citrussinのチラシの裏

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おすすめコミック:仮面のメイドガイの作者赤衣丸歩郎の現行作「金の彼女 銀の彼女」は超正統派鞘当二者択一ラブコメ。こんな正統派ラブコメ待っていた!!

三角関係。
いいですよね。
万華鏡のように移り変わる人間関係。
繊細な描写と大胆な展開。
題材の面白さに輪をかけヒロイン同士の駆け引きから起こる魅力の数々。
超正統派。王道。ラブコメの匂いがするわ!

ということで、前回も王道ラブコメの一作を感想綴りましたが。
www.citrussin.com


同じく一気読みしたものがあります。
仮面のメイドガイで有名 赤衣丸歩郎先生の現行作
「金の彼女 銀の彼女」

金の彼女 銀の彼女(1) (月刊少年マガジンコミックス)

金の彼女 銀の彼女(1) (月刊少年マガジンコミックス)


男気溢れる上にさらに上乗せして煩悩溢れるエロガッパという、最近は珍しい”粋な”主人公と、チョロいけどチョロくない2人の女の子の三角関係ラブコメとなっております。

面白かったので感想。

注:この記事は「金の彼女 銀の彼女 」の致命的でない軽いネタバレを含みます




あらすじ

金の斧と銀の斧
あなたが落した斧は、どっち?
 
イソップ童話「金の斧」より

お嬢様学校「綾之峰学園」
近年は共学化したものの、”庶民”と”お嬢様”は厳密にクラス分けされ、そこには大きく隔てられた壁がある。
中でも、世界に冠たる大財閥「綾之峰財閥」の次期当主とも慣れば、庶民はもはや触れることすら許されない。
実質的に街を支配する財閥の次期当主。
すなわちお嬢様の中のお嬢様。お姫様の中のお姫様。
彼女の名前は綾之峰英里華。
謂わば近づくことさえ許されない究極の高嶺の花。
でも、英里華は不満をためていた。
全く自由の無い生活。
もっと気楽に生きたい。普通の女の子になりたい。
彼女は、綾之峰財閥に伝説の残る池「叫びの泉」前で人知れず叫んでいた。
「こんな人生もうイヤだー!!!!」

一方そんな高嶺の花が咲く絶壁を物理的に乗り越えようとする男がいた。
綾之峰学園の1年生の普通科コース。安田登郎。通称エロガッパ。
好きな人は綾之峰英里華。
誰もが畏れ敬うお姫様に積極的アプローチをかけつづける「ある意味勇者」
毎日毎日、得意のロッククライミングを駆使して護衛の目を欺き、彼女に何度もアプローチを続ける。
そんな彼は、その日偶然にも彼女の叫びを聞いてしまう。

そして、事件が起こった。
登郎が居合わせたことに驚いた英里華が泉におちてしまったのだ。
そして、池から起き上がったのは。。。。。。

「さあ、答えるが良い少年。
金の彼女と銀の彼女
あなたが落した彼女は、どっち?」

なんと!泉の女神の力でエリカは[お嬢様の“金”]と[粗野な“銀”]の2人の人格に分かれてしまったのだ。

金か銀か。ライバルは「自分自身」!?
不思議で奇妙な三角関係ラブコメの開幕!!


ちょいあらすじ長くなりました。
はい。ということで。
2つに分かれたヒロインと、スケベだが明るくて前向きな主人公とで巻き起こる、三角関係二者択一ラブコメとなります。



ヒロイン分裂ラブコメといえば、ライトSFラブコメディ「ウワガキ」とか面白かったですよね。

ウワガキ 1巻 (HARTA COMIX)

ウワガキ 1巻 (HARTA COMIX)

こっちは主人公以外の恋人が既にいるヒロインから、「もし恋人がいなかったら」という可能性のもう一人が分裂するラブコメです。
短くまとまったいい作品なので、ちょっとした空き時間で読み終えられるのもいい。


そして、分裂とはいいませんが「双子」の恋愛というのも色々試されているジャンルでは有りますね。
双子の三角関係といえば、やはり名作ラブコメ「おねがい☆ツインズ」を押したい。

おねがい☆ツインズ Blu-ray Box Complete Edition (初回限定生産)

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DVDで何周も見ましたねー。(年がバレるバレる。。。。)
頼むからおねがい☆フレンズをアニメでやってくれよぉぉぉ。。。。
あ、こっち見るなら前作「おねがい☆ティーチャー」から一気観しましょうね。
おねがい☆ティーチャー Blu-ray Box Complete Edition (初回限定生産)

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ほんとどっちも名作。

分割した自分自身がライバルの三角関係

”ワタシ”相手だからこそ譲れない系恋の鞘当てというのは素敵な素材を持ってきたなと思います。
また、メイドガイの作者だからわかっていましたが、いろいろなSF的要素もあって、展開予想のしがいがあります。


