前回その10-2
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では、ソンブラがとあるハッカーと共にルメリコのシステムをハッキングしていく姿を語りました。
ハッキングされたルメリコは、裏で進めていた計画を暴露され一転窮地に陥ります。
そして、それに乗じてギャング団ロスムエルトスは様々な混乱をドラドで起こしていくようになりました。
ドラド激動
ソンブラの告発
とある日、世界報道機関Atrasニュースに一通の告発が舞い込んだ。
ハッカー集団「ソンブラ」と名乗る彼らは、エネルギー企業LumeriCoとそのCEO Guillermo Porteroの犯罪証拠を暴露したのだ。
その告発と暴かれたLumeriCo機密文書には、Portero氏が同社の資金を私的流用し、様々な公的機関に賄賂を払い、LumeriCoにとって有益なリベートと制度改正を行っているという犯罪の証拠が書かれていた。
そしてその文書をたどると、Portero氏率いるLumeriCoは、政府収賄を通じて最終的にメキシコ全域の非公開土地を奪取し、LumeriCoの施設を拡張する計画を立てているというのだ。
さらに、その電子メールは、インドの巨大企業のヴィシュカーコーポレーションとの会話を明らかにして、ヴィシュカー発展のためにLumeriCoの独自のエネルギーシステムを輸出することを議論していることも告発。ヴィシュカーはその悪辣な手法で度々問題視されいている企業だ。
最近、特にリオデジャネイロでの再開発と最新プロジェクトについて、ヴィシュカーはビジネス取引に関する問い合わせが起きている。
=>オーバーウォッチ講座:オーバーウォッチの歴史、ストーリー その7-2 世界の混乱と新世代ヒーロー - citrussinのチラシの裏
メキシコの州政府が部分的に支援している半国策会社でもあるLumeriCが、ヴィシュカーと”居心地の良い関係”になることが本当にメキシコのためになるのだろうか?
- ソンブラARGで見つかったサンジェイ・コーパルとのやり取り
- サンジェイはリオを火の海に変えたヴィシュカーの交渉官で、ヴィシュカーの意を通すためならばどんな犠牲を払ってもいいと考えている人物。
Mr. Portero,
I have conveyed the contents of our latest discussion with the executive directors and they are all in agreement in principle on the framework for a deal. Of course there will be a lot of discussion and communication in the coming days, but I am optimistic that we can reach a mutually beneficial understanding.
I understand your concerns over the recent press about our Rio de Janeiro development, however I can assure you that this is just a blip on the radar and that we are taking care of it. And of course, we are more than happy to keep our negotiations private until such time that you feel comfortable in discussing them with the public. And of course, we are more than happy to assist with smoothing over any conflicts that might come up in opposition of our proposals.
Sincerely,
Sanjay
ポーテロ氏
最新の議論の内容を執行取締役に伝え、原則として取引の枠組みについてはすべて合意しました。
もちろん、今後数多くのディスカッションやコミュニケーションは必要ですが、お互いに有益な合意に達することは間違いないでしょう。リオデジャネイロ開発で起こったことについて、最近の報道に対するあなたの懸念を理解しています。
