シーズン7でのマーシー使いの(おそらく)必須知識
数々の超機動を可能にするテクニック
エッジブーストスラスター
が、ちょっと言葉だけで伝えるのは難しいので
動画とパワポ資料も使って説明します。
GA=>ガーディアンエンジェルのこと
スラスター=>GA中にジャンプを押すことで再加速するマーシーの新能力のこと
注1:将来スラスター自体が無くなる可能性もあります。
注2:そうでなくても、”バグ”扱いされてエッジブーストが無くなる可能性はあります
=>ゲンジやブリギッテはエッジブースト部分だけnerf修正されました。ウィドウやモイラ、ドゥームはそのまま残りました。
注3:スラスターに正式名称はなく、説明のために私が勝手にこうよんでいます。
- エッジブースト例
#オーバーウォッチ#マーシースラスター記事用動画
— citrussin (@sinensis197) 2017年11月1日
壁角発射上昇スラスター例 pic.twitter.com/dq2YhLg6fP
ガーディアンエンジェルとスラスター
基本的知識のおさらいと詳細化。
ガーディアンエンジェル(GA)の挙動
- GAは発動時にターゲットした味方側へマーシーを高スピードで飛ばす。
- オプションで設定すれば再度スキルボタンを押して途中キャンセル可能。
- 移動中は常にターゲット側へ加速ベクトルが振られており、(例えば横から吹き飛ばされて)別方向に移動しても対象に向かうように加速方向が修正される
- 障害物にぶつかっても障害物に沿って方向修正される。
- ターゲット位置に近づく(大体5m?)と、急速に減速し停止した段階でGAが終了する。
- ただし「発動時のターゲット位置に向かう」のであり、「発動後のターゲットの移動は無視する」
- 一定時間とんでも終点につかなければ(障害物に囲まれるなど)、その時点で急減速しGAを終了する。
となっています。
で、スラスターの基本動作は
- (オプションでONにしていれば)GA終了前にジャンプボタンを押すと発動
- その場で「GAのその時点でのベクトル」方向に、GA最大加速ベクトルを与える。GAは終了する。
- 最初の一回だけの加速なので、方向キーによる旋回も可能。
- 空気抵抗により徐々に減速する。また着地時(地面摩擦抵抗)には即停止する。
となっています。
エッジブーストの知識に大事なのは
「GAは障害物やプッシュ時にはベクトルが修正される」という点と、「スラスターはGAのその時点でのベクトル方向に飛ぶ」という点です。
では、エッジブーストを見てみましょう。
スラスターのイメージ
スラスターの挙動がわかりにくいかもしれないので、一応イメージ乗っけます。
スラスターイメージの基本は「発動時のGAの方向にそのままマーシーをふっとばす」ことです。
- 正面にいるターゲットに
- 上空にいるターゲットに
- 下側にいるターゲットに
エッジブースト説明
エッジブーストとは、古くは上忍ゲンジ黎明期に持て囃されたバグ由来のテクニックです
内容は
障害物に当たった時に乗り越えようと上にキャラがずれる。その時にそのずれるための移動ベクトルを保存したまま加速すれば上空に吹っ飛ぶことができる
というもの。
- エッジブースト自体については、別記事で書きました
- ゲンジエッジブースト(現在は修正され使えません)
- 動画タイトルが痛々しいのは当時のcitrussinが痛々しいからです。許せ(´・ω・`)
え?いまでも痛々しい?マジで(´;ω;`)
www.youtube.com
www.youtube.com
さて、このエッジブーストは「任意のタイミングで加速が保存できればいい」ため現在でもウィドウメイカーのフックなどで使うことが出来ます。
で、マーシーもスラスターという特技を手に入れてそれが可能になりました。
エッジブーストしたい場合は下記の手順を取ります
- 地形や角や味方や敵を使って、GA中に物にぶつかる
- ぶつかったときの跳ね返りや軌道修正タイミングでスラスターを使う
- 軌道修正ベクトルに沿って、本来ありえない方向にマーシーが吹っ飛ぶ