金のエリカ(綾之峰英里華)は「おしとやか、優しい柔らかな雰囲気」の少女であり「頭脳明晰な綾之峰のお姫様」である、登郎が一目惚れしたお嬢様の性格を残しています。
よって、ストーリー最初の登郎のアプローチも、こっちのエリカに向けたものになります。
しっかり自分の役割を果たそうと綾之峰英里華として頑張る毎日になりますが、自由に青春を謳歌する”銀”の自分自身を羨ましく思う日々。
また、元々自分を畏れずに、ずっとアプローチを掛けてくれる登郎に悪い気はしていませんでした。
さらに、仲良くなってからの男らしい一面にほだされ、どんどん登郎が好きになっていきます。
そうすると、彼と親友のように仲良くしている銀に嫉妬する日々が続きます。。。。。
そう!ドロドロしたところは銀に渡したと言っていますが、やきもち焼き、チョロイン属性があるめんどくさいお嬢様。
ええ!!
めんどくさいヒロイン大好物です!!!

一方、銀のエリカ(通称:銀華)は、「お姫様」として縛られる生活に嫌気がさした英里華の人格が分離したものになり、奔放で粗野で自由気ままな女の子。
ちょっと乱暴でがさつなところもあるけれど、気安く話しかけられる相棒的存在。
最初は”金”を応援して、二人がちゃんと付き合えるように手助けしていきますが、登郎と楽しく日常を過ごす内に「自分の方を向いて欲しい」と思うようになっていきます。
7巻や8巻の銀華の変わりようは必見。
がさつなヒロインが、乙女する姿は何故こうも美しいのか!!


という、まぁ自分自身をライバルとしたハーレム系ラブコメとなります。
登郎君は男気があって、付き合いの深い女性からは好感をもたれやすいので、若干三角関係からもっと角が増えそうなところもポイント。
(とはいえ、彼自身は一直線系一途主人公なので綾之峰英里華ーーつまり金か銀しか勝ち目がありませんが)


いいよねぇ。。
「あの立ち位置は、あの横にいたのは自分だったかもしれない」
と身を焦がす、その嫉妬がラブコメを盛り上げるのです。
君が望む永遠は我がバイブル。
(まぁ、あれはもっと”その先”がテーマでしたが。)

8巻で英里華に向けたプレゼントを選ぶ登郎に付き合う銀華のジリジリとした焦燥。
そしてその後の展開(ネタバレは避けます)
キャラクターの一喜一憂を愛でたり、感情移入したりと、ラブコメの良さが存分に楽しめます。


久しぶり?の煩悩に素直な直球系主人公

いいですよね、煩悩に直球で、一途で、素直で、男気のある主人公。
最近見かけなくて寂しいです。
「横島忠夫」に「諸星あたる」と名作&名主人公がいっぱいいるんですがね。


”馬鹿だけど一直線””女の子のために体がはれる””一途でうじうじしない”と三角関係やハーレムラブコメに有りがちなイライラが全くない主人公です。
英里華や銀華のために色んな場面で体をはり、ちゃんと好きな女の子を守れる快男児。
そして、煩悩に素直で、ハーレム主人公お得意の「流れるようなセクハラハプニング」スキルも実装。

非常に好感が持てる主人公です。



( ゚∀゚)o彡゜メイド!メイド!

お嬢様ですから。

屈強メイドに万能メイド、戦闘メイドに諜報メイド。
ドジっ子メイドに、同級生メイド。
年上メイドに年下メイド。
( ゚∀゚)o彡゜メイド!メイド!
( ゚∀゚)o彡゜メイド!メイド!
( ゚∀゚)o彡゜メイド!メイド!
( ゚∀゚)o彡゜メイド!メイド!

はい。
やはり、メイドというのはラブコメ的には便利なキャラクター属性ですね。
なにしてもメイドで許されますし。
動かしやすいです。

やはり魅力的なのは金と銀に一人づつ付いている「万能側付きメイド」ジーヤ・芹沢・マクミランとバヤリー・芹沢・マクミラン。
バヤリーはジーヤの妹です。
有能、からかい系、スタイル抜群のできる女、頼れるお姉ちゃん。
ジーヤさん大好き。
妹を影で支える愛情の深さも素敵。
コメディ要素からシリアス要素、バトル要素まで様々な展開を熟し、時には当て馬ときにはからかいを含めて二人のエリカを応援していく姿は
「無くてはならないキーパーソン」
と言っていいでしょう。

さすがメイドガイ作者赤衣丸歩郎先生。
脇もきっちり存在感出してます。


総括

久しぶりの煩悩系主人公による超正統派鞘当三角関係ラブコメ。
ヒロインが完全決定しているがゆえに

  • 「エリカ」というキャラクターを好きになれるか
  • 最近では珍しい「エロガッパ」系主人公を好きになれるか

という好みの問題はダイレクトに来ますが、
個人的には、久々の正統派ラブコメを超楽しみました。

赤衣丸歩郎先生の現行作
「金の彼女 銀の彼女」

金の彼女 銀の彼女(1) (月刊少年マガジンコミックス)

金の彼女 銀の彼女(1) (月刊少年マガジンコミックス)

面白かったです。
もしよろしければ手にとって見てください。

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