citrussinのチラシの裏

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オーバウォッチの歴史、ストーリーについて知っておくと、ゲームをもっと楽しめる その2-2 戦後復興とドゥームフィストとヌンバーニ騒動

前回

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はい。ドゥームフィストが正式に参入を果たしてきたので彼の経歴が公表されました。
ですのでヌンバーニの記述を拡張するために、その2とその3の間にまず記事をはさみます。

クライシスによって自分の世界をめちゃくちゃにされた人々はたくさんいます。
両親を失った者もいれば、国を失ったものもいます。
前回、前々回では、故郷を破壊されたロードホッグ、村を火の海にされたザリア、両親を失い孤児になったことで歪んでしまったソンブラなどが登場しました。

そして、クライシスの残した爪痕とその残骸の中から生まれたタロンという怪物が、ドゥームフィストという狂気を生み出します。

Doomfist(ドゥームフィスト)について

Doomfist(ドゥームフィスト)とは何者か。
Doomfistとは、非常に強力な”拳”銃、つまりガントレットを装着し、その強大な力を持つ拳を振るう者の名称である。
その名は世代を経てそのガントレットとともに継承される。
現在確認されているDoomfistは3人の”個人”だ。

  • "The Savior"(救世主) - Adhabu Ngumi
  • "The Scourge"(災禍) - Akinjide Adeyemi
  • "The Successor" (後継者) - UNKOWN

彼らは何れもその大いなる力で”個人の意志”を世界に叩きつけていく。
最初のドゥームフィスト「アダム・ヌグミ(Adhabu Ngumi)」はその結果救世主と呼ばれるようになった。
(adhabu = 罰則・罪、Ngumi = 拳 。ともにスワヒリ語)
しかし、現在は彼やその功績についてはほとんど知られていない。

次に現れた二代目ドゥームフィスト アキンジデ・アデイェミ(Akinjide Adeyemi)はタロンの重鎮としてヌンバーニやオムニックに対して数々のテロ行為を働いた存在だ。
略奪者として知られた彼は、タロンによる「理想の世界の実現」のためにヌンバーニに対して数々の攻撃を繰り返し、金品等の略奪を行い続けていた。
故に彼は通称「ヌンバーニの災禍( Scourge of Numbani)」と呼ばれていた。


そして、The Successor。ドゥームフィストの後継者がタロンの中に現れる。
彼はNUMBANIで最も大きな事件を犯した悪名高い犯罪者だ。
彼は二代目の行ってきた強奪行為を生ぬるいと感じ、自らのガントレットを使い、NUMBANIをさらに徹底的に破壊しようとした。
その力は強大であったが、オーバーウォッチのヒーロー”ウィンストン”により逮捕された。



この事件により、ウィンストンを始めとするオーバーウォッチの面々に助けられ、ヌンバーニは三代目を収監することに成功する。
そして、これまで脅かされてきた強大な兵器「Doomfistのガントレット」を接収した。
遺産博物館では、記念式典に合わせDoomfistのガントレットが展示予定であった。。。。。

  • NUMBANIの博物館内に飾られているDoomfistのポスター

Doomfistのポスター

ポスターを見る限り、Doomfistの各世代は、ガントレットのスペックが違う。(おそらく世代ごとにスペックアップしている?)
救世主は、非常に簡素なナックル。天災は、ガントレットらしく肩で支えられた手袋型。後継者は、腕から肩までを覆っている。



アカンデ・オグンディムという青年

アカンデ・オグンディムの挫折

義肢設計会社を営むナイジェリアのとある名家に「アカンデ・オグンディム(Akande Ogundimu)」と名付けられた跡継ぎが誕生した。
Akandeはヨルバ人の言葉で「長男」を意味する。
そして、Ogunはヨルバでの「戦争と金属工学の神」だ。それに、dimu、すなわち「掌握する」という言葉が続く。
彼は、戦争と金属工学の神を掌握すべく生まれた子供として期待され生まれたと言える。


親の願いが通ったのか、それとも運命だったのか。
オグンディムは名家の御曹司としても、「金属工学を生業とする」義肢会社を率いる次期社長としても高い知性とカリスマ性を備えていた。
彼は、その知性と才能を存分に活かし順調に会社の事業拡大と成長に貢献していた。
とはいえ、プライベートではそのほとんどの時間を趣味の格闘技に費やしていた。
そう、金属工学だけでなく「戦い」にも明け暮れていたのだ。


彼はアフリカの伝統的な格闘技であるダンベ(左手を盾、右手を槍に形意した打撃系格闘技)やギディグボ(レスリングに似たつかみ系の格闘技)を中心に、レスリングを含む近代格闘技も学び、それはもはや趣味の範疇に収まるレベルのものではなかった。
様々な格闘技を自らに取り込み、それらの長所を学んだ彼は、それらを合わせて「オグンディム流格闘術」とも呼ぶべきスタイルに昇華していった。
相手の動きを読む洞察力と恵まれた体格を生まれながらに持ち、その凄まじいスピードと力を活かした戦いを得意とするオグンディムは、やがて趣味の格闘技を実戦に持ち込みアフリカ中の様々な大会に参加するようになる。
名家の御曹司、カリスマを持った義肢設計会社次期社長、そしてアフリカ有数の格闘家。
アカンデ・オグンディムの経歴は華々しいものだったといえる。


しかし、あの事件が起きた。
世界を巻き込んだ混沌と混乱「オムニック・クライシス」
アカンデ・オグンディムは、その最中で自らの右腕を失い、こよなく愛した格闘家としてのキャリアは全盛期を迎える前に突如として終わりを迎えた。


