巻を経るごとに河合荘外にも個性的なキャラが増えていって。
出てくるキャラが変に奇をてらわずそれでいて個性的で。
でもありそう?って感じさせるのがいい。
そしてその中で生まれる関係性や掛け合いが、なんとも独特なテンポと雰囲気を創っていて。
終始ニヤニヤ顔が止まらなかった。
宮原さんは四コマ畑出身だからかキャラの造形や掛け合いがうまいなぁ。



河合荘の住人たちと過ごした騒がしくも暖かい日々

シロさんを皮切りに、河合荘の関係者はすっごく温かいんですよ。
全員で囲む夕飯が一つの象徴となっているというか。
辛いことがあったときも、嬉しいことがあったときも、みんなで分かち合える。
特に管理人であるおばあちゃんの住子さんと、彼女が采配する独特の「下宿ルール」がとってもよかった。
あったけぇ、あったけぇよ。
序盤最後の山場で宇佐くんがすっごい辛い思いするんですが、そのときに「住子さん好物作ってくれないかなぁ」って思うんですよ。
帰れる場所、みんなで笑い会える場所が河合荘なんだよなぁ。
その後に宇佐くんに加勢しに来る河合荘の面々も格好良かった。

それでも河合荘は一次の止まり木。
11巻ですごくきれいに締められているのが見事です。
住子さんの独白「河合荘あそこは仮宿だもの」からのシーン。
あれが河合荘なんですよね。
「沢山の人生の欠片にちょっとだけ登場するのよ。『河合荘』と私が」
ってやつ。
ああ、そうだよなぁ。って
いつかはみんなそれぞれの道を歩んでいくんだけど、それでも振り返れば河合荘があったんだよなぁって。
だからつながってるんだよ!って。
そしてそこからの後日談が・・・・
もうね!

総括

読んでたら始終ニヤニヤし続けてしまう傑作下宿コメディ。
病院の待合で読み返してたんですが、ちょっと横に座ってた人がドン引きしてた
ちょい恥ずかしかった(´・ω・`)

テンポの良いギャグ、個性的なキャラクターたちのイキイキとした掛け合い。
河合荘という特別な空間で起こる、様々な価値観をお互い認め合うような関係性。
そしてそんな個性や距離感にあえぎながら奮闘する恋物語。

宮原るり 「僕らはみんな河合荘」、おすすめです。

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