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ゲームや読書感想、日々のことを適当につづる日記。TwitterID @sinensis197

順番は守らないといけないよねって話(SSSS.グリッドマン面白いよって話)

 
 
 
SSSS.グリッドマン第4.4話(ボイスドラマ)「順番」がエモすぎるって話ししていい?
ありがと。じゃあするね。

  • 期間限定配信ボイスドラマ「順番」
    • 5話放送に伴い、4.4は配信終了しました

今季アニメのグリッドマン面白いよね。
で、アニメ放映後は「その話の後日談やエクストラエピソード」って形のボイスドラマが期間限定で配信しているからそれも聞いてほしんだ。
本編がもっと面白くなるから。


あと、この記事は単なる雑記というかポエムなんで、毒にも薬にもならない1中二病患者の落書きなんで。
愚にもつかないことなんで。


グリッドマン見てない人にさらっと

さて知らない人にざっと説明すると、今季アニメに、足フェチとおっぱいとjkフェチと、特撮おじさんと過ぎ去りしノスタルジーおじさんとその他諸々を虜にしているグリッドマンってアニメがあるの。

怪獣が街を襲い、次の日には全てが元どおりになっているが、そこで死んだ人間は「昔事故などですでにしんでしまっていた」というように改編されてしまう。(元ネタ的には更新されてしまうのほうがいいのか?)
その怪獣をとめるのが我らがグリッドマン。
今のところ記憶を残して次の日を迎えられるのはグリッドマンにえらばれた?グリッドマン同盟の3人と、怪獣を暴れさせている諸悪の根源たる我らがアカネちゃんのみ。
特撮とアニメの表現技法が綯い交ぜになった戦闘シーン。コアなファンを絶頂に追い込む数々のディープな小ネタ。SNSでけしからん絵が一夜で山盛りに量産される女の子のかわいさ。キャラクターたちの感情表現とそれに付随する声優陣の巧緻な演技。
何より現代にアニメとして蘇った電光超人グリッドマン。
いいところを上げていけばそれだけで記事が終わっちゃうんで、ここまでにしておくね。
まぁ細かい話はアニメを見てほしい。

順番は守らなきゃねって話

さて、件の4.4話ではグリッドマン同盟の一員たる六花が、昨日出会ったばかりでしかも非常にうざったかった印象しかない大学生たちが次の日に「いなかったことになっている」ことに気がつき、1人落ち込む。
そう、彼らは「怪獣に殺された」わけだ。
4話にて怪獣は倒したものの、他のグリッドマン同盟の2人には「死んだ人がいる」ということが言えない。
「せっかく勝って喜んでるけど、犠牲者が3人も出てるよ」ってのはね。やはりいいづらい。そもそも六花ちゃんはどうやら溜め込む系の人間でしかも自責に向かう節がある。

で、母親に例え話をするわけ。
「もし私がお母さんより先に死んで、お母さんが私のこと忘れちゃっても。私はお母さんのことを覚えているから」
そこに飛来する容赦ないゲンコツ
「六花。順番は守らないといけない。生まれてきたのに後先があるんだから、死ぬのにも順番があるの。お父さんとお母さん。つぎがお兄ちゃん。そのあとがあんただよ」
「お母さんね、なんにも親孝行してこなかったけど、順番だけは守ったんだ。たまに夢におじいちゃんが出てくるけど、そのことだけは褒めてくれるよ。」

これは、グリッドマン4.4話がエモすぎるって話しなんだけどね。
サクっというと、順番は守んなきゃいけないって話なんだよ。
どんなに辛くても、いやでも、投げ出したくなっても、それでも順番は守らないといけないんだよね。


「死がある。待っている。さけられない」ということに関して、小学生の頃から今に至るまで、考えなかった日はないし、逃げられた日もないんだけど、厄介なことに彼らは答えをくれない。
小学生のときは無闇に怖かったし、中学生の時は妄想に逃げ込んだし、高校生の時は諦観に努めたし、大学生の時は薬で押さえ込んで、社会人になって鬱病にかかったら頭がおかしくなって「死が救い」なんてへんな考えになったりもした。
結局、投薬が終わって薬を抜いても、解答用紙は真っ白のまま、何度も消しゴムでけしたあとだけが残ってる次第。時計に止まってくれと念じてもゼンマイにすら手が届かんのですよ。
きっと、解答時間を知らせるタイマーがなる瞬間まで、私は頭を抱えて解答用紙に向き合い続ける。
何度も何度も夜布団を飛び起きて目が覚めてくれたことを確認する。
「終わりが来る」って事実に対して、いまだ答えを出せないし、きっとこれからも答えは出せないんだろうね。

よく妄想したことあるよ。
学校の屋上から突き落とされて、また地面から立ち上がり列に並ぶ。
廊下から階段からずっとみんなが前に並んでいて、順に前に進んでいくのよ。
廊下をゆっくりちょっとづつ進み、階段を一段づつ時間をかけて上がり、最後は屋上に出て、そして後ろから押されるように前に進み、屋上から落とされる。
そんなときに、階段や廊下を歩いているときに、僕らは何を考えればいいんだろうかって。



でもね、順番は守らないといけない。
順番はね、横入りも、列乱しもいけないんだ。
鬱病の時に、ベランダから乗り出したり、ホームの線より前にふらりと体が揺れた時も、それだけは忘れたことがなかったし、ある種だからこそ前に一歩踏み出さなかったわけで、このブログができたわけよ。
僕は、アラームが鳴る前に、解答用紙を持って席を立つわけにはいかない。
僕は、順番が来る前に、屋上に上がる訳にはいかない。


何の話だっけ。
ああ、そう。SSSS.グリッドマンのボイスドラマがエモいよって話。
適当に見えて、しっかり子供を諭す六花ママの抑揚がエモいよって話。
本編で思春期さながらの“生っぽい”JKやってる六花が、ちょっと不器用ながら母に甘えてしまう最後のやりとりがエモいよって話。
バリバリのキメッキメのカッコよすぎる戦闘シーンもいいけど、少年少女たちのなんか生々しいや関係性ややりとりが、とってもエモいよって話。
んで、「私は順番だけは守ったよ」ってのは、免罪符にも、重荷にもなるんだけど、それでもちょっとだけ救われる言葉だよなぁと思います。


なんかおじさん、ちょっと心が軽くなりました。

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