citrussinのチラシの裏

ゲームや読書感想、日々のことを適当につづる日記。TwitterID @sinensis197

闇から闇へ移動し、影に潜んで敵を暗殺する忍者ゲー。Steamで発売したおすすめステルスゲーム「aragami -荒神-」がPS4に出るのでファーストインプレッションを感想レビュー

aragamiメニュー画面
この間PCで発売された和風暗殺ステルスアクション 「aragami」が結構いい感じなステルスゲーで楽しませてもらっているのですが、
なんと明日”10/20"に日本のPS4でも発売されるそうで、どうせならおすすめしておこうと思います。

このゲーム、基本的には
「影の中では無双の力を誇り、無限にワープ(コルヴォさんやリーパーくんのアレ)できるaragamiを駆使してマップをクリアしていく面クリア型ステルスゲー」
になります。
特徴としては

  • 敵もこちらも一撃で死ぬ

そして

  • 影の中ではこちらが、光の中では敵が無双

ということです。

最初に使える能力はワープのみ。オーバーウォッチやっている人にはおなじみリーパーのアレ。Dishonoredならコルヴォくんのアレ。
何度も使える代わりに光の中にはワープできず、影へのみワープできます。
aragamiワープ
物語をすすめ、マップに落ちている巻物を回収していくと能力を発展させていける成長要素もあり。
影がないところに影を作り出したり、クナイで遠距離の敵を仕留めたり。
闇の中にいる間だけ無敵の主人公が、光の中で無双する敵一族を暗殺していくステルスゲーとなっています。
クリアするだけならだいたい8~10時間程度
週末でサクッとクリアできるので、サラリーマンにもおすすめ。

PS4ソフトウェアカタログ
ゲームソフト | Aragami | プレイステーション


あらすじ

漆黒の装束に真っ赤な頭巾をかぶった忍者,アラガミ。目覚めたとき、彼には何も記憶がなかった。目の前にいるヤミコという名の女性が語るには、aragamiは人ではなく復讐心に燃え影をあやつる力を持った霊だそうだ。
そして、ヤミコが復讐を行うために自分を召喚したと伝えられる。闇から闇に移り、朝日を浴びると死ぬ。夜の間に復讐を果たす鬼。
彼女の一族は、「カイホウ」という光の軍に一族を皆殺しにされ,ヤミコ自身はどこかの砦に捕らわれているのだという。
かくしてアラガミは、彼女を救うために血と謎に満ちた暗黒の道を進み、秘められたアラガミの真実を突き止めていく。

3人称ステルスゲー。メタルギアやスプリンターセル、HITMANなどが有名なジャンルですね。
目的はヤミコの捕らわれている砦を守る6つの封印を破り彼女を救出し、復讐を果たすこと。
そして、夜が明ける前に自分の存在意義を見出すことです。
全体的に中華&和風なタッチで、BGM、敵、マップ構成ともに非常にアジアンなテイスト。古典の和風と中華が混ざりあったような見た目が特徴です。
aragami見た目1
aragami見た目2
和風というより、春秋戦国か三国志の世界チック?
でも、なんか微妙に和のテイストもあって独特。
全体的なテクスチャや塗りも水墨画っぽいですよね。


虐殺か、ゴーストか

このゲームの基本は自分の味方となる影を操り、敵に見つからないように進むこと。 影から影へ瞬間移動しながら標的を倒し、目的を達成します。
その評価軸は2つ。無慈悲な死神か、見えない幽霊か。
光の一族を全員皆殺しにするか、いっさい見つからずノーキルノーアラートですすむか。
マップは再プレイ可能なので、一度攻略してから再度挑戦するのが気楽でいいです。
先のマップで手に入れた能力を使って無双するのもいい感じで楽しい。
マップの端々には巻物が落ちており、それを拾うことで自分のプレイスタイルに合った能力を取得することができます。
能力を発展させていける
基本的には”見つからない能力”と”敵を倒す能力”に分かれており、自分のスキな方を伸ばしていきましょう。
最初のおすすめはアラガミスキルの下3つ
カラスを手に入れてからですが、敵をマークできるようになりいつでも追跡可能&巻物の位置がわかるようになります。
最低限これだけあれば、敵をマークして巻物を全部取得していき、好きな能力を伸ばしていくことが可能です。


