剣崎比留子にまた会える!
第二十七回鮎川哲也賞受賞作。奇想と本道が融和するミステリ「屍人荘の殺人」。
あの傑作がめでたくシリーズ化となり、待望の二作目が発売されました。
- 一作目、「屍人荘の殺人」感想
殺人シリーズ第二巻
今村昌弘 「魔眼の匣の殺人」
- 作者: 今村昌弘
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2019/02/20
- メディア: 単行本
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エンターテイメント性をそのままに、シリーズとして主人公二人の関係性や物語の骨子が整えられた。
珠玉のサスペンスミステリでした。
丁寧な伏線、筋の通った布石の数々。
読みやすい文体と、息をつかせぬ展開の面白さ。
そして相変わらず、舞台設定が秀逸。
ということで、雑文感想。
注1:続きものです。ぜひとも前作「屍人荘の殺人」から読んでください。
注2:極力ぼかして書きますが、どうしても前作「屍人荘の殺人」のネタバレが少々入ります。