citrussinのチラシの裏

ゲームや読書感想、日々のことを適当につづる日記。TwitterID @sinensis197

オーバーウォッチ講座:オーバーウォッチの歴史、ストーリー その9 新世代と旧世代

初めての方はストーリー記事その1へ(リンク)



では、まぁ終わりも近づいてきましたが、変わらずその9やっていきたいと思います。
前回その8では
www.citrussin.com
マップからもわかる現在起きている動乱と紛争の話をしました。
オーバーウォッチ亡き今、動乱は加速し、オムニックと人間の対立は深まるばかりです。
しかし、そんな中新たな英雄と、旧きヒーローは黙って座しているわけではありましせんでした。
今回は、世界で活躍する新世代と旧世代のお話。


新たなヒーローたちの誕生

オーバーウォッチがなくなり、ヒーローがいなくなった世界。
そんな世界で、新たな英雄の芽が着々と芽吹いている。

リオ・デ・ジャネイロの英雄

リオデジャネイロの混乱は前回その8を参照(リンク)
現在では世界的な有名DJとなったルシオ・コレイア・ドス・サントスという男は、もともとリオ・デ・ジャネイロの一画にあるごちゃごちゃした貧民街に住んでいた。
オムニック・クライシス後の経済変動で大きな打撃を受けたブラジルは、ゆっくりと回復していく中、貧民街まで気を配る余裕はない。
貧しい人々が身を寄せ合って暮らす街で育った彼は、せめて周囲の人々を元気づけたいと考えるようになる。
そしてルシオが見つけた答えは音楽だった。
「たとえ一時だけでも、音楽は人を結びつけ、苦しみを忘れさせる力がある」
彼は街角や野外パーティなどで演奏するようになり、やがて、あの伝説のアンダーグラウンド・ショーにも出演するようになる。

徐々に活気を取り戻していくリオ・デ・ジャネイロ
しかし、再開発の権利を強引な手段で勝ち取った多国籍企業ヴィシュカー・コーポレーションが圧制を引くようになり事態は一変する。

貧民街の人々にも、ヴィシュカーコーポレーションは「今よりももっといい暮らしができるようにする」と約束していたが、その約束が果たされることはなかった。
そして、「秩序ある社会構築」という建て前のもと、”ヴィシュカーにとって”都合のいい規制や法律がリオの住民に課せられていく。
ヴィシュカーの信仰に則り、様々な門限を適用。彼らが信じる”これが正しい”を徹底させられ、リオの人々は不当にその自由を制限し続けられるようになる。
そしてヴィシュカーは約束を一切果たさず、住民たちを安価な労働力として搾取し続けていった。

「ヴィシュカーはわかっていない。リオ・デ・ジャネイロはもっと自由な街なんだ」
こんなリオを見たくない。
ルシオという男は現状を黙って見ていられるような人間ではなかった。

硬質光テクノロジーという「光を物質に変える」力を開発したヴィシュカーは、その当時次なる技術の実地実験をしていた。
それは「音楽」。
音の力を実際の人間の体に及ぼすことで、群集制圧が出来ないか。
ヴィシュカーの最新音波テクノロジーはリオの市民を押さえつけることに一役かっていた。
ルシオはそれに目をつけたのだ。

貧民街のメンバーをレジスタンスに組織し、そして彼はヴィシュカーから音波テクノロジーを盗み出す。
ストリート・ミュージシャンであった彼の奏でる音に背中を押され、彼の”音の力”によって導かれたレジスタンスは、ヴィシュカーをリオから撤退させることに成功する。
ルシオは革命のシンボルとして一夜のうちに祭り上げられ、彼の音楽も瞬く間に人気を博した。

一介のストリート・ミュージシャンにすぎなかった貧民街のDJルシオ・コレイア・ドス・サントス。
彼は、今や世界中のアリーナを超満員にするほどの大スターだ。


「さあ、一緒にはじけようぜ!」
名声と”音の力”を手にしたルシオは、自分にはこの世界を良い方向へ変える力があるはずだと考えた。
新たなヒーローは、この陰鬱として混乱した社会を自分の音楽と行動で変えたいと願っている。
ルシオ立ち絵