もちろん実家の会社は義肢を得意とする設計会社であり、彼のために作られた右腕の義肢はその技術の粋を集めたサイバネティックス技術による特注の品であった。
そして、そのサイバネティクス義肢は失った右腕の代わりとなるだけでなく、これまでとは比べ物にならない”力”を彼に与えた。
だが、「高性能な義肢」はもはや格闘家の右腕ではなく機械兵器だ。
義肢であることはすなわち、格闘技大会への参加資格を失うことを意味した。

プライベートの時間のほとんどを使い熱中した格闘技。
オムニッククライシスによって格闘家としての将来を閉ざされた彼は、なんとか仕事へ情熱を向けようとしたが心の虚無感が満たされることはなかった。


なぜ、自分は格闘技をやめなくてはいけなかったのか。
なぜ、このような不幸が降りかかるのか。

彼の絶望と挫折はとある悪夢を招くこととなる。

ヌンバーニの「災禍」

暗い虚無感から抜け出せないオグンディムへ、ある日悪魔の声が囁いた。

タロンの重鎮アキンジデ・アデイェミ。
二代目ドゥームフィスト、ヌンバーニの災禍と呼ばれる男に会ったオグンディムは一つの道へと誘われることになる。

「傭兵として生きてみないか」


アデイェミの誘いに疑念を抱きつつも、そこにかすかな光を求めたオグンディムは結局その誘惑に乗ることにする。
オグンディムが、その新たな力を活かせる場所を手に入れたことに気づくのは時間の問題だった。
強力なサイバネティックス技術による義肢能力と、長年の研鑽の末に身に着けた独自格闘技術は、彼を「傭兵」として確固たる強さへ引きあげた。
そしてそこには、何の縛りもない戦場が合った。



更にしばらくしてから、ようやく戻れた戦いの日々に酔う彼のもとを、再度アデイェミが訪れた。
アデイェミは、オグンディムの強さを評価し、今度は自分の組織「タロン」に誘いに来たのだった。


タロンが持つ「人類は紛争や戦いを通してのみ進化する」という信念は、栄光と挫折を戦いの中で勝ち取ってきたオグンディム自身の経験と強く共鳴し、さらにタロン内部で繰り広げられる権力闘争は、彼の優れた知略を存分に発揮させる事となる。
タロンでの生活は、アカンデ・オグンディムが持つ戦いへの渇きを満たすのに最適の場所だったのだ。

こうして、将来を嘱望されたナイジェリアの御曹司「アカンデ・オグンディム」は、数奇な運命とともに「世界一のテロ組織」タロンに所属することとなる。

三代目ドゥームフィストの誕生

大いなる知性とカリスマを持ち合わせたオグンディムは、次第にタロンでの存在感を高めていった。

もちろん二代目ドゥームフィストであるアデイェミはタロンにとって価値ある人材ではあった。
しかし、オグンディムが持つ知性、リーダーとしての素質は組織にとってより素晴らしい可能性を期待させるに十分であった。

また、将来への考え方も異なっていた。
対ヌンバーニを任されていたアデイェミだが、彼はヌンバーニに対して金品を略奪する”程度”のテロ行為で満足していた。
しかし、オグンディムは「私ならもっとより強大なことができると」大きなビジョンを持っていたのだ。


そしてその差が二人の命運を決めるーーーー
オグンディムは師であるアデイェミを殺害し、ドゥームフィストの名と、その名を象徴するガントレットを受け継いだのだ。

この世界に誘った師を殺し、強大なガントレットを自らのものとしたアカンデ・オグンディム。
彼は、ガントレットを装着し、自らを三代目ドゥームフィストと名乗った。
ここに”ドゥームフィストの後継者”が誕生したのだ。

  • 三代目ドゥームフィスト誕生

三代目ドゥームフィスト登場



ヌンバーニ事件と、収監されたドゥームフィスト

「人類は試され続けてきた」


ドゥームフィストとなったオグンディムは、タロンでの地位を確実なものとし、彼らが望む「世界を巻き込む戦争」を起こすため暗躍した。
特に、アデイェミの後を継いだ対ヌンバーニ戦線は彼にとって大いに意義のあるものだ。
自らのその「ドゥームフィストのガントレット」を振るい、ヌンバーニの街を襲撃した彼は、しかしその大きな計画が実を結ぶ前に頓挫することとなる。

当時はまだ、かの世界的ヒーロー集団「オーバーウォッチ」が健在だったのだ。

ヌンバーニの街を襲撃したオグンディムに、「トレーサー、ゲンジ、ウィンストン」らで結成されたオーバーウォッチストライクチームが肉薄する。
如何に強大な力を持つドゥームフィストでも、オーバーウォッチの精鋭三人相手では分が悪かった。
最後は、激高したウィンストンに敗北する。

  • 公式トレーラーから一枚

ドゥームフィスト対ウィンストン


逮捕されたオグンディムは速やかに、世界最高のセキュリティを誇るヘリックス社の監獄に収監された。

オーバーウォッチのヒーローに負け、犯罪者として捕らえられた三代目ドゥームフィスト。
しかし、彼の目には常に火が灯っていた。


そう、オグンディムは、ただ静かに蒔いた種が芽吹くときを待ったのだ。

  • 公式トレーラー見ましょう!!

www.youtube.com






=>その12:NUMBANIでのドゥームフィストのガントレット強盗事件に続きます。




=>ソンブラがヘリックス社を執拗に狙うのもココらへんが原因ですかね?




ということで、ドゥームフィスト逮捕まででした。
その後のドゥームフィストの動きは、タロン(リーパーとウィドウ)による博物館襲撃を経て、ガントレット強盗事件が起こるまでを待つことになります。

次はまだ健在だった頃にあったオーバーウォッチの黄金期の話とブラックウォッチ設立



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