ブリギッテの記事書いてて
=>オーバーウォッチキャラ別講座:ブリギッテの基本的な使い方 - citrussinのチラシの裏
「そういやULTの種別って、今や常識となった感あるけど、初心者は知らないよな」と気が付きました。
今後何かしらで出てきた時に、ブリギッテ記事のようにいちいち写真貼るのも面倒なんでココにささっと書いておきます。
アビリティ系統とULT中断リスクについて
オーバーウォッチのアビリティには、現在(2018/09/01)時点で3種類の系統とその派生があります。
すなわち
- キャスト
- 決められたキャストタイムを経て、発射または設置を行う
- 弾発射系(色んなキャラのいろんな射出スキル)、物体設置系(タレット、氷壁など)、キャストバフ系(ザリアバリアなど)など一般的な動作が多い。
- チャネリング
- 一定時間効果を発動し続ける。ただし、効果中は他アビリティ使用や移動に制限がかかり、その効果以外使えなくなる。
- 移動可能系(豚の回復、リーパーのULTなど)、移動制限系(ファラULT、ホッグフックなど)、強制移動系(ゲンジ風切、ハルトのチャージなど)
- トランスフォーム
- 自身を何らかの強化状態やモード変更を行い、一定時間特殊行動や特殊効果ができるようになる
- セルフバフ系、モード変更系、オーラ系など
の3つ。
トランスフォームの中でも、モード変更(一部スキル置き換え)か強化状態(一部スキル強化orスキル行動追加orオーラ)かで、トランスフォームとセルフバフを分ける言い方もある。
が、まぁ機構的には変わらないので、この記事では3つにしておきます。
(オーバーウォッチ公式もセルフバフはトランスフォームの一種という扱いだし)
で、コレの何が問題かというと、「その系統によって、スタンやスリープやハック等で中断判定が起きる」のだ。
さらに具合がわるいことに、ULTはボタンを押した後は発動しようがしまいが「ULTメーターは0になる」
よって、
「中断でULTをキャンセルされると、ULTメーターが0になって、かつULTは発生しなかったことになる」
のである。
これは、キャラによってはかなり重要なことと言える。
故にULTの系統を知っておくことで「今、ULTを使ってもしスタンを受けた場合、どういう挙動と影響がでるか」が推定できる。
挙動のあらましを列挙すると
- 「キャスト」と「チャネリング」はキャストタイム/チャネリング中にスタンされると発動がキャンセルされる。
- 「トランスフォーム」はスタン等でキャンセルされた場合、スタン中も維持時間は消費するものの解除はされず、復帰した後もトランスフォーム継続。
- スタン中に維持時間が切れた場合はスタン状態でトランスフォームが解除される。
- 例えば、ゴリラが激高した後スリープし、そのまま時間経過でULT効果が切れた場合、眠ったまま元の姿に戻る。
- 本体から切り離されて発射/設置したオブジェクトは、キャンセルされようが死のうが発動した弾や設置物は持続
- フックやウィップショットなど、本体から切り離されていないものは死亡やキャンセルと同時に消失。
- ハックは一部トランスフォームを解除する
- バスティオンの固定砲台モードや、レッキング・ボールのボール状態などの強化状態をニュートラルに戻す。ただしトランスフォーム系ULTは解除できない。
という違いがある。
チャネリングは効果が操作可能かつ強力な分、発動時も発動中も「チャネリング」なので、キャンセルされる危険性をはらむ。
キャストとチャネリングを中断されると、通常アビリティの場合CTが犠牲になるだけだが、ULTの場合中断されると犠牲が大きい。
ULTタイミングには気をつけよう。
キャスト系ULT
ULTの発動ボタンを押した後、キャラ固有の「キャストタイム」を挟みULT効果が発動する形式のULT。
モーション後に何かを発射/設置し、キャラがそれを”手放す”ものはだいたいコレ。
多くの場合
「構えた後、弾を発射する」発射型
か
「設置モーションが実行された後、ULTオブジェクトが設置される」設置型
の2つに分類される。
設置後は当人の管理下を離れる(”手放す”)ため、死のうがヒーローがスタンしようが維持される。
現在(2018/09/01)時点では下記がキャスト系ULTもちのヒーロー。
D.VAは復帰するULTもキャスト。
キャストタイム中にスタンやハックを受けるとULTは中断され、無効化される。
キャストタイムは個別で、モーションが短いキャラもいれば長いキャラもいる。
ソンブラのハックやアナのスリープは出が遅いためタイミングをずらせば回避できるが、ブリギッテやマクリーは見てからスタンできる場合も多いため注意。
特にブリギッテのスタン技は出が早く、範囲が広く、安全に使える。
ブリギッテ使いは事有るごとに敵のULTを中断させようと狙っているので、彼女が6m以内にいてこっちを見ているならULT使用は慎重に。
あと、フリーズもスタンに入るため、凍結しかけた状態で使用するのはやめておこう。
キャスト系のヒーローは多い。
逆に言えば中断技持ちは、ある程度敵ヒーローのキャストタイムや使用タイミングを把握しておくと、有利が取りやすい。
