かつて優しかった少年は、オムニッククライシス後の爪痕に焼かれ、殺人鬼と化した。
ロードホッグといえば、冷酷、残忍、非情の殺し屋である。
オーストラリアの内陸部。アウトバックと呼ばれる砂漠を中心とした広大な人口希薄地帯。
そこに住む牧歌的少年マコ・ラトリッジ含む少数の住民たちは、クライシス後のオーストラリア政府の「オムニック融和政策」のために、突如故郷を追われた。
政府とオムニック全てを恨んだ彼らは暴動を起こし、それは組織化されレジスタンス「アウトバック解放戦線」と呼ばれた。
何度も衝突によりオーストラリアの広大な地は荒廃。
最後には故郷アウトバックさえ爆発した核融合炉によって、人が住めない汚染された土地と化した。
自らの手で故郷を変貌させたマコは、汚染した空気を吸わないようにガスマスクをかぶる。
もはや、そこに牧歌的少年はいない。冷酷な殺し屋がいるだけだ。
俺たちは故郷を守るために戦った。そして世紀末がやってきた。
今じゃ廃墟ですら勢力争いが絶えねえ
＝＞キャラシナリオは目次参照。
オーバーウォッチ講座：オーバウォッチの歴史、ストーリー 目次 - citrussinのチラシの裏
１にも２にもフック、フック。ブリザードのフックキャラは本当に強い。メインもサブも強い。
要するにこいつを一言で表すと。
ブッチャー
それ以上でもそれ以下でもない。
フック捕まえての確殺。中距離への散弾（ブッチャーさんは蛇腹フック、ホッグはスクラップガン）。肉（ホッグは酒だが）を貪る。
うん。
ディアブロシリーズおなじみのアイドル：ブッチャーさんだ。
巨体、移動技なし、回避技なしの三拍子鈍足タンクのくせに、自分を守るすべがHP600の高耐久と1回300回復の超回復スキルしかない。
当然ブッチャーさんが憑依しているロードホッグに味方を守る盾が出せるわけがない。
要するに味方を狙っている敵をフックで捕まえすり潰すのがお仕事のサブタンクだ。
「守る必要なんてねぇよ！敵の数が減ったら自然に弾も減るだろ」
と言わんばかりに、攻撃攻撃攻撃の毎日である。
味方のガードは、酒を飲みながらその肉を使ってボディブロックする。
これではもう、タンクというより、HP600の前線アタッカーという立ち位置が正しい。
１体づつ敵を確実に倒し、いつまでも前線に居座ること。
一切自分から目を離させないようにできれば、味方DPSにとっては神様のような存在になれるだろう。
自分で300もの体力を回復できる超高耐久アタッカーであり、しぶとく立ち回れる。
反面、
別名「敵のultタンク」
と呼ばれるほど敵DPSがultメーターを貯めやすい存在として認知されている。
こいつがいるだけで、あっという間にこちらのヒーラーと、敵のDPSのultがMAXになり大混戦が起きやすい。
ホッグを使う場合は、できるだけ遮蔽物やメインタンクの盾に身を隠しながら被弾数を減らし、
敵がultを貯める速度＜死亡時間
となるように、次々によそ見した敵を確殺していきたい。
ーズン6に向けての修正で、テイクアブリーザー（酒飲み）中に被ダメ50%減少＋移動が可能に。
基本戦術
タンクではなく、タンキーオフェンスだという自覚を持って行動することが第一義だ。
ホッグ最大の仕事はフックして敵を確殺し、確実に敵の数を減らすことである。
瀕死敵のサブによる確殺、空にいる敵へのサブによるダメージソース等も重要である。
ロードホッグは非常に頑丈なタンクで、味方にとって頼れる”壁”であることに一切変わりはない。
ヒーラーの前にさえいれば、その”肉の壁”でヒーラーに降りかかる全てのダメージを肩代わりできる。
大きなダメージを受けても容易に回復できるそれは、ただただ前線にいてタンクの後ろから敵にメインかサブを当てるだけでも最初は貢献できる。
だがしかし、肉で受けるということは敵のultチャージを貯めるという行為に他ならない。
故に、ロードホッグは常に「敵がどれだけ死んだか＝10秒死亡タイムを使ってultメーター溜めを抑制したか」が問われている。
どちらにせよ、普通のタンクと違い「守る」ことよりも「積極的に攻めること」を重視するスタイルとなりやすい。
そのため、相方のタンクはヒーラーとDPS（ホッグ含む）をきちっと守ってくれる盾持ち（オリーサorラインハルト）が好まれやすい。
また、自由に動き回りたい（側面取りをしたい）場合は、ザリアを相方にすると心強い場面が多いだろう。
攻撃面では、盾持ち以外をフックで捕まえー＞