しかし、これは些細な雑音のようなもので、私たちはこの問題を管理できていることを保証します。
もちろん、公式に話し合えるのが問題なくなるまで、この交渉を今は非公開にしておくことはとても喜ばしいことです。
そして言うまでもないですが、私たちの提案に対抗するあらゆる障害を円滑にするため助けてくれることはとても喜ばしいことです。敬具
サンジェイ
ハッカー集団「ソンブラ」によって明るみに出た機密文書は、メキシコ復興に力を注いでいたエネルギー企業LumeriCoをスキャンダルの嵐に巻き込んだ。
復興事業は停止を余儀なくされ、CEOの責任問題にも派生する。
この文書は、最近起こったLumeriCoへのセキュリティ攻撃により取得されたと報じられている。
LumeriCoとメキシコの政府法執行機関は、これらの侵入を犯罪行為とし、この暴露も悪意ある捻じ曲げだとしているが、ハッカー集団は、「自らの得た情報は公益にのみ利用する」と主張している。
この暴露にGuillermo Porteroも下記のように反論した。
「悪辣なハッカーによって”取得した”とされるこの記録を信じるのはいかがなものか。証拠を彼らはいくらでも捏造でき、現実の根拠は一切ない。私は私の人生を我が故郷であるメキシコに捧げている。
ーー そして、私は近い将来この根拠なき主張が無実のものだと証明され、Doradoを含むメキシコ全土が世界最高クラスの都市に復興することを確信している。市民社会の法律を踏みにじった犯罪者は正義の手によって裁かれるだろう」
はてさて、これが真実なのかどうか。
少なくともポーテロに傷があったことは確かですが、タロンに身を寄せているソンブラがロスムエルトスを助力して行うこの行為も正当なものとは言いづらい気がします(´・ω・`)
また、これまでのポーテロ氏は、従業員やメキシコの人々へ様々な配慮を見せる彼の姿が描かれており、ソンブラの優位性へ疑問符を感じます。
しかし、サンジェイと手を組んだり、不明金(ソンブラに言わせると賄賂)がドラドバンクへ入金されたりと、ポーテロの裏も見え隠れします。
また、Doradoとヴィシュカーの関係はシンメトラのセリフからも伺え、シンメトラをDoradoでピックすると「ここはヴィシュカーの手によって理想の世界に生まれ変わるのよ」とつぶやいてくれます。
ヴィシュカーやヴォルスカヤと違って、ルメリコはいまいち善悪が見えづらいんですよね・・・ソンブラが関わっていることもあって。
例えば、ソンブラが介入する前のメールには、ギジェルモ・ポーテロが社員に「有給ちゃんと取ってくれよ」とか「コンサート楽しかった?」とか社員に気を回しているメールが散見できます。
社員は大事にする人だったみたい?
クライシス当時のポーテロの姿もみてみないとよくわかんないが。
- 例えば社員に当てた「休暇はちゃんと取ってくれよ」的メール
Hello everyone:
In recent months the number of employees working overtime has been increasing. I am honored and excited by the level of dedication and passion that motivates this behavior, but they must know that they should not sacrifice their personal lives. This company was created to benefit society, and society includes every one of the members of LumériCo.
Please take advantage of your paid vacation. They are there to be used.
Regards,
Guillermo
みなさん、こんにちは:
近年、残業をしている従業員の数が増えています。
確かに進んで残業行う彼らの献身と情熱の高さには嬉しさや敬意を感じます。しかし、彼らは彼らのプライベートを犠牲にしてはならないと知る必要があります。
この会社は社会に利益をもたらすために作られたものであり、その「社会」にはルメリコのすべてのメンバーも含まれています。用意された休暇は利用してください。
よろしく、
ギレルモ
ロスムエルトスの暴動とドラド銀行爆破事件
