citrussinのチラシの裏

ゲームや読書感想、日々のことを適当につづる日記。TwitterID @sinensis197

今期アニメが神になりそうなきらら枠キャンプコミック、あfろ「ゆるキャン△」。コミック読んだので感想。

2018年冬アニメ
「ゆるキャン△」がとてもいいアニメでして。
 
これいいわぁ。これいいわぁ
とかつぶやいてたら、友人が
「原作も読もうね(ニッコリ)」
とか言ってきました。

ということで、きらら系列×キャンプなコミック
あfろ「ゆるキャン△」

ゆるキャン△ 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

ゆるキャン△ 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

読んだので感想記事。

キャンプしたくなる、アウトドアめしが食べたくなるコミックでした。
あと、キャラが可愛い。ほんわかする(*´∀`*)




あらすじ

きっと、そらでつながっている


祖父から譲り受けたキャンピンググッズを自転車やスクーターに積み込んで。
吹きすさぶ寒風に焚き火で温まりながら。
オフシーズン(冬)に一人キャンプするのが大好きな女子高生「志摩リン」。
とある冬の日の富士山麓でキャンプ中、彼女は真夜中のトイレの帰りに泣きわめく一人の女子高生を発見する。

静岡から山梨に引っ越してきた、何処か抜けてる女子高校生「各務原なでしこ」。
引っ越したばかりの場所で、なでしこの“千円札の絵にもなっている富士山”を見る計画は頓挫していた。
あいにく天気はくもり空。富士山も望めず、疲れ果てた彼女は眠りこけ・・・・
目覚めるとすっかり夜。
帰り道は闇の中。
彼女は遭難しかかっていたのだ。

温かい焚き火の爆ぜる音、空腹にいくらでも入る美味しいインスタントカレーめん。
そして、雲の晴れ間に見えた大きな富士山。
その出会いをきっかけにキャンプの楽しさに目覚めたなでしこは、高校のサークル「野外活動サークル(野クル)」に入部。
野クルのメンバーと、志摩リンの友達と、途中で野クルに顧問の先生も加わって。
彼女たちが過ごす時間は、ちょっぴり手が届きそうな非日常。

みんなでするキャンプも、一人でやるキャンプも。
キャンプってこんなに楽しい!!
今年の冬はキャンプへ出かけてみませんか?




はい。
ゆる~いキャンプ=>略して「ゆるキャン」です。
曰く「アウトドア系ガールズストーリー」だそうで、旅・キャンプ・めし・焚き火とキャンプの楽しさが存分に描かれた一作。
最後につく△はテントのマークですね。
旅っていいなぁ。キャンプしてみたいなぁ・・・・
そんな風に思わせてくれる作品です。


2018年冬期にアニメになりました。

  • youtubeのアニメPV

www.youtube.com

良アニメです。キャラデザもよく、非常に良く動くので見ていて楽しいです。
原作の補足をするアニメオリジナルエピソードもかなりいい感じ。
(例えばアニメ3話では野クルのバイト開始エピソードや、最初の鍋のときなでしこがキャンプに来るまでのエピソード、なでしこ家にあるテントの話など、原作では語られていないエピソードが色々補足されている。)
キャラたちの表情や各”間の描写”も良く、コミック既読者もアニメに手を出してほしい出来です。

追記
今のところ(4話放映現在)、アニメ4話で(アニオリをはさみながら)丸々1巻の内容がアニメ化されました。
5話は、予告とタイトルを見る限りコミック2巻収録の7,8話(1p-52p)の内容になるようです。
1クール12話で考えると3巻終了ですが、3巻は区切りが悪いので(野クルと志摩リンが一緒にキャンプをする予定を立てて終わり)、おそらく区切りがよくアニメ1話冒頭でもチラミセされた、クリスマスキャンプ回(コミック4巻エピソード)で終了かと思います。
(そもそも、巻末の短編エピソードはアニメCパートに移動してますし、端々にエピソード調整入ってるので4巻まで行っても変な圧縮は無いでしょう。安心(゚∀゚))


ただ、ちょっと第一巻の絵柄とアニメの絵柄が違います。
漫画が進む毎にキャラが小鼻化して今風の絵になりました。
アニメは新刊ぐらいの画風になります。

  • シマリンのキャラデザ比較

ゆるキャンのキャラデザ比較

好みは人それぞれだと思いますが、個人的にはアニメから入ったので最初より新刊のデザインのほうが馴染んでしまってます。



きらら×キャンプ×めし×旅

キャンプとキャンプめしと旅レジャーの楽しさを押し出した「けいおん」的な感じがする。

とにかく旅情感、アウトドアの開放感、そしてアウトドアめしが特徴です。
テントを載せた原付きで、遠くの地に遊びに行って。
そこの名物を食べるもよし、キャンプ場で一人のんびりするもよし。
開放感と自由さが輝いて見えます。
アニメではのんびり景色を映すだけでも絵になっていたりして。
ハプニングが起きて予定がガラッと変わったりもするけれど、それも思い返してみれば大切な思い出になったり。
キャンプの空気感て特別ですよね。