チャネリング系ULT
ULTボタンを押すと、チャネリングが開始する形式のULT。
発動中ULTがオートで出っぱなしになり、プレイヤーは移動や視点変更以外の行動が取れないものはだいたいコレ。
現在(2018/09/01)時点では下記がチャネリング系ULTもちのヒーロー。
ドゥームフィストはチャネリング中ずっとはるか上空にいるが、上空に飛び上がる瞬間などは狙われやすい。
チャネリング中にスタン等の中断を受けると、「ULT状態が解除」される。
持続時間中ずっと中断リスクを抱えるULT種別。
ハックが通り、スリープが通り、場合によってはフリーズも通る。
スタンなんて、もろに通る。
死んでも終わりだしね。
チャネリング中は立ち回りやポジショニングに注意。
ただ、チャネリングキャスト系(チャネリング状態になり、キャスト系スキルを発射する)と呼べるようなチャネリング系もあり、この場合はキャンセル前にすでに発射や設置された物体は残る。
ファラULT(死亡やキャンセル後もそれまでに発射したロケットは衝突するまで残存)、トールビョーンの改修案新ULT(2018/09/22時点PTR試験中。チャネリング状態で任意に10発持続床を発射キャストする。現在のモルテンは下記トランスフォーム系)など。
トランスフォーム系ULT
自身のモードをチェンジしたり、自身を含むまわりの味方に強化効果を与える。
チャネリングと違い、ULT持続時間中の行動に制限はない。
最も中断リスクが低いが、強化されたプレイヤー自身が渦中に飛び込む必要がある。
現在(2018/09/01)時点では下記がトランスフォーム系ULTもちのヒーロー。
ウィンストンはチャネリングではなくトランスフォーム系なので、安全に全回復ができる。
トールビョーン、ウィドウメイカー、ブリギッテは自分以外にもバフを与える。
(トールビョーンは自身のタレットへのバフ)
トランスフォーム系スキルは、発動中に使用者が死んでも、味方が受けたバフの効果は受けた分だけ残る。
(例えばブリギッテULTは付与したアーマー分のみ残る)
まぁなので、他者へ与えたオーラ効果はおそらく「使用者から切り離された」とみなされるんだろう。
トランスフォーム系はスタンしても解除されない。
逆に言えば「アナでスリープしたトランスフォームULT状態の敵」は、効果が消えるまで寝かしておいたほうがいい場合が多い。
おまけ:特に中断されやすいチャネリング系アビリティについて
ULTでなくても、チャネリング系アビリティはスタン中断でキャンセルされやすい。
一応現在(2018/09/01)時点で、キャンセルされると影響が出るチャネリング系通常アビリティ一覧を書いておきます。
個人感で書いてるため、普通に漏れがでる可能性あります。承知ください。
ヒーロー | アビリティ | 備考 |
バスティオン | リペア | CTなし |
D.VA | ディフェンスマトリクス | |
" | ブースター | |
マクリー | コンバットロール | 装填タイミングは不明 |
メイ | コールドスリープ | 無敵のため中断されない |
マーシー | スタッフのビーム | 接続を中断されるため、再接続の必要性が出てくる |
リーパー | レイス・フォーム | 無敵のため中断されない |
ドゥームフィスト | ロケットパンチ | 移動が中断されその場でスタン。ブリギッテのバッシュとは相打ち双方スタン。 |
ラインハルト | チャージ | 移動が中断されその場でスタン。ペイント状態は解除。ブリギッテのバッシュとは相打ち双方スタン |
〃 | 盾 | CTなし。盾はしまった状態になる |
ロードホッグ | テイク・ア・ブリーザー | バフも解除される。スタンされるまでに回復した分はそのまま |
〃 | フック | 捕まえた敵は解除される |
ファラ | ホバー | 上昇勢い分がキャンセルされるため、燃料消費が痛い |
ソルジャー76 | スプリント | CTなし |
ゲンジ、ハンゾ | 体術関係 | その場でスタン |
ゲンジ | 風切 | 攻撃判定は解除。勢いを保ったままスタン状態で吹っ飛ぶ場合と、その場でスタンする場合がある。スリープは吹っ飛んで、SBはその場で、になることが多い。 |
ゲンジ | 木の葉返し | |
トレーサー | リコール | 発動後の巻き戻し中は無敵 |
ウィドウメイカー | グラップリングフック | 移動が中断されその場でスタン |
ソンブラ | ハック | キャンセル時CTなし |
ブリギッテ | ウィップショット | 伸びたフレイルはスタン時に消失 |
レッキングボール | グラップリングクロウ | クロウが解除されその場でスタン |
〃 | パイルドライバー | 衝撃波は出ず、そのままスタン |
〃 | ダッシュ状態 | 着火状態解除 |
ぐらいかねぇ。。。。
まぁとりあえず、チャネリング系の使用時は位置取りにも気をつけてみましょうということで。
以上。
簡単ですが、アビリティ系統とULT中断リスクについてでした。
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