この問題について毅然とした態度を取るGuillermo Porteroだが、新たな問題が噴出する。
ハッカー集団「ソンブラ」の告発と呼応するようにDoradoのギャング ロス・ムエルトス(ソンブラの古巣)が、Porteroとその共謀者の即時の辞任と逮捕、LumeriCoの発電所建設の中止を訴えたのだ。(おそらく、ソンブラの支援による行動)
さらに、ハッカー集団の暴露した事実を第三者機関が調査すること、LumeriCoの政策に影響された市民への賠償なども要求している。
そして、LoreriCoがDoradoに原子力発電所を建設し復興を加速すると発表したことを受け、ロス・ムエルトスは抗議活動を組織した。
ギャングであるロス・ムエルトスの”抗議”とは、テロにほかならない。
彼らは悪名高いジャンクラットと手を組み、建物を破壊し、政府系銀行を爆破。中の資金を盗み出したのだ。
(ドラド銀行には、ポーテロへの用途不明な大金が入金されている疑惑もある)
- Doradoの防衛側(ギャング側)のスタート地点は空っぽになった銀行内
- 銀行内部へは建物を爆破して侵入されている。
- ルメリコの銀行を監視するセキュリティーモニタには、二人の姿が映っている。
この一連の事件についてAtlasニュースが出ています。
- Atlasニュース(英語)
- 残念ながらどこのブログ様も翻訳されていないようなので、翻訳した内容をつなぎ合わせながら上記のストーリーを書いております。ので、この単元を読めば基本的にこのAtlasニュース内容も知ることができるようになってます。
- LUMÉRICO CEO STEPS DOWN - News - Overwatch
アリーナマップ:「Castillo」について
「Castillo」(カスティーリョ)はDoradoの町並みと湾を見下ろす、植民地時代に築かれた要塞。
怪しい客が頻繁に出入りするBAR「Calaveras」とソンブラの邸宅兼ハッキング拠点。
そしてドラドに巣食うギャング集団「ロス・ムエルトス」の隠れ家でもある。
街に入るための門には大きくロス・ムエルトスのマーキングが有り一般人は近寄りさえしない。
ここからDoradoの街を一望でき、逆にCastilloは天然の要害に建てられた古い要塞は敵の攻撃を阻む。
よってここは犯罪者の拠点に最もふさわしい場所に違いない。
- 崖からドラドを一望できる
ここでバトルする際の一方のチームスタート地点は、ソンブラの邸宅である。
トレーラーにも写っていたPCが設置されており、壁面モニターにはハッキングのための世界中の組織の関係図が記されている。
また、ルメリコやヴォルスカヤなどソンブラのハック対象の資料がそこらに点在しており、床には壊れたテレポーターが無造作に転がっている。
- 壊れたテレポーターや修理する作業場
- ルメリコとヴォルスカヤへの接続を行うPC
- ベッドの上にはドラドでの情勢が書いてある週刊誌
- 行方がわからなくなっているアナとマクリーについてのタグ付をしているPC
- 端末に映し出された世界地図とマーカー
- 場所は「北京」「アメリカ」「ヌンバーニ」
- 北京には「Objectivo」のラベル。北京というと、レイコータワーとルナコロニーですかね?
- また、エジプトで猛威を振るう百舌鳥についての捜査資料もある
もう一方のスタート地点は、後ろ暗いものたちが集まる怪しげなBAR「Calaveras」
かつて、ここでロスムエルトスや、ジャンクラット&ロードホッグが銀行爆破や強盗を計画し、更にクリスマスイベントでは警察に追われるマクリーがココで酔いつぶれていた。
まさにCastilloはギャングたちのたまり場なのだ。
- Twitterにて明かされた、銀行爆破計画書
[EXCLUSIVE] Evidence recovered from audacious Banco de Dorado robbery. Learn more during next week's special report! pic.twitter.com/Ipvyq2JjCH
— Overwatch (@PlayOverwatch) 2015年9月17日
Guillermo Porteroの辞任
高まる不安の中、ある日「挑戦者Guillermo Portero氏が本日辞任した」とAtlasニュースが報じた。
ハッカー集団によるハッキング、異例の事態に発展している集団抗議、そして先日起こったメキシコ全土の混乱を踏まえ、CEOとして一時的に辞任したのだ。