見つかることは死を意味する

このゲームは基本的に敵も味方も一撃死です。
HPなんて甘えたものはありません(一応能力を会得すれば囮を出したり透明化したりはできます)
さらに敵は無限遠一撃死の残風を放ち、見つかった状態では無敵の光バリアーを貼ってきます。
そして面をクリアするごとに敵も種類が増え、なんかハンゾーさんみたいな人も出てきます。
弓矢使い
4章から出てくる弓矢使い。見つかったら即着弾な光の矢を放ってきます。当然当たると即死。
つまり、何度も失敗しながらマップの構造と敵の配置を確認していく必要があり,敵に見つかることは死を意味します。
見つかったら死ぬ
敵の視界ゲージが赤になったら敵は攻撃してきます(よくあるシステムですね)
この振りかぶりモーションから一撃死ビームが飛んでくるのでこの状態になったら即死です。
まぁ、リスポーンも早いですしチェックポイントあり。さらに取得した巻物は死んでも取った状態でリスポンなので死ぬのは全くストレスになりません。
試行錯誤しながら進んでいきましょう。
慎重に息を殺して敵をやり過ごし、背後から襲う。そういうステルスゲーが好きならば非常におすすめ。
まぁ、隠れるのが苦手でも能力を防御寄りに特化させるか見敵必殺暗殺寄りに特化することで楽しめるでしょう。
防御寄りなら透明になったり、敵の姿が壁越しに見えたり。かくれんぼが充実します。
攻撃寄りなら遠距離クナイや爆弾も使えます。スタイリッシュに暗殺しまくりましょう。
そして、逆に見つかっていない状態ならばまさに言葉通りやりたい放題。
影の中では無限にスキルを放てるため、龍を出したり、自分を分身したり、遠距離攻撃したり。
能力が発展していない最初の状態でも敵の足元にワープして即殺ができるので、実はなれるとクリア事態はそんなに難しくありません。

久々に楽しめるステルスゲー

よく知っている人なら、マークオブNINJAの3D版。もしくはStyxに忍者要素を混ぜた感じ?
一撃死なので、忍道2やメタルギア、サムおじさんやバーコードハゲよりもドキドキ感は上ですね。
敵の陣形や視界を想像しながら影から影に瞬間移動し、ときには音を出しておびき寄せ、時には足元から出現して命を経つ。
私なんかだと、ノーキルノーアラートに命を掛けたいたちなので、頑張って殺さずに御札だけ奪いに行くプレイをしています。
(殆どの能力が必要なくなりますが、それもまたよし)
手に汗握り、「はよ去ってくれ」と祈りながら敵をやり過ごし、いざとなったら大胆にワープで敵の視界から消え去る。
なかなか素敵な忍者プレイが楽しめてます。

プレイ中雑感

影、影をよこすんだ!
っていうか、そこのろうそく。お前嫌がらせか!お前がいるからワープできねーじゃねーか。
うわ衛兵来んな、あっちいけ。。。。。あ、壁さんちーっす。いつも影を作ってくれてありがとうございます。

ってかんじ。
壁先輩と柱先輩の信頼度が急上昇していく。
とにかく影ができていないと何もできないのに、”光の一族”という言葉通りいたるところでろうそくなり松明なり焚いていて、しかも敵本体も光を射出できるという。。。
2,3章で影作成能力と、敵へのマーク能力を得られてすっごい頼もしかった。。。。
影が出ているところでしゃがめば敵に見つかりにくい上、ワープもスイスイだけど、敵に見つかったら即死だからドキドキ感が半端ない。
特に私はノーキルノーアラート縛りをしているので、殺して逃げるとかの甘えもできない。
とにかく光の強い場所の反対側や壁や柱のそばにあるはずの影を必死に探すゲームになります。
一応スキルが発展すれば、かなり余裕が得られるっぽい。
ワープが非常に強力なので、今のところステルスゲームに慣れてたら全く問題なく勧めているけど。
嫌がらせのごとく光源焚いてきますので、頑張って影を探しましょう。

ワンポイントアドバイス

  • 死体を隠すスキルを得るまでは死体が見つかったらまじでやばいです。暗殺プレイならば倒す順番に注意
  • カラスを手に入れたぐらいからマップが複雑になります。目的地がわからない場合は十字キーの下を推しましょう。カラスが目的地を教えてくれる。
  • 更にカラスを強化すると、敵へのマーキングや巻物の位置を教えてくれるように。便利便利。
  • 敵が影に入ったら足元へワープしながら攻撃連打で確殺。スタイリッシュに決めましょう。
  • 鈴が手に入れば敵を音で誘導できますが、なくても足音を立てて誘導可能。
  • 死に覚えゲーです。リスポン早いのでどんどん死んで、色々試しましょう。


以上。
とりあえず4章までやった状態でのファーストインプレッション。
ステルスゲームとしては小粒でぴりりと楽しい良作です。

スポンサーリンク