citrussinのチラシの裏

ゲームや読書感想、日々のことを適当につづる日記。TwitterID @sinensis197

オーバーウォッチキャラ別講座:ゼニヤッタの基本的な使い方

ゼニヤッタ

「オムニッククライシス」の発生により奉仕すべき人間自身から迫害を受けた、暴走しなかったオムニックたち。
主人から見捨てられた彼らは寄り添い合いながら人のいない奥地へと避難し、そこで「魂の精髄」を得た。
そして、謎のオムニック”テサルカ・モンデッタ”に導かれた彼らは、「人とオムニックの調和」を目指す密教集団シャンバリを形成した。
時は流れ、オムニッククライシス終結後。シャンバリ寺院で一人のオムニック僧が”製造”される。
オムニック僧テカルサ・ゼニヤッタは、しかし「人との融和」を求めながらも大上段から説法を唱えるシャンバリの姿に疑問を持った。
「調和」のために真に必要なのは「独善的な教え」ではなく「対話」である。
一対一のつながりの大切さを信じる彼は、ついには故郷であるシャンバリを出奔した。
悟りを求めて世界を放浪するオムニック僧ゼニヤッタ。
放浪している彼と出会った人々は、過去の自分と決別し、心の平安を取り戻すと言われている。

ゲンジ、我が弟子よ。調和の中を歩もう

=>ゼニヤッタストーリー まとめ


攻撃もできるヒーラーというよりは、ヒールもできるアタッカー。
その高火力の前に為す術なく溶けていくタンクを見ると、ともすれば周りが見えないぐらいに”調子に乗って”しまうかもしれない。
しかし弱点も多く、ヒール量もULTを使用できなければ雀の涙しか無いため、常に冷静に戦況を見極める力が問われる。
高火力DPSとしてだけ活躍したいならば、素直にオフェンス/ディフェンスヒーローを選ぶほうがいい。
悟りを啓いた僧侶が如く、常に落ち着いて周りを把握し的確に攻撃とヒールを双方とも繰り出したい。


確かにヒール力は全ヒーラー中最低レベルの弱さな上一人にしか回復できない。
しかし、調和のオーブは汎用性と継続性に優れている。
マーシー以上に「どんなときでもヒールさせること」が可能であり、その「すこしの回復」に救われるDPSがたくさんいる。
アタッカーとして「攻撃によるULT溜め」が積極的に行えるので、ULTも結構貯まるのが速い。
そして、ULTは自身の無敵状態と周囲への驚異的な回復力を与え、チームの危機を軽々と打ち消せる。
「メインヒーラーやヒールが回りきっていない味方を回復させつつ、敵の数を減らして戦線を維持する」という意味でのサポートキャラと考えよう。
的確に「メインヒーラーのヒールが回っていない」味方を見分けて調和を放ち、チームが集中している敵に不和を浴びせ、敵のULTやメインヒーラーの危機にはさっそうと大回復ULTでカバーに入る。
高火力と、ヒール量の増加というチーム維持における解決策を両立させた生粋のサブヒーラー。
(特にULTの速さが圧倒的で、敵味方のチーム構成によっては上手く使うとヒール量でアナを追い抜くときがしばしば)


反面、大きな力には当然大きな代償が伴う。
ゼニヤッタ最大の問題は「重度の低機動力」と「自衛能力の欠如」による死にやすさだ。
オーブのヒール量は微々たるもので、タンクに守ってもらいつつ逃げるのにも心許ない。
集中的に狙われるとあっというまに死んでしまう。
唯一逃走手段といえるのは、虎の子のULTのみ。当然「仲間を救う」はずのULTを自分のためのみに使っていたらチームはすぐに瓦解してしまう。
高火力DPSや機敏なフランカーに狙われれば全く活躍できずにラウンドを終えることになるだろう。


常に周りを把握し、必要なところに必要なリソースを届け、攻撃によってULTの回転率を上げる意外と難しいヒーロー。
タンクの維持をメインヒーラーに頑張ってもらいつつ、積極的に敵を倒していかないとすぐにチームが崩壊してしまうだろう。
火力の高さだけに目を奪われていてはいつまでたってもゼニヤッタの真価は分からない。
落ち着き、冷静に敵と味方を観察することで攻守に隙のない英雄として活躍したい。
あくまでサブヒーラーなので、もう一人相方ヒーラーがいないとタンクに回復が回らないことにも注意。


基本戦術

DPS(できれば飛び込んでいく機動系ヒーロー)に調和のオーブを付けたのち、味方とともに後衛から戦う。
前に出すぎるとあっという間に死ぬので、立ち回りには慎重になりたい。
狙いをつけた敵(前線の敵タンク狙い目)に不和のオーブを付けて、一心不乱に攻撃しよう。
慣れてきたら、味方が狙っている敵に不和が付けられるようになると、一層チーム攻撃力が増す。

