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citrussinのチラシの裏

ゲームや読書感想、日々のことを適当につづる日記。TwitterID @sinensis197

極力ネタバレを回避して「極限脱出 ZERO ESCAPE 刻のジレンマ」をおすすめする。

極限脱出三部作の最終「刻のジレンマ」が発売されたためクリア次第記事を書くことを決意。
前回に引き続き完結編「刻のジレンマ」をレビュー
シリーズ概要は999レビューを見てね。


注意:この作品群は続き物です。
この極限脱出シリーズは3部作となっているため順にプレイすることを超推奨します。
1.極限脱出 9時間9人9の扉 (DS、iphone,ipad) 
レビュー:前々回
www.citrussin.com

2.極限脱出 善人シボウデス (3DS,VITA)
レビュー:前回
www.citrussin.com

 
3.極限脱出 刻のジレンマ ZERO ESCAPE 刻のジレンマ (3DS,VITA)
レビュー:この記事

注意:このシリーズで決定的なネタバレを読むことは、面白さを9割減することと同じになります。前作未プレイならばこの後のレビューを観ないようにお願いします。



あらすじ

全ての始まり、Xday、ラジカル6が漏洩した日。
そして60億人が死ぬことが決定した日。
2028年12月31日のネバダ砂漠。
それは、実験施設「Dcom」での共同生活が始まってから6日目のことだった。

その日、Dcomで実験を行っていた者たちを含める9人の男女は目覚めると監禁室の中にいた。左の手首にはバングル。
シグマ、ファイ、茜、淳平。前作の彼らも巻き込まれていた。

そこに仮面をつけた謎の人物が現れる。
「ある日偶然そこにカタツムリがいた、たったそれだけである女性が死んだ。人生とは理不尽なものだ。。。そうは思わんか?」
謎の人物は、自分を第二のゼロと名乗る。
「君たちにはDecisionゲームをしてもらう。これはきみたちと、私と、人類の存亡をかけたゲームだ」
Decision(決断)ゲームとはなんなのか?3つの区画に分かれて行われるデスゲームの行方は?はたして、生き残るのはどのチームなのか?
そして、「人類の存亡」とはなんなのか。
全ての歴史、全ての因果、極限脱出の真実が明かされる完結編!

ZERO ESCAPE 刻のジレンマ (特典なし)

ZERO ESCAPE 刻のジレンマ (特典なし)



前作やってから

自分を第二のゼロと名乗る。

・・・・・・・だからうさぎはゼロ三世だったのか!!
ということはおいておいて、前作までの主人公たちが出ます。
公式サイトを見てみましょう。


公式サイト
www.spike-chunsoft.co.jp

茜、順平は今作主人公のカルロスとCチーム、シグマ、ファイは前作でラジカル6を漏えいしたといわれている人間ダイアナとDチームを組みます。
Qチームは。。。。だれだこいつら。
新キャラですね。なんかKみたいなやつがいる。どうせまた記憶喪失なんだろうなー。

完全に第一部、第二部をプレイ済み前提です。伏線消化やアフターのみならず様々な真実が明かされます。
前作までプレイ済みの状態でプレイしましょう。



進めかた

最初のコイントスはまず淳平に従いましょう。即エンディング。
これを見てからコイントス赤で進むとスムーズです。
その後はまぁ、プレイ順は好きにしてください。

ここがおすすめ

形態形成場、SHIFT現象を利用したシステム

プレイヤーは各チームにおける90分の記憶の断片と、それが起こった時間を並べたグローバルマップを見ることができます。
つまりあれですよ。
999で明かされた形態形成場と、善人で明かされた過去、未来の自分と形態形成場を介して意識を交換するSHIFT現象。
ここにさらに90分で記憶が消える今回のディシジョンゲームの特徴を合わせているのです。
プレイヤーは各人の形態形成場を確認でき、SHIFT現象が体験できる形となっています。
様々な記憶の断片を確認し、グローバルマップから過去、未来に飛び、第二のゼロの正体を暴き、ラジカル6漏洩を防ぎましょう。

