citrussinのチラシの裏

ゲームや読書感想、日々のことを適当につづる日記。TwitterID @sinensis197

メンズ服はこうやって選ぶべし。縞野やえ、MB「服を着るならこんなふうに」は漫画としても面白くて、とてもためになる傑作ファッションコミック。

ちょっと病院通いなどで忙しくしていると、二週間もブログを書かない日々を過ごしてしまった。
それはそれでしゃあないんだが、ブログというのは書かない状態がちょっとでも経つと、指が書き方を忘れてしまう。
まぁブログの神様ってのは嫉妬深いことだなぁと思う今日このごろ。

別に書くことがないわけではない。
来る二週間後にせまったOVERDRIVEのアレに合わせちょっと懐かしい話をすることもしてみたいし。
昨今有名になったクッパ姫に便乗してTSFや女体化、モンむすの魅力について語り明かしてもそれはそれできっと面白いだろう。
ただ、どうも書き始めがしっくり来ない。来ないんだよなぁ(´・ω・`)
んで、やっぱこういうときはこんなふうにザラッととりとめもなく話をすすめたほうがいい。
ということで、日くらし、硯にむかいて、心に移りゆくよしなし事を・・・・・・・・・

ハッ!Σ(゜∇゜*)!!
そう言えばあんまりお題回してないよな。
(はてなには「お題ボタン」ってのがあって、それを回すと「”XXX”について書いてみよう」みたいなお題がランダムで出る)
こういうときはこんな便利機能を使うのもありではないだろうか。
よし、お題回して、それになんか関係のある漫画の話でも書くか。
とりあえず振ってみよう。
お題「最近知った言葉」

んー、最近知った言葉なぁ・・・・。
ああ、そうそう。最近「パーソナルショッピング」ってサービスを知ったんよ。
この間、ガイアの夜明けで「どういう服着たらいいかわからんって悩みを持つ社会人が結構多い」って話ししてて。
その時すっごい思ったんよ。
「ああ、そういう悩みよく分かるわぁ」って。
やっぱみんなそういう悩み持ってるよねー。
私としては、そんな中でもメンズの「ファンション指標」が知りたい。
男って何着てりゃいいの?
そういうhow toを、とあるコミックがすっごい腑に落ちる解説で解いてくれて、とても役立ったんですよ。
こんなヲタでも「ファッションを身近な趣味に変えてくれる」というとても素敵なhow to 本。
そしてキャラが可愛い(萌え豚感)コメディ漫画。


ということで、すべての服を悩む男衆におすすめのコミック。
縞野やえ先生、MB先生によるファッションコミック
「服を着るならこんなふうに」

服を着るならこんなふうに(1) (カドカワデジタルコミックス)

服を着るならこんなふうに(1) (カドカワデジタルコミックス)

の話をしよう。


ヤングエースwebで連載中。1~4話や最新話を含め、各巻ごとの最初の数話が無料で読めます。
web-ace.jp

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泥棒と弁護士が暴く多様な密室ミステリー。貴志祐介の「防犯探偵・榎本シリーズ」 感想。

前々から気になってた貴志祐介の「防犯探偵・榎本シリーズ」

  • 第一巻

硝子のハンマー (角川文庫)

硝子のハンマー (角川文庫)

  • 最新巻

ミステリークロック

ミステリークロック

凄腕の泥棒が探偵となり、弁護士のヒロイン(?)とともに様々な密室に挑む、密室にこだわった傑作ミステリーです。
「鍵のかかった部屋」というタイトルでフジテレビの月9がドラマ化(大野智、戸田恵梨香主演)してたそうで、小説知らないけどドラマは見たって人も多いのでは?
私は見てないですが、見た人から聞く限り評判は良かったそうです。

鍵のかかった部屋 DVD-BOX

鍵のかかった部屋 DVD-BOX


泥棒が「推理で密室をこじ開けていく」ってのが痛快で面白いですね。
様々な防犯システムや知識も出て来るらしく、読もう読もうと思いながら今まで読んでませんでした。
ほら、貴志先生ってホラー畑というか、「黒い家」や「悪の教典」みたいなスリリングサスペンスが得意な印象があって。
まぁ「新世界より」がアニメ化したので、SF方面が馴染み深い人もいるかもですが。

ですが、防犯探偵シリーズはコメディチックなテイストのミステリ作品と聞きまして、現在出版されている4冊を一気に全巻読みました。

ということで雑文感想。


注:この記事は「防犯探偵・榎本シリーズ 」の致命的でない軽いネタバレを含みます

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今季アニメNo1の可愛い女の子が出てくる日常コメディ。涼川りん「あそびあそばせ」。原作読みました。凄まじかった。

今期アニメ内で一番スパイシーで可愛い女の子、オリビアに萌えながら
声優さんたちの命を削るような魂の演技に心動かされ。

「あそびあそばせ」いいわぁ、コレ面白いわぁ(*´∀`*)
ってつぶやいてたら、案の定友人から
「原作も読もうね(ニッコリ)」ってされました。
前に似たようなことあったな


しゃあない。読むか!