近頃開かれた彼のワールドツアーが全世界で注目されている。
それについてAtlasニュースがでています。
が、英語
いつも通り、「だらだら オーバーウォッチ」ブログさんの翻訳記事に頼りましょう。
overwatch.hatenadiary.jp


戦場での少人数部隊を回復するマーシー
ゲリラで76等一人をサポートするアナ
そしてレジスタンスという大量の人数を一気に回復しなければいけないルシオ
回復性能の違いがストーリーの必然性に現れているのが凝ってるなーと思います。


ファリーハ・アマリという少女

ファリーハは英雄アナ・アマリを母に持つ少女だ。
彼女は、何れ自分も母親の後を継ぎ「国際平和維持部隊オーバーウォッチへ入隊する」と子供のころから夢見ていた。
=>その3参照(リンク)


彼女はエジプト軍で多くの部下に慕われ、優秀な成績を収めていた。
母が残虐なテロ組織タロンに殺されたと知った後も、それは変わらなかった。
いや、むしろより一層「平和のために戦う」という思いを強くしていた。
そしてその優秀さは、たしかにオーバーウォッチの目に止まり、入隊も間近と思われていた。

しかし、突如として起きた世界的なバッシングによりオーバーウォッチが解散。
彼女の夢は潰えてしまった。

母をなくし、夢は潰え、目標をなくしてしまった彼女は軍を去ったが、その平和への献身的な姿勢を評価され、民間企業ヘリックス・セキュリティ・インターナショナルからオファーを受ける。
=>兵器企業ヘリックス社は、数多の最新試作機をテストしている警備会社。かのヘリックス・ロケットを生み出した企業(そしてそれを76に奪われた) その7へのリンク


このヘリックス社は、かつてオーバーウォッチが封印した”全てのオムニックを支配する根本プログラム(にしてクライシスの暴走の大元と見られているシステム)”ゴッドプログラムを解散した同組織から接収した企業でもある。
=>ゴッドプログラムについては、その1参照(リンク)

=>そのためタロンを含め色んなところから絶賛狙われ中(その7エピソードへのリンク)


ヘリックスは接収したゴッドプログラムを含め、エジプトのギザ台地の地下にあるAI研究施設を防衛しており、この施設は地域のみならず世界の安全のために欠かせない物だと言われていた。
もしこのゴッドプログラムが開放され、悪の手に落ちた時、それは第二次オムニック戦争の開始を意味する。
「これはオーバーウォッチの責務を引き継げる平和のための戦いだ」
このオファーに、ファリーハは喜んだ。
ヘリックス社に入った彼女は、最新鋭の技術を投入した空飛び、高機動・高火力を誇る試作型のコンバットスーツ“ラプトラ・マークVI”の訓練に参加した。
=>(ult時にラプトラシステム機動!といいますが、この試作機の超高火力能力がラプトラ・システムです)



「罪なきものは私が守る」
ファリーハ・アマリ。
”ファラ”というコード・ネームで呼ばれるようになった彼女は、ギザの大地でAI研究施設の防衛任務にあたっている。
オーバーウォッチの解散を惜しみながらも、正義のために戦い、世界のために役立ちたいという志は今も変わっていない。
ファラ立ち絵


エジプト、ギザのアヌビス神殿(Temple of Anubis)にてゴッドプログラムが暴走。
それを止めるために出撃したファラの活躍が公式コミックになってます。
Blizzard | Overwatch Comic

マップ:Temple of Anubisについて。

カイロ郊外のギザ高原にそびえ立つアヌビス神殿。
ココは古代遺跡に囲まれた古くからある神殿だ。
この地域は多くの研究者や考古学者によって遺跡が発掘されており、この神殿も新しく発掘された場所である。