というか、今回は実に4人(茜、淳平、ファイ、シグマ)が形態形成場とSHIFTを会得しています。
シナリオにどう絡むのか。楽しみじゃありませんか。

あいかわらず魅力的なキャラクターと圧巻のシネマパート

今回の3Dキャラクターは完璧です。
ちょい髪のあたり判定が適当だったかなーと思ったぐらいですかね。
特に茜とファイがすごくかわいくなってます。茜ちゃんもファイもこんなかわいかったんですね。
凄い魅力的。それだけでも買った価値あるんじゃね?
シネマパートと称して、主人公たちは勝手に話し、動き、まるで海外ドラマを見ているように感じます。
ていうか、英語音声日本語字幕に変えれますし。
完全に海外ドラマだこれ!
=>注:個人的には日本語音声をおすすめします。ミステリのトリックを追う上で字幕は目が疲れる。
新キャラもいい味出してますね。カルロスかっこいいよカルロス。


あと、シネマパートも脱出パートも主人公たちのやりとりがすごくいい。
ていうか、茜と淳平はいちゃいちゃし過ぎ。
茜さん愛がすっげー重いですね。茜さんかわいいよ茜さん。
もう表情がコロコロ変わって、淳平に対して好き好きアピールしてて。
このいちゃいちゃ空間に閉じ込められたカルロスの心労やいかに。
とおもったらカルロスも豪の者でした。

シグマさんはダイアナとファイのハーレムですかそうですか。ていうか前作でも思ったけどダイアナの声ってルナの声と同じですね。
アレのおかげでルナを疑いまくりました。ルナと性格も似てるせいかシグマさんがすごく優しいです。
思い出すよね、ルナエンド。あのときの涙が忘れられません。
とおもっていたら、まさかのXXX。いや初めのほうで明かされるので伏字にする意味さえないのですが。
うすうすみんな気づいてると思うしね。うん。
ということで、シグマさんにはダイアナとファイの二大ヒロイン。




ジレンマとデスゲーム。誰かを生かすには誰かを殺さなければならない決断ゲーム。

しょっぱなからきっつい。ディシジョンゲームの多くが確かに決断のゲームでした。
そもそも6人が死なないと脱出のためのパスワードが分からない。
とてつもなく鬼畜なゲームとなっています。
え、ってことは最大でも3人しか助からない?
つまりあれかね、前作主人公4人中一人は確実に死ぬということかね貴様。
あれ?でもおかしいぞ。少なくとも善人シボウデスでは淳平、茜、ファイ、シグマ、そしてダイアナが生きている。。。
あれ?さらにおかしいぞ。善人シボウデスではダイアナが6人を殺したといっている。。。。

謎が謎を呼ぶ中、各チームは何を決断し、何を選び取るのか。
その結果訪れる未来とは。
ドキドキハラハラが連続するシナリオです。

これまでの謎や伏線が次々に明かされるストーリー

シグマの両手と片目はああなってしまったのか。
なぜ淳平が善人シボウデスでは、今回茜と出会っていたことを忘れていたのか。
そもそもファイは何者なのか。
フリーザソウルのブラザーとは何者なのか。なぜラジカル6をばらまくことが新人類を導くことになるのか。
前作までの謎が次々と明かされます。

さらに混迷を深める謎が出現します。
あとから見るとあからさまなヒントたちがさりげなくシネマパートで出てきます。
最後まできっちり見通すことができるのか。
これはある意味読者挑戦型ミステリ好きでも楽しめる。

相変わらずあまりにも突拍子ないストーリーなのに、最後までやるとシナリオに矛盾がない。
お見事です。

今回も素晴らしい、大どんでん返し。

ああああああああ、だまされたぁぁぁぁ
こんなに露骨なのに、こんなに基本的なトリックに、こんな、こんな。。。。。
くっそ驚いてしまった自分が悔しい。。。。。。
素晴らしいシナリオだと思います。
たしかに、ヒントはいたるところに散らばっていました。
確かに、そうなると矛盾がありません。
うまいなぁ。。

