citrussinのチラシの裏

ゲームや読書感想、日々のことを適当につづる日記。TwitterID @sinensis197

オーバーウォッチ講座:オーバーウォッチの歴史、ストーリー その7-5 世界に飛び出したアンチヒーローたち

初めての方はストーリー記事その1へ(リンク)

その7-4
www.citrussin.com

まででは、オーバーウォッチ解体後に現れ始めた様々なヒーローたちの姿を紹介しました。
彼らは彼らの信念の元、この混乱する世界で何かをなそうとしています。
しかし、中にはそんなことはお構いなしに我が道を行くヒーローもいます。
今回はそんな、世界へと飛び出していくアンチヒーローたちの話。



オーストラリア:豚と爆弾魔

クソみたいな最高の相棒

ジャンカータウンについては2-2参照
=>オーバウォッチの歴史、ストーリーまとめ その2-2 戦後復興とオムニック和平政策 - citrussinのチラシの裏

“ジャンカーズ”の一員に変わった男がいる。
ジェイミソン・フォークス。通称”ジャンクラット”。
ジャンカーズである彼も最初のうちはアウトローとしてクイーンに従い、残骸を回収し生計を立てていた。
しかし、この異常な環境が彼を徐々に変えていく。。。。。
右足は地雷の爆発により添え木へと変わり、しかし爆発物は彼にとっていつしか楽しいおもちゃになる。
そして爆発物に対する彼の愛着は次第に執念とも呼べるものに変わっていった。

爆発物と、混乱を慈しむ彼は、ジャンカーズの街「ジャンカータウン」にて様々な厄介事を引き起こす困った人間であった。
そして、ある日ジャンクラットは、崩れ落ちたオムニック施設の遺跡から莫大な価値のある「お宝」を発見する。
しかし、これのどこが「お宝」なのかさっぱりわからない。
莫大な価値の正体もわからないまま、彼は賞金稼ぎ、ギャング、一攫千金を狙う者達から追われる立場となったのだ。
(どうも、お宝はシマダ一族が追い求めている品のようです。=>ハンゾーとの試合前会話より)


「よぅ、”お宝”見つけたんだって?素直に喋るか、それとも痛い目見るかだぜ?」

当然だがジャンクラットの”発見”はクイーンの耳にすぐに届いた。
彼女の手下が集まって、すぐにジャンクラットは捕まった。

「いや、お宝?何のことかなぁ。。。」
「とぼけんな!女王は全てお見通しだ」

刃物を目の前につきつけられて絶体絶命のジャンクラット。
酒場で尋問を受けるそんな彼の目の前を、ひょっこりロードホッグが姿を現す。

「知ってても、仮に知っててもだ。ダチにしか言わねぇ。
ダチだ。仲間のピンチには殺しも厭わねー。。。そんな奴
ーーーー例えば、あいつにならお宝の10%。。。。いや20%はくれてやるよ!!!!」

ジャンクラットの指先には、この前女王にけんかを売った豚が一匹。


「よぉ、ブタちゃんはおとなしくしておきな」
ジャンクラットをそのままに、ロードホッグに絡んだ愚か者がいた。
当然、その結末は当たり前だ。

酒場を粉々にした豚とお調子者は、二人で街へと歩いて行く

ジャンクラット「えーっと、なんだっけ???10%だっけ?20%だっけ?」

ホッグ「ーーーーーー50」

ジャンクラット「またまた~、冗談だろ?よし!25%で手を打とう!」

ホッグ「ーーーーーー」

ジャンクラット「わかったよ!50な! もってけドロボー」

その日、殺し屋と狂人は相棒となった。

「今日も一日ぶっ飛んでいこうぜぇ!!」
最悪のコンビが手を組んで、”厄介事”は更にジャンカータウンを賑わせる。
ジャンクラットが通った場所に残されるのは、ただただ混乱と破壊だけである。


ジェイミソン・フォークス通称”ジャンクラット”

  • 二人の出会いはコミックでてます。読みましょう。
    • ロードホッグ渋いわぁ

Blizzard | Overwatch Comic



追い出された故郷

様々な興行で賑わうならず者の街ジャンカータウン。
人の住めなくなったアウトバックに大勢の”後ろ暗い”奴らが集まって、ここには法も規律も理性も届かない。
爆発したオムニウム融合炉の跡地は、クイーンと呼ばれる冷酷な女王が統治する悪党どもの楽園となっていた。
闘技場「スクラップヤード」では、毎日決闘イベントと賭けが開催され、中でもメック同士のバトルは一大興行となっている。
(D.VAも参加したことがあるらしい=>D.VAのジャンカータウンコス)


当然元締めのクイーンのもとにはみかじめ料が入ってくる。

  • クイーンの部屋の裏には大量の金貨

大量の金貨

そして、全てをぶっ壊したいくそったれなコンビがジャンカータウンにいる。
そんな彼らが、こんなクイーンの部屋を見逃すだろうか?