しかし、人々の集まる発掘現場のその真下。
地下に広がる研究施設を知っているものは少ない。神殿は入り口やその存在をも隠している。
この研究施設には何があるのか?
一説によると、オムニックを支配する”ゴッドプログラム”の制御を研究しており、桁外れの人工知能を所有すると噂されているが、本当のところは選ばれた少数の人間しか知らない。
それは、施設を護衛しているヘリックス社のエージェントとして同じだ。
彼らが保護しているものの正体を正確に把握できていない。
未来のテクノロジーと、旧き時代の遺跡が混合するこの場所は、まさしく様々な謎に包まれた神殿なのだ。

  • 地下の研究施設から地上に突き出したアンテナはまるで近未来型ピラミッドのようだ。

アヌビスヘリックス社ピラミッド

  • そのピラミッドの麓に、アヌビスのゴッドプログラムが眠れるファラオの様に鎮座している。

アヌビスのゴッドプログラム

  • 足元は機械との接点。いまだこのプログラムが地下と繋がり何らかの研究がなされていることがわかる。

アヌビスゴッドプログラムの足元

  • 防衛側のリスポン地点奥には、閉じられたままの金属製の扉がある。少数の人間しか入れない極秘研究施設への入り口だ。

アヌビス研究施設入り口


知っての通り、このTemple of Anubisでは、ゴッドプログラム(そして研究施設)を占領するために攻め上がる攻撃側と、それを食い止める防御側に分かれている。

アイドルヒーロー誕生!

20年前。オムニック・クライシスがオーバーウォッチによってほぼ終結した最中、南シナ海の海底から突如として現れた巨大オムニックが韓国を襲撃。
沿岸都市に壊滅的な打撃を与えると、波間の向こうに姿を消した。
準備のできていなかった韓国は好き勝手に国土を荒らされ途方に暮れるしかなかった
この事件を受け、韓国政府は来たるべきオムニックの脅威から国を守る為、機械化装甲ドローンユニット、通称“MEKA”プロジェクトを開始した。
=>そこらへんはその1にも書きました

政府の予測はあたり、数年ごとに巨大オムニックが海底から姿を表わすようになる。
韓国や近隣諸国を襲撃するこの謎のオムニックは、学習機能と自己成長機能を併せ持ち、戦闘を行う度に強大な力を身に着けていった。
(修復と成長はオムニックAIの機能だが、改良と新規開発も行えるのでオムニウム統合型オムニックの可能性もありますね。)

日増しに成長するこの怪物を、韓国は毎回どうにか撃退はするものの、破壊することは出来ず、隔年あらされる国土をその度に復興する必要があった。
それ以上の手を打つことができない韓国をあざ笑うかのように、進化を続けたオムニックは、ついにMEKAのドローン制御ネットワークを外部かジャミングできるまでに自己機能を成長させた。
すでに反応速度はドローンでは追いつけないまでに成長していた巨大オムニックが、根本的な対策まで行うようになってしまい、プロジェクトは大きな転換を迫られるようなる。
それはすなわち、人間の登場する次世代型MEKAの開発だ。

しかし、軍のパイロットではその反射神経や判断力、高度な機動をとらなくてはいけないMEKAを操縦することができなかった。
そこで政府が目を付けたのは、韓国で沸騰するある種の操縦熟練者。すなわち、プロ・ゲーマーたちだった。
MEKAの高度な兵装システムを操るのにふさわしい反射神経と判断力を備える彼らはまさにうってつけだったといえる。

トップクラスのスター選手らが次々と徴兵され、その中には当時無敵と呼ばれていた絶対的世界チャンピオン、ハナ・ソングの姿もあった。
彼女は通称D.Va(歌姫)と呼ばれるプロプレイヤーで、その卓越したスキルと、勝つためならば一切の躊躇なく無慈悲に相手を叩き潰すことでも知られるプレイヤーだった。