これだけではわかりにくいのでちょっと基本的な「上空ふっ飛ばし」例を図解してみます。
基本例:障害物での上空ふっ飛ばし
上記手順解説だけではアレなので、パワポ資料で上空ふっ飛ばし例を説明します。
障害物にGA中わざとぶつかることで、GAの機動は下記のようにベクトルが変更されていきます
(本来はもっと小刻みにベクトルが分割されます。イメージだと思ってください)
その為、角際では「移動ベクトルは対象位置ではなくて上空をむいている」ことになります。
その際にスラスターで速度を再加算してやることで、マーシーは上空にふっ飛ぶことになります
これがスラスターエッジブーストです。
直線機動だけだったGAが、着地点候補が大量に増え立体機動することができるようになります
平行移動での障害物を使ったエッジブーストは少々難易度が高いです。
理由としては
- ちょっとでもズレると不発
- 障害物がマーシーの胴体の半分以上に当たると不発(障害物による足止めが判定され、上にずれない)
- GA対象である味方がマーシーより低い位置にいる場合
不発、成功率低下。(ベクトル方向が下方向に修正されるため)- 厳密には不発ではなくなりました。ですが成功させるにはほとんど高低差がないことと、ジャストタイミングが必要です。
- また、逆に言えばGA対象味方が高い位置にいる場合、成功率は上昇します。
- 最初の動画でも、GA対象がジャンプする瞬間を狙ってブーストをかけてます。
の3つ。
最初は次の「ターゲットと高低差が生まれている場合」を使って練習しましょう。
基本例:地形を使った上空ふっ飛ばし
もう一例上げておきます
ターゲットととの高低差が地形によって生まれている場合も吹っ飛ばせます。
つまりターゲットとマーシーの間にスロープや段差があると、地形に沿ってGAの機動はベクトル変更されていきます
その地形に乗り上げる際にスラスターを発動することで、上空にマーシーをふっ飛ばします。
ベクトル方向が常に斜め上に向くため、こっちのほうが平行よりやりやすいかと思います。
実用例
図だけでは信憑性に欠けるのでランクマのとあるシチュエーションで実用例をあげてみます。
- 後ろから76。味方は壁向こう
後ろから敵76が追っかけてきているが、壁向こうでは乱戦が起こっている場面です
即座に逃げて孤立しても76に追われて殺されますが、そのまま味方へ向かっても76の射線に入るため殺されます。
幸いリーパーにビームをつなげたのでGAが使えます。
なので、画像の○で囲った障害物を使って上空に飛び76のFOV視界エリアから脱出したいと思います。
(ついでに、上空に上がることで壁向こうへショートカットできる)
- エッジブーストのために障害物に身を寄せてGA後ジャンプボタン
確実にGA中に障害物と接触するために、可能な限り障害物に近づきターゲットと自分の間に障害物を置きます。
ただしあんまり身を寄せすぎるとGA発動時に加速が得られず成功しません。
動画を参照いただければOKですが、加速が乗った時点で障害物に当たるように調整します。
最初は、「キャラ一人分を障害物との間に挟むぐらいの距離」で使ったほうが成功しやすいでしょう。
(もちろん、距離が加速限界まで短いほうが飛び出しが速いので逃走に有利ではあります)
GA加速直後にマーシーの体は障害物でせき止められ、その後に障害物を乗り越えてリーパーに加速します。
その乗り越えタイミングでジャンプを押します。
- エッジブースト成功
エッジブーストによって、障害物乗り越えベクトルの方向にマーシーが発射されます。
敵76は垂直方向に高速で移動したマーシーへ照準を追えず、マーシーは無事味方と合流することが出来ました。
めでたしめでたし。
- 一連の動画
#オーバーウォッチ#マーシースラスター記事用動画
— citrussin (@sinensis197) 2017年11月1日
壁角発射上昇スラスター例 pic.twitter.com/dq2YhLg6fP
エッジブースト注意点
注意点として、「GAには本来は障害物を迂回して回避する能力はない」ということを頭の片隅においておきましょう。
