中学生の女の子にからかわれて手玉に取られている隣席の男の子って青春だよね。
女性は男性より精神が早く大人になるといわれています。
ですので、中学では女の子のほうが余裕があり、男の子のほうが子供っぽいことが多々あります。
そうすると、気になる異性へのアプローチもどことなく女の子の方が大人びた?感じになるかと思います。
甘酸っぱいですよね、男の子はからかわれて悔しがっているだけだけど、女の子は飄々としつつ実は相手を意識している関係って。
いいですよね、男子を掌の上で転がしながら愛でる女の子って。
甘酸っぱい青春時代、隣り合わせの席で、授業中や放課後に、はたから見たらいちゃいちゃしてるようにしか見えない中学男女のやり取り。
もし道端で見かけたらにやにやが止まらなくなりそうな中学生男女のやり取り。
ということで、「からかい上手の高木さん」をおすすめします。
からかい上手の高木さん 1 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)
- 作者: 山本崇一朗
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/06/12
- メディア: コミック
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あらすじ
中学校の同じクラス、隣の席同士の「西片くん」と「高木さん」。いつも高木さんは西片くんをからかいます。西片くんはなんとか高木さんをからかい返そうとしますが、高木さんは余裕綽々でうまくかわしてしまうのでした。今日も西片くんは高木さんの掌の上で転がってます。
二人のやりとりを西片くんの視点から描く甘酸っぱい青春ラブコメディ。
あ”あ”あ”ぁぁぁぁ
お前らさっさと結婚しろ!!!
こんな青春がしたかった。大人になった後で考え直すとあれアプローチだったんじゃね?とか思いたかった。。。。
で、隣にはその女の子がクラスメイトから妻にジョブチェンジしていて、後ろでにやにやしているとかね。。。。。。
端的に言って最高じゃね?
からかい内容は色々ですが、いやな気分になったり虐めとの境があいまいなようなからかいは一切ありません。
全て、愛のあるからかい方です。どんな反応をこの人はするのかな?と気になって仕方ない感じ。
そういうところからも高木さんが西片くんを気に入っているのが見て取れます。
(たぶん西片くんが最大限やり返すなら高木さんに何されても反応せずほっておくことですが、絶対やっちゃだめですよ。フラグ折れちゃいますから)
全部ちゃんとめんどくさがらずに反応返しているあたり西片くんってイケメンだよな。
互いに意識する二人が初々しい
西片くんはあの手この手でやり返そうとするんですが、高木さんに一枚上手を取られ続けるんですよ。
でも、やっぱり高木さんも中学生で恋の駆け引きはつたないんです。
そこら辺のさじ加減がこの作品はうまくて、行間から漂うせつなさや甘酸っぱさににやにやしてしまいます。
特にいいのが、二人が意識しているけど踏め込めない状態になるところですかね。
西片くんが「高木さん。ひょっとして僕のこと好きなの?」みたいに言って恥ずかしがらせようとするエピソードがあるんですけどね、
高木さんが「どっちのほうがいい?」(だったと思う)って言って、逆に西片くんが固まってしまうんですよ。最高ですよね。
まず西片くんの初々しい反応に萌えれますよね!(断言)
で、さらに妄想して、もし西片くんが高木さんに「好きって言ってくれるとうれしい」って素直に返したらどうなっていたのかとか考えるとさらにおいしくいただけてしまうのです。
あ”あ”あ”ぁぁぁぁ
やっぱお前らさっさと結婚しろ!!!(二度目)
他にも、あれですよ。何巻だったか忘れたけど
「私の弱点? 西片をみるとからかっちゃうところかな」
ってさー。彼女が言っちゃうんですよ。
完全に告白に近いよねこれ!? 西片くんのこと大好きすぎでしょ。
でもね、西片くんは気づかないんだなー。
すっごいやきもきします。
あとね、たとえば席替えの話とか最高でした。ついに席替えで離ればなれになってしまう二人。どうする西片くん。的な。
ぜひ読んで結末を確かめていただきたい。(続きが出ている時点でお察しですが)
全体的に西片くんがかわいい
いや、クールに飄々とする高木さんも私の心にダイレクトヒットしてるんですが、やはり西片くんの素直なところがいいですよ。
3巻(だったかなー)で、二人で肝試ししているときに近所の子供に「あの二人デートしてるよー」って言われるんですよ。
で、高木さんがすかさず「デートだってさ」って西片くんをからかうんですよね。
で、恥ずかしがって顔をそむけた西片くんの顔を「んーー?」って言いながら覗き込むんですよ。
あ、・・・・・・・やっぱどっちも可愛いわ。
甲乙つけがたいですね。
セクシャルな話を振られると固まってしまうため、どうしても高木さんをやり込められない西片くん。
この二人高校になった話とか番外編で読みたいなー。
めっちゃ普通の恋愛として読みたい感じ。
ということで、短文でからかい上手の高木さんをおすすめしました。
もしよければお手に取って読んでみませんか?
。。。。。。
というかこの作品を紹介したなら当然、山本先生の「ふだつきのキョーコちゃん」を紹介しなくてはいけないのではないだろうか。。。