19歳のアイドルプレイヤーと知られていたD.VAは、この新しい“ゲーム”を、殊の外気に入った。
(ということで、D.VAはゲーム感覚で敵を倒し、ゲーム感覚であらゆるものを破壊します)
彼女はほかのMEKA部隊とともに果敢に戦い、韓国をオムニックの脅威から守るようになる。
最近ではその戦闘の模様を生配信するよう(ゲーム実況感覚)にもなり、ファンの数は増え、今やアイドルヒーローD.Vaの人気は世界的なものになっている。

ハリウッドでは Goldshire Picturesの映画「ヒーロー・オブ・マイ・ストーム」に出演。
他マップでも至るところに「ナノ・コーラ」の広告に出演している姿が見られる。
ラインハルトも彼女のファンみたいで、一緒に出撃するとサインをねだる。


「やるからには勝つよ」
元にして現在も生粋のプロゲーマー、ハナ・ソング。
彼女は最新鋭のメックを操り、故郷を守るために戦う。
D.VA立ち絵



"元”オーバーウォッチ

オーバーウォッチが解散し、各自は自らの理念の基に行動するようになった。
正義感のつよいトレーサーは、各地で紛争の争いを止めようとし、マーシーは動乱で傷ついた人を助けて周り、ウィンストンはオーバーウォッチが再結集することを信じて情報を集め続けている。
そして、ある2人のヒーローも自らの信念の元世界を旅することになる。
とある世界一の技術者と、目覚めてしまった環境研究チーム最後の生き残りだ。

世界一の技術者

オムニウム技術が開発された時、真っ先に警鐘を鳴らした技術者。
世界各国で使用されている兵器の設計者であり、ありとあらゆる武器防具の先駆者でもある。
かの天才の名をトールビョーン・リンドホルムという。
全盛期のオーバーウォッチが、なぜ地球最高の先進的軍備を保有できたか。
それはトールビョーンという天才技師がいたからにほかならない。

J8が誇るクルセイダーアーマーも、Dr.ジーグラーが開発したヴァルキリースーツも、ゲンジのサイバネティックボディでさえ。
彼がいたからこそ皆十全の状態で戦地に赴けたのだ。
(ということで、ラインハルトがトールビョーンと組むと、「昔のように鎧の手入れは任せたぞ」との掛け合いがあります)

一方で彼には信念があった。
「テクノロジーはより良い人類の未来のために使われるべき」
彼の発明が、多くの兵器を生み、戦争に使われることに憤りを感じていた。
まさにせっかくの”人工知能のネットワーク”テクノロジーを、知覚を持った兵器に流用するなど、彼には耐えられないことだった。
「人工知能と知覚を持った兵器は、何れ人間と摩擦を起こし、そして反乱をするだろう」
自己判断するロボットに大きな力を与え続けることに、強い危機感を覚えていたトールビョーンは、オムニック技術に反対するが、周りの企業は妄言だと一笑に付した。


しかし、オムニック・クライシスは起きたのだ。
オムニックを制御する大本の制御システム”ゴッドプログラム”は、トールビョーンが作った平和利用ロボットを瞬く間に人間虐殺兵器へと変貌させた。

オーバーウォッチに入り、その力を平和のためにふるい、彼はオムニックたちを撃退した。
しかし、その奮った力は数多の新兵器を開発させることになる。
オーバーウォッチが解体し、その兵器はどうなったのか。
様々な企業に”接収”されたそのテクノロジーの一部は、現在企業やギャングが市民を略奪するためにも使われている。
この責任を強く感じたトールビョーンは、戦うために再度立ち上がったのだ。


多くの発明により発展と悲劇をもたらしてしまった世界一の天才技師。
トールビョーン・リンドホルムは、自らの発明が悪の手に落ち、罪なき人々に害がなされるのを防ごうと、世界中で戦っている。
トールビョーン立ち絵


=>最近あの「最後のバスティオン」と友人になったもよう。
=>公式コミックバスティオンバイナリー参照
=>Blizzard | Overwatch Comic




ということで、新世代と旧世代のヒーローたちのお話でした。
次はいよいよ佳境。
ヒーローたちが再起する物語「ヒーローは死なず」を予定しています。

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