人を選ぶところ

リアルになったことで死亡シーンがグロイ

シネマパートが非常にリアルに作られているため、ドラマを見ているかのようにプレイできるといいましたが、
利点でもあり欠点でもあります。
つまり、死亡シーンがグロイ。。。。
苦手な人は苦手だと思う。まぁ、無理ならそのシーンは画面から目を逸らしつつプレイしてもいいんじゃないかな。

歯ごたえがかなりある脱出パート

難易度がすっごい上がっています。
一つ一つをどう使うか、キャラクターたちに聞こうとしてもいちゃいちゃしやがるからあんまりヒントが聞けない。。。。
パズルの難易度も上がっており、結構考えることになります。
脱出パートは飛ばしたい人ってのがファンにいるのかは不明ですが、シナリオだけ読みたいって人はギブアップするかもしれない。
まぁ、脱出パートのみ書いた攻略サイトもあるし、何とでもあるだろうけど。
逆に脱出パートを今までのシリーズでやってきた人にとっては満足度の高い難易度となっているといえます。
さらに床と天井を見れるようになったことで探索範囲も増えました。表現方法も増えました。
頭を抱えながらプレイしてみましょう。

知識量が問われることで、誤解を生むかもしれないシネマ、ディシジョンパート。

スワンプマン問題、眠り姫問題、モンティ・ホール問題。
さらに言えばジャンケントーナメントの謎などなど。
知っている知識量が理解度と楽しみにつながるといってもいい。
わからなくなったらFILEを観ましょう。
さり気なくFILEが増えていると思います。
解いた後のシネマパートでキャラクターが詳しく語ってくれる場合もあります。

特にディシジョンパートはゲーム慣れしている人ほどだまされそう。。。
サイコロを振ってすべて1にする方法、ロシアンルーレットで勝つ方法。
当たり前の解き方は、ある意味当たり前じゃないんですよ。

終わってねぇぇぇぇ

終わってない。
全然話が終わってない。
四葉とマリアどうなったよ。
Qチームの伏線が一部回収されてないよ。
XXXを着てXXXする話が残ってるよ。。。
他にもいろいろ突っ込みどころが多いよ。
完結編じゃなかったのかよ。
ということで、完結してませんでした。

わかり辛いディシジョンがある

例えば、文言を入力するディシジョンが登場するんですが。
”第三の選択肢”っていうやつ(何もしないなどの選択肢に入っていない選択を選ぶというアレです)を選ぶのに苦労します。
いろんな文言を試しました。
問題は、あれだ。今は知るはずのない話(まだ形態形成場に書き込まれていないヒントがある)なのか、それとも自分が気づいていない選択肢があるだけなのかが分からないという点ですよね。
うーん。しかし、これに限っては仕方ないとしか言いようがない。
せっかくの”ディシジョン”を下手に選択式にしたら興醒めだし。
他にもダイスを三つ振るやつとかね。わからなかったらスルーして別にの断片にヒントを探しに行ってしまいそう。
プレイのしやすさと、ゲーム体験の没入感を追及するという使命の間にジレンマが発生しています。


トロフィーが完全クリア前に100%になる。

どうにかならなかったのこれ?
最後までやってないのに100%になるから、そこで終わりかと思っちゃったよ。
最後の話はトゥルーエンディングロールに入った瞬間にFILEに追加されます。
気を付けましょう。



総評

多くの謎と、多くの因果と、多くの真実。
そして、多くの思考実験と人間原理を交えたサスペンス。
6年強ほど続いた三部作は、ここに傑作になりました。
全ての伏線回収終わってないけど(つうかたぶん続編やるんだろうけど)、それでも大枠では終了でしょう。
魅力的なキャラクターと、大きなトリック、そしてクローズドサークルサスペンス。
ミステリ好きなら全作やるべき名作です。

そして終わった後はこういいましょう。
「かたつむりさんマジパネェっす」