ということで、良作アニメと良作コミック両方とも楽しめる。
「稲中卓球部とゆるゆりの邪配合」「ドドメキ色モザイク」「コンクリートミキサーにかけたけいおん!」こと

涼川りん「あそびあそばせ」

あそびあそばせ 1 (ジェッツコミックス)

あそびあそばせ 1 (ジェッツコミックス)


とにかく凄まじかったです。
雑文感想

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王道の本格ミステリ。探偵と語り部の関係性がとても素敵な「有栖川有栖シリーズ」がおすすめ。

24作(総集編除く)続く、有栖川有栖先生の大人気ミステリ「作家アリスシリーズ」。
作家アリスと学生アリスの両方合わせると29作(総集編除く)という大作であり、未だ続く長大シリーズである。

それで、ですね。
大学生の時期に学生アリスシリーズの方は読破してたんですよ。
そうなると、有栖の相方っていうのは(その時の私にとっては)火村ではなく断然江神と英都大学推理小説研究会の面々なわけです。
作家アリスの方にはマリアちゃんみたいな紅一点もいなさそうですし・・・・
とかで、なんとなく作家シリーズの方は積んでました。
で、その後ちょうど仕事をやめざるを得なくなった時期に、作家アリスシリーズを読み始めました。
言うまでもなく、あの時期は本に逃避したい色々が色々だったので。

で、その後もちょっとづつですが作家シリーズを読み進めまして。
途中何度か別の作品に浮気しつつ、ゆっくりと隔年で消化していきまして。
この間、最新作「狩人の悪夢」を持って全作品を読み終わることとなりました。
いやぁ、面白かった。
火村と有栖のコンビ最高ですね!
当然推理小説研究会のみんなも大好きですが、火村も大好きになりました。


ということで、シリーズ感想・・・というかおすすめですよって記事です。

  • 作家シリーズ一作目

新装版 46番目の密室 (講談社文庫)

新装版 46番目の密室 (講談社文庫)

  • 学生シリーズ一作目

月光ゲーム―Yの悲劇'88 (創元推理文庫)

月光ゲーム―Yの悲劇'88 (創元推理文庫)

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冤罪事件の真相を掴め。複雑に絡み合う人間模様が面白いミステリ小説 深木章子「殺意の構図」。 読み終わったので感想。

さて、前回までで深木先生の作品を2つほど読んできたわけだが
食い違う証言者の告白から真実に到れるか?深木章子「敗者の告白」 読んだので感想。 - citrussinのチラシの裏
離婚調停から始まる二転三転のサスペンスミステリ。深木章子「ミネルバの報復」 読み終わったので感想。 - citrussinのチラシの裏

この人の描く「人間模様」が結構好きなんですよね。
複雑に絡み合ったようでいて実はシンプルで。
人が人に嘘を付く、「思い込みを真実のように語ってしまう」ことを当たり前としていて。
元弁護士だからこその「様々な打算と懐疑に満ちた」嘘と思い込みが描かれている。
ミステリとしても、「心証が良い悪いと真実は関係なく、真実は”実際にあったこと”の積み上げでのみわかる」ことが面白い。
人が語るあやふやな証言のもと、二転三転する事件に振り回され続けるのは存外楽しいものだった。
まぁ、ミステリ部の落ちや構成に強引なとこや粗っぽいところがあり、そこは賛否両論あるだろうけれど。

ということで、カチャカチャと他作品をググったら「殺意の構図」ってのが面白いらしい。
いいじゃんいいじゃん。図書館の棚においてあった覚えがあるわ(゚∀゚)
ってことで、借りてきました。
で、さくっと最後まで読んだ。 
あ~、コレ読んだ3作品の中で一番好きかもしれない。

ということで、手首のモーターをフル稼働させて手のひらを返しまくる”心証”ミステリ
深木章子「殺意の構図」

殺意の構図 探偵の依頼人

殺意の構図 探偵の依頼人

雑記感想。

注:この記事は「殺意の構図 」の致命的でない軽いネタバレを含みます

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クセの強すぎるキャラたちによるヲタク寓話ギャグコメディ。おのでらさん「コミケ童話」はヲタの熱量を心に刻まれる良作コメディ。

ツイッターで投稿されている『オタたちの祭りが織りなすギャグコメディ童話』
一度見たら忘れられないあの濃い濃いキャラたちが、単行本になりました。
おのでらさん「コミケ童話」

コミケ童話全集

コミケ童話全集

前回紹介したヒストリエと一緒に買ってました。
=>前回
説得力あふれる狂った歴史観と名言だらけの歴史ギャグコミック。火鳥「快楽ヒストリエ」が面白い。 - citrussinのチラシの裏

ツイッターでほとんど読んでるしなぁって思ってたけど、追記や描き下ろしも多くて、やっぱ買ってよかったです。
単行本でてからちょい立ってるけど、11月に二巻が出るそうなので。
さらなる布教のために感想雑記。

ところで、いつもなら「おのでらさん先生」と書くところなんでしょうけど、おね兄様どころじゃない違和感があるので敬称は略します。
MAZEは名作。

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離婚調停から始まる二転三転のサスペンスミステリ。深木章子「ミネルバの報復」 読み終わったので感想。

前回深木さんの弁護士ミステリ「敗者の告白」を図書館で借りてきたわけですが
www.citrussin.com

その時、ついでに横に並んでいた同作者の作品を一緒に借りてきてました。

「不愉快な結果に終わってしまった離婚調停の顛末が、2つの死体によって様変わりすることとなる」
深木章子「ミネルバの報復」

ミネルヴァの報復 (ミステリー・リーグ)

ミネルヴァの報復 (ミステリー・リーグ)


読み終わったので雑記感想。
人間ドラマが面白い半面、ミステリ部分の簡素さが惜しかった。
だが、読んでいるうちは間違いなく振り回された。



注:この記事は「ミネルバの報復」の致命的でない軽いネタバレを含みます

後日、同作者の「殺意の構図」もよみました

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