さて、ある日。
ジャンカータウンから締め出され倒れ伏した二人のならず者がいた。
おなじみトラブルメイカーのジャンクラットとロードホッグである。

  • トレーラーから一枚

締め出されたジャンクラットたち


なんで?どうして?
ちょっと、クイーンの財産をかっぱらったり、クイーンの居城に爆弾を仕掛けたり、ジャンカータウンの酒場で大暴れしただけじゃないか!!!

無論ちょっとどころではなかった。。。。

故郷に帰れなくなった二人は、仕方なしに世界中を回ることにする。
シドニーから海をわたり大陸を縦断していくお騒がせコンビは、各地で犯罪活動に手を染め多くの手配書が作られている。
彼らの旅に巻き込まれた後に残るのは、破壊と混乱のみである。


オーストラリア:スクラップヤードの鉄球

=>前回のレッキングボールエピソードはその2-2参照
=>オーバウォッチの歴史、ストーリーまとめ その2-2 戦後復興とオムニック和平政策 - citrussinのチラシの裏



注:まだレッキングボールは参戦して間もないため、ハモンドのエピソードは未完成です。
ある程度レッキングボールのエピソードが語られてから充実させます。


アウトローたちの楽園「ジャンカータウン」にて。
女王が支配する闘技場で、観客を大いに賑わせているとある鉄球がいる。
メック同士の賭け試合「スクラップヤード」で、次々に現れる対戦者をバッタバッタとなぎ倒すその球体はジャンカータウンで一躍有名となっていた。

彼の名前は「レッキングボール」
搭乗者の素性も顔も不明の謎のパイロットである。
決して人前ではメックから降りない彼であったが、その派手な戦いと異様な見た目、何より次々と強敵を打ち倒す姿から一気にスター選手に躍り出る。
そんなスタープレイヤーの本体が、まさかハムスターであろうとは・・・・
ジャンカーズの誰も気づいていなかった。

スクラップヤードに熱中したレッキングボールことハモンドは、どんどん勝利を重ねていき、いつの間にかスクラップヤードでチャンピオンに君臨していた。

レッキングボール優勝


注:とは言え、開発者コメントにもあるように、彼はジャンカーズではないですし、彼らの仲間でもありません。
単に「楽しい遊びに熱中してたらいつの間にか頂点に立ってしまった部外者」です。
また、金銭は全てファイティングの賞金などで工面していたと思われます。


「弱者は全てを失い、強者は全てを得る」
ジャンカータウンの掟である。
それに従えば多くの栄光と富を得たといえるハモンドであったが、彼はその地位をあっさり捨てた。
やり尽くしてしまった彼は、新しい楽しみを求め女王の闘技場から出ることにしたのだ。

そうと決まれば話は早い。
ハモンドは獲得した賞金でメックをアップグレード。
ジャンカーズ達を振り切って、彼はすかさずアウトバックの地から抜け出した。
ハモンドの好奇心は、一箇所にとどまることを許さない。
次は何が待っているだろう。
この先にはきっと何がかあるはずだ。
レッキングボール旅に出る



「ハムスターを敬え」
小さな体に大きな可能性を秘める、ルナコロニー由来のスーパーハムスター。
ルナコロニーは崩壊し、ジャンカータウンからも脱出した。
もう彼を縛るものはない。
自由を手に入れたハモンドは、新たな発見と冒険を求め、世界中を旅している。
次々と新しいことを目指して走っていく彼は、果たして次は何をしでかしてくれるのだろうか。
レッキングボール"ハモンド”

  • ヒーローストーリーPV

www.youtube.com

  • 開発者コメントPV

www.youtube.com


ちなみに、ハモンドの肩やレッキングボールの正面に入れられた「8」の文字は、ルナコロニー時代の彼のナンバーを表しています。


以上。
次はマップから見える世界情勢。


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