正面から全身に対して障害物へぶつかれば、マーシーはその場で停止します。
自動的に障害物を迂回するようなことはしません。
障害物乗り越えは、単なる衝突時の反作用ベクトルとの総加算結果と考えるのが妥当です。
ただし、本来のオーバーウォッチの内部計算式は流石にわからないので、意図しない動作をするときはよくあります。
- GAでマーシーが一直線に(真正面から)壁にぶつかると、その場で停止します=>「GAは障害物に一定時間阻まれたら停止」
- その為壁に沿って飛びたい場合斜めにぶつかる必要があります
- 下記壁沿いスラスター参照
- GAの速度ベクトルはマーシーの当たり判定全体に行われているため、真正面から当たっても、体の一部だけならばベクトルが分割されて障害物に沿って乗り越える
- GA方向が仰角ならば、障害物にあたっても垂直ベクトルに編纂される。
- スラスターでは地面着地で移動終了だが、GA中は何度もベクトル加算されるため、スロープ床に対しても「まるでスロープに沿っているかのように」移動する。
初心者向け応用例
2つほど応用例出しときます。
スラスターはいろいろな気持ち悪い素晴らしい機動を描くことができるので、発想次第でマーシーはどこまでも強くなります
壁沿いスラスター
一定時間を超えるまでは障害物に沿ってGAは移動できます。
そして、ビームは2秒つなぎ続けられるので、2秒間の間は障害物を挟んでもGAで戻ることが出来ます。
また、戻るだけでは飽き足らず味方の後方へ自分をすっ飛ばすことができますので、敵から逃げるのにも便利です。
注:ただし、壁に対して斜めにぶつかる軌道でないと、一直線に壁にぶつかってそのまま停止します
ということで壁沿いスラスター。
敵の目の前を瞬間的に通り抜けるため、蘇生に便利です。
citrussin的に名付けるならば旋風蘇生。
がタイミングがシビアな上に、現在(2017/11/04)PTRで蘇生にさらなるnerfがなされようとしています。
将来的には産廃テクニックになるかもね。。。。
- ランクマでの動画(ただし蘇生失敗しました(´・ω・`))
#オーバーウォッチ#マーシースラスター記事用動画
— citrussin (@sinensis197) 2017年11月2日
湾曲した壁を利用した旋風蘇生例。
ただし動画ではマクリー蘇生を失敗してます。
ものすごい速さで駆け抜けるのでタイミングがすごいシビア pic.twitter.com/841O96uB9H
頭上強襲蘇生
敵側で死んだ味方を蘇生するのは大した苦労です。
ネックなのが「どうやって近づくか」
一番なのは「敵の視界に入らないように移動して近づくこと」
FPSで一番の死角は背後ですが、二番目は頭上ですね?
ということで、味方を中継点に敵の頭上へスラスターで移動し、そのまま垂直落下することで敵を強襲します。
citrussin的に名付けるならば木の葉落とし蘇生
#オーバーウォッチ #マーシースラスター記事用動画
— citrussin (@sinensis197) 2017年11月1日
追い越し蘇生その1
(敵の死角を通って敵真後ろに着地することで、GACT稼いでます) pic.twitter.com/kykysOhTgF
#オーバーウォッチ #マーシースラスター記事用動画
— citrussin (@sinensis197) 2017年11月1日
木の葉落とし蘇生
(スラスターで敵の真上に移動してから急降下することで、敵に見られず敵側の味方を蘇生できます) pic.twitter.com/nDQaef9MXy
などなど
後記
スラスターによりマーシーは高難度テクニックを手に入れました。
それはすなわち
貴方のマーシー愛によってマーシーはもっと強くなる!!
ということです。
愛さえあれば誰にも負けない。
みんなもマーシー使おうぜ。
=>現在弱体化したマーシーは、空をとぶことが前提となっています。ぜひ使えるようになってください( ´∀`)bグッ!
www.citrussin.com
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