おそらく、辞任に影響を与えた最も大きな要因は、世界中で報道されている「世界の広範囲に渡るソンブラのハッキングと”落書き”」だろう。
ソンブラ・プロトコルと題されたそのハッキングウイルス(?)は世界中のモニターを掌握。
ありとあらゆるモニターが、Guillermo Porteroの悪辣さを論った文章を表示した。
「LumeriCoとGuillermo Porteroが今後立ち直り、長期的な未来を歩んでいけるかについてはかなり疑わしいと言わざるをえない」と専門家は口にする。
同社内の情報筋は、これが英雄として人気のあるCEOの終わりになる可能性があると考えている。
しかし、Guillermo Porteroを含む彼らはあくまで”一時的”であり、正式には辞任していない。
社内の職員の中には、かのカリスマ的なリーダーを信じているものも多く、「彼は決して職務を諦めてはいない」と強調した。
ここ数週間の激動が、LumeriCoに対する世論をどのような形にするのかどうかは不明のままである。
しかしPortero氏は自らはあくまでも潔白だと主張したうえで、「ハッキング行為への継続的な調査、同社への行為に対する当局の見直しが全て行われるまで、この問題に対する責任がLumeriCoや彼自身に押し付けられないことを期待する」とした。
- CEOの失脚を報道するAtlasニュース(英語)
また、ごく最近。LumeriCoのセキュリティーシステムへ再度ハッキング行為があったことが報告された。
LumeriCoのセキュリティシステムにどのような被害を及ぼしたのか。広範囲に渡りネットワークインフラが損なわれる可能性があるとセキュリティー内部関係者が懸念している。
そしてこのドラド事件を皮切りに、ロシア最高の軍事治安部隊であるVolskaya Industriesなど、世界中で同様のハッキング行為が確認されるようになる。
=>次回に続きます
ドラドに現れたソルジャー
76の軌跡
前回の76の話は7-3
多くのオーバーウォッチ施設を襲撃し装備を整えたあと、ソルジャー76と名乗る謎の傭兵は世界各地に現れた。
彼はDoradoの激動に関与し、そしてタロンの本拠地へと彼は孤独な戦いを続けていった。
各地で様々な違法行為を犯した彼は、大金を賭けられ世界中に指名手配されていた。
指名手配:ソルジャー76
国際逃亡者「ソルジャー76」がドラドで目撃されたという報告があります。
最後のOverwatch施設に対する一連の攻撃の後、アメリカで最後に見られたように、彼は国境を越えてメキシコに入ったようです。
個人の居場所や活動に関する情報があれば、当局に連絡してください。
$ 10,000,000の報酬はどんな情報にでも提供されています
HERO
Doradoに住む少女、アレハンドラ。
彼女はその日、希望に出会った。
母に頼まれてお使いに出かけた彼女は、地元ギャングのロスムエルトスに絡まれ財布を強奪される。
それがなければ食料が買えない。
怯えながらもギャング団を追っていった彼女が眼にしたのは、76と刻まれたスーツを着た長身の男の姿だった。
武器を持ったギャング団相手にたった一人で立向かい、彼らを殲滅する謎の男。
最初はその恐ろしさにおびえ物陰に隠れていた彼女だったが、ロスムエルトスが放った手榴弾が彼女を命の危機に晒してしまう。
爆発の寸前。
目をつぶった彼女が再度開けたときに見たのは、自らの身体で爆発から彼女をかばう謎の男の姿だった。
「どうして守ってくれたの?」
「昔の癖が出ただけだ」
歩き去ろうとするその男に彼女は聞いた。
「あなた、あのヒーローたちの一人なのでしょう」
街中に貼られたオーバーウォッチのポスターは市民の手によりボロボロに割かれている。
「もう、ちがう」
彼はそう言って立ち去った。
「ヒーローだよ」
その日少女は本物のヒーローを見た。
混乱と災厄に覆われる世界で、信じられるものを見つけたのだ。
- 公式アニメーション出てます。見るべし!
ということで、Dorado攻撃側で76を選ぶと
「ロスムエルトスのクズどもが!」
と吐き捨ててくれます。
また、ルメリコのことも疑っているようで「ルメリコの奴らは何を考えている」と疑念を呈します。
以上、ドラド激動でした。
これにてソンブラARGは終了。
ただ、ソンブラARGの結末はこのあとヴォルスカヤ襲撃事件に繋がります。
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