そしてアウトドアご飯が本当に美味しそう。
特に冬ですから、寒い外で暖かい汁物を飲むのがとてもとても。
めっちゃおいしそうなんです!
友達と一緒に鍋をつつくのも、一人でレシピ本片手にコッヘルでめしを食べるのも。
漫画途中からは新兵器「焚き火グリル」を手に入れ、更に料理が加速します。
志摩リンが焚き火グリルを買って、「あれしようかなぁ、これしようかなぁ」って悩むのすごくよくわかりますね。
一気に世界が広がって・・・という感じが。

あと、アニメでは脅威の作画力を見せつけた「なでしこの食事シーン」
原作設定通り、本当に美味しそうに食べるんですよ(*´∀`*)
5巻ではぽっちゃり時代のなでしこもお披露目。
いやぁ、やっぱ食べるの好きなんですねぇ。

登場人物全員がある程度料理ができるということも踏まえて。
やはりこれは「アウトドアめし布教漫画」なのではないかなぁと思いました。




実際の道具が作内で使用されている。

実際売ってるキャンプ道具をキャラたちが自分たちで選んで使っています。
エピソードも含めて、信者魂の唸るところなのかな?
揃えたい人はかなりのお金が飛びますね。

でもリアルの道具を描写しているおかげで、キャンプ感がリアルに出てる気がします。

  • テーブルは鹿番長のアルミ ローテーブル

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミ ロールテーブル ケース付 M-3713 アウトドア用 折りたたみ式

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミ ロールテーブル ケース付 M-3713 アウトドア用 折りたたみ式

  • 湯沸かしはウインドマスター

  • 座る椅子は、エーライト「メイフライチェア2.0」?

この3セットはかなり象徴的ですね。
リンが、トントントンと置いてキャンプの準備を整えるシーンが印象的です。
Fender Japan JB62/LH(けいおんの澪のベースのモデル)がごとく、アニメ終了ぐらいにはこの「志摩りんセット」が売れてしまうんじゃないだろうか。

更に言えば、テントはモンベル「ムーンライト3型」だそうです(ニコ動コメントいわく)

モンベル(mont-bell) テント ムーンライトテント 3型 グリーン GN [2~3人用] 1122288

モンベル(mont-bell) テント ムーンライトテント 3型 グリーン GN [2~3人用] 1122288

こっちも人気が出そうやね。
残念ながら、980円野クルテントはよくわからんみたいです。


テントと3点セット以外にも
志摩リン愛用クッカー「コールマン:パックアウェイ ソロクッカー」

コールマン パックアウェイ ソロクッカーセット 2000012957

コールマン パックアウェイ ソロクッカーセット 2000012957

アニメ1話から登場しているランタン「エクスプローラーsol-036c」とはいえ、こっちは揃えるやついるのかな。
印象に残るシーンは今のところ少ないです。


それよりも、
漫画版ではリンが焚き火グリル「B-6君」を購入しヘビーユーズ。
なでしこはルミエールランタンを求めてバイトなど。

コールマン ランタン ルミエールランタン 205588 【日本正規品】

コールマン ランタン ルミエールランタン 205588 【日本正規品】

ここらへんが人気出そう。
アニメでは、(話数進行速度から考えるに)おそらくB-6君が5-6話ぐらい、ルミエールランタンは出るならば8話前後辺りで登場かと思います。
というか、信者は金がどんだけあってもたりなさそう(´・ω・`)


志摩リンの原付きバイク(原作途中から乗ります。アニメは4話から登場)はvinoだそうです(ニコ動コメントより)。
https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/vino/img/vino_index_key_2017_pc.jpg


ちなみに、アニメで色がつきましたが・・・・
「Vino BLUE SKY Version」か「Vino パールシアン」っぽいんです。。
アニメの色味調整もあるでしょうし、正直どっちかは判別つきづらい。


追記:
5話でじっくり見たところ、シートを”黒”にしたパールシアンっぽい感じがします。
ホイール灰色っぽいし、シートもフットボードもグレーじゃなくて黒だし。

写真のっけとくんで、各自判断願います。

  • ペールシアンパール2(パールシアン)

vinoパールシアン

  • blue sky

Vino BLUE SKY Version

  • アニメの写真(ゆるキャンアニメ4話より)
    • ここの場面だけ見ると、パールシアンにみえる。

志摩りんバイク

ただスカイブルーはヤマハが2006年7月に出した限定モデルだそうですので注意。

  • ブルースカイに関して(外部リンク)

爽やかな"ブルー"採用のレトロポップスクーター ヤマハ 「Vino BLUE SKY Version」 限定発売 - 広報発表資料 | ヤマハ発動機株式会社

パールシアンは普通にヤマハのカタログに乗ってました。
こっちは入手が楽そう?


免許取るまで志摩リンが使っている自転車は、これなんだろうな。
折りたたみの白なのはわかるけど・・・・アニメの動くシーンを見るとフォルムはDAHONっぽい?
何とも言えない。検証班はよ。
=>侍サイクル様のサイトにて、「DAHONのboardwalk D7」っぽいとの提示。
=>自転車のこと何も知らん私より、よっぽど信頼性が高いと思われます。
jitensyazamurai.com

=>まさかの「侍サイト管理人様」よりさらなるお返事をいただきました


とのことなので、「あくまでそれっぽいもの」だそうです。
とはいえ、ファンとしては「それっぽい」から間口が広がるのも素敵だと思います。
侍サイト様、本当にありがとうございました。



揃えたいやつは
vinoか折りたたみ自転車(DAHON?)にモンベルテント乗っけてB-6君でグリルしましょう( ・ㅂ・)و ̑̑
当然座る椅子はメイフライチェア、読む本は「徳川の埋蔵金の秘密」となります。

その際は、ちゃんとゆるキャンで注意された「初心者が起こしやすいキャンプミス」は犯さないようにね(´・ω・`)

  • テントは使う人数より+1,2人の大きめテントを使うこと
  • テントの下には汚れや傷つき防止にシートを引くこと
  • 冬は寒さが、夏は虫がヤバイこと
  • 備長炭は火がつきにくいので、成形炭を・・
  • 焚き火はルールに従って・・・・、乾燥するので注意して・・・・

などなど、様々な「キャンプでの失敗を防ぐ準備」が作中で楽しく描かれています。


追記:後日、更にぐぐると先駆者様たちがいっぱいいらっしゃいました。
特に「バイクで旅ツーリングに行こう」様のブログは、きっちり何が何に使われたか、何処が聖地になるか纏められており見やすいです。
(私の答え合わせ・・・というかニコ動コメントの答え合わせも出来てよかったです)
bike.little-tabito.com



キャンプの形は千差万別だよっていう話

4巻のクリスマスキャンンプで「野クルのみんなとワイワイキャンプ」する楽しさを知ったしまりん。
でも、5巻にまたソロキャンプすることになって、彼女は思うわけです

やっぱり
一人のキャンプも好きだ

クリスマスキャンプのあとソロでキャンプして改めて思ったよ
 
~ 中略~

何ていうか・・・・
ソロキャンは寂しさも楽しむものなんだって

いやぁ、この「ゆるキャン」のスタンスがわかった良エピソードですね。

「ソロも楽しい」
「みんなとワイワイするのも楽しい」

そういうスタンスが見れて良かったです。
「みんなで食べたキャンプめし」が美味しいのはもちろん、一人で自由に孤独に食べる飯も美味しいですよね。
気楽に、気ままにというのもキャンプの楽しさだと思うんですよ。
それぞれ良さがあって、双方が否定されず。
志摩リンは、両方とも楽しんでくれるのでとても読んでて気持ちいいですね。


いつでもどこでもつながっている

「きっとそらでつながっている」とはアニメのキャッチフレーズですが。
このコミック、いたるところでline?でみんなとワイワイ騒ぎます。
たとえどんなに遠くへ旅行していても、スマホ片手にみんなとつながり続けているわけですね。
写真撮ってみんなに共有したり、感想を言い合ったり、旅先の些細な事件なんかも笑いあったり。
そういう雰囲気がすごくいい作品です。

さらにこれが「ソロキャンの楽しさ」も盛り上げてくれているとも言えるでしょう。
上記したように、ソロキャンの「一人でやる自由感」と、「キャラたちがワイワイやっている面白さ」を両立できていて。
ソロキャンプのエピソードでも、ちゃんと一人ひとり場面がある。
キャラが蔑ろにされないので、個人的にはこういう雰囲気大好きです。


総括

きららの特技である「ゆるいガールズストーリー」と「キャンプとアウトドアの楽しみ」が見事に融合した一作。
ゆる(い)キャン(プ)の名前通り、ゆるゆるとキャンピングを楽しんでいる姿に、こちらも「ああ、キャンプしてみようかなぁ」ってなること請け合い。
身近ではなく、でも手が届く範囲にある「キャンピング」という趣味を訴求する、中々罪深い作品でもあります。
ひとまずアニメを見るかなんかして、気に入ったらでいいので手を出してみてはいかがでしょうか。
あfろ先生の「ゆるキャン△」

ゆるキャン△ 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

ゆるキャン△ 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

読んでいると、無性にキャンプしたくなる良作です。


=>6巻感想を雑記記事に書きました
www.citrussin.com
=>7巻感想を雑記しました
www.citrussin.com

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