オーブは付け替えが何度もできる。
頻繁に付け替えて、その時の最適解を出していくことになるだろう。
特に調和(ヒール)のオーブは絶え間なく交換しよう。
最も傷ついた仲間や、危険な仲間が最後の命綱とできるように周囲への観察は耐えずに行うこと。
ULTのタメやすさにもつながる。
視界が遮られていない限り回復し続けられるというのは全ヒーラー中最高の汎用性を誇る。
謂わばルシオの継続力、マーシーの持続力、アナの射程距離を全て合わせたようなものなのだから利用しない手はない。
逆に言えば「チーム管理能力」が深く問われるヒーローでもある。
特にヒーラーの回復追跡が難しいファラ、ゲンジ、トレーサーや、危険地帯に敵に飛び込むウィンストン、ドゥームフィスト、リーパーの心強い相棒となる。
全員が全快状態で付ける味方がいない時は、上記の6人に付けておこう。
特にトレーサー、リーパー、ドゥームフィストはマーシー&ゼニヤッタコンビがヒーラーだと許容できるリスクが大幅に広がり、思い切った行動を連発することができるようになる。

そして、ULTが溜まったら「1回ピンチを救える状態」となったということだ。
ULT中他の武器や能力を使用することはできないが、加速状態が付与され、無敵になり、周りに強力なヒール能力を与える。
敵のULTへのカウンターはもちろん、裏を取られたり敵がダイブしてくるなど後衛が脅かされた時は敵の攻撃から味方全員を守りたい。
自分と味方を一手に守れる文字通りの”必殺技”。
出し惜しみすると救えるものも救えなくなるため、できるだけ「何度も使える」ようにしておきたい。
常に攻撃の手を休めないように。
ヒールの入れ替えもめんどくさがらず行おう。
下記「知っておいたほうが良い知識」に書いたが、ゼニヤッタはかなりのスピードでULTを貯めることができる。


総じて味方の一歩後ろから味方の状態を管理しつつ、みんなといっしょに高火力を浴びせるというスタンスで行こう。




知っておいたほうが良い知識

  • HP
    • 200HPだが、150はシールドである。傷ついても隠れていれば回復可能。
      • まぁ、ヒーラーは全員自己回復を持ってるし。
      • ヒーラーの中でも自己回復が一番遅い上に、150ダメージ以上食らうと全回復できなくなる。
  • メイン攻撃
    • 火力が高く、即着弾でない分当たり判定も大きい。
    • サブはタメ攻撃。チャージによって最大5発を一気に放つ。微量の誘導性能がある(らしい)。
      • サブは最大タメになっても押し続けていると最終的には自動で放つことになるため注意。(いつまでもタメ続けられない)
    • ダメージは1発で46ダメージ。つまり不和を付けたら60ダメージとDPS並み。
      • 偏差射撃や停止した敵を狙うことで大火力を与えられる。
      • もしヘッドショットが狙えるならば、タンク以外は速攻でキルできるだろう。
      • ヒーラーとしては破格の攻撃力。
    • サブは障害物を利用して、隠れながらタメて、出てきて撃つのが基本。
    • また、バスティオンやウィドウメイカー、鈍足のタンク(特にオリーサ)、背中を見せているアナなど静止したターゲットを確定で殺すのにも利用する。
      • 不意が付けたら、彼らに反撃の機会を与えず葬ろう。
    • ただし、チャージ中はオーブの取替は出来ない。
      • 不意が付けたらチャージ。気づかれたら不和+メインで攻撃と切り替えはしっかりと行おう。
      • とは言え完全に死角を付けると、不和を付けても気づかれない場合がある。何事も経験あるのみ。
  • 不和のオーブ
    • 対象の敵が1.3倍の被ダメになるデバフ。
    • 誘導のため、狙いは適当でもいい。
    • 3秒間敵との間に遮蔽物が挟まったり、死んだりすると解除。その他ザリアのバリアでも解除。
    • 盾の後ろにいる敵には付けられない。
    • クールダウンはなく、好きなときに付けて好きなときに外せる。かなり頻繁に付け替えることになるだろう。
      • 大抵、最もチームが狙っている敵か、最も脅威である敵に付ける。
      • 一般的には、全員が狙いやすいタンク。特に最大巨体のウィンストン、D.VA、ラインハルト。
      • 当然ファラやゲンジなどの裏取りから後衛が脅かされているのであれば、自衛を兼ねてそいつらにつける場合が多い。
  • 調和のオーブ
    • 回復の要。30heal/secと微量だが確実に継続して味方を回復できる。
      • 当然ULTメーターも貯まる。
    • 不和と同じく、味方との間に遮蔽物が挟まったり、ゼニヤッタが死んだり、別の味方につけたりしたら当然外れる。
      • 基本戦術で書いたが、かなり頻繁に付け替えを行うことになる。
    • ヒール量は強力ではないが、継続性と持続性が高い。そのため、タンクはメインヒーラーに任せて、危なくなるDPSにつけていくことになるだろう。
      • タンクは被弾率が高くて、30/secでは間に合わない。
      • とはいえ、当然タンクが瀕死であれば危機を助けるために急いでつける。
      • ULTを貯めるためにも、積極的に付け替えてヒール量を増やそう。
  • ULT
    • 防御に逃走に一発逆転に大活躍の万能ヒールULT
    • ULT中他の武器や能力を使用することはできないことに注意
    • ULTは1875ポイントで溜まり、一秒毎に5ポイント、25回復毎に33ポイント、1ダメージ毎に1ポイントもらえる。
      • つまり、不和を付けた敵に31発で100%、1420ヒール(約タンク3人分)で100%貯まる。
      • 非常に溜まりやすいと言っていい。乱戦時にヒールしながら敵タンクを不和攻撃していれば30秒ぐらいで100%になる。(が、大抵その前に敵タンクかゼニヤッタ本体が死ぬ)
      • 攻撃のメーター溜まりが重要になりやすいので、ULTメーターが溜まって無い時はできるだけ当てやすい敵=タンクを狙っていきたい。
    • 無敵になるので重要な逃げ技にもなる。
      • 敵のULT発動を聞いて、危ないと思ったら躊躇せずに使おう。
      • そういう意味でも、落ち着いて戦況を眺める余裕がほしい。

弱点

  • 機動力0。敵に不意を突かれるとすぐ死ぬ。高火力で叩かれても死ぬ。
  • 逃げ技もない。襲ってきた敵に不和を付け、近づかれる前にさっさと倒せる技量が必要。
  • エイムスキルも問われ、敵を倒さないとサポートとしては不十分。
  • ULT以外の絶対的なヒール量不足。相方メインヒーラーが死ぬと、大抵一緒にタンクが沈む。
    • 上手い人は即座に敵DPSを殺してタンクを守ったり、適正タイミングでULTを発動して最大効率を上げたりして持たせますが、かなり難しい。
  • (ヒーラーの宿命だが)チーム管理能力が問われる。

特に気を付ける敵

  • 裏取りアタッカー
    • アタッカーに対して逃げる手段、接近を阻む手段が皆無のため、対応が遅れるとさくっと死ぬ。不和を付けて遠距離から仕留めるべし。敵の動向には気を配ること。
  • ドゥームフィスト、ウィンストン、(龍神ゲンジ、フランクトレーサー)
    • ヒーラーの敵。それ以上の説明はいらない。とはいえ他ヒーラーと比べ、攻撃能力に優れるゼニヤッタはまだ対処のしようがある。
    • 飛びかかられる前に不和をつけ、囲んでボコろう。
    • 後ろに下がりつつ距離を取って攻撃するのを忘れないように。
    • 龍神剣を抜いたゲンジからは特に逃げにくい。というか目があったら死ぬ。
  • ソンブラ
    • 気がついたら背後にいる。また、EMPはシールドを消すため、HP50と常に瀕死状態になる。
    • 幸いハックでメイン攻撃は削除されないので、殺すか殺されるかに持っていくことは可能。
  • ウィドウメイカー、ハンゾー
    • 位置取り的に狙われやすく、逃げるすべを持たない。
    • 射線に入らないように気をつけよう。逆に敵が姿を晒しているならばさっさと殺すべきだ。不安要素は断つに限る。
  • アナ
    • グレネードを投げられるとultで回復できなくなる。
      • 虎の子が封じられるため、色々と厄介。味方全員が死んだ中、敵に囲まれてぽつんと佇む無敵状態ゼニヤッタの姿はとても物悲しい。
    • 低機動力に睡眠弾がクリティカルなことなど、色々と悩まされる相手になるだろう。
  • プッシュ系技持ち
    • いくらULT中無敵でも奈落に落とされると死ぬ。特にルシオは積極的に奈落に落してくる。
    • ラインハルトのチャージふっとばされて。。。。ということもよくある。
      • 特にコントロール系マップには奈落が多い。無敵状態だからと言って適当プレイは慎むべきだろう。

うまくなってきたら

  • ひとまず、味方と敵の位置をどこまで把握し続けられるかを伸ばしたい。
    • 管理能力と、敵位置把握能力が問われる場面が多い。
  • 攻撃では、瀕死の敵をちゃんと倒しきれるかにかかっている。
    • ヒーラーの中では最も積極的に攻撃参加しなければならない。
  • 味方のメインヒーラーはきっちり守ろう
    • メインヒーラーの動きを知っておいたほうがいい。とりあえず使ってみては?
  • タンクは即蒸発推奨
    • タンクをキルする速度が上がればそれだけ敵の瓦解が早くなる。
  • マーシーは無理でも、相方がアナかルシオならばヒール金で競える場合が多い。的確なヒールと滞りのない生存戦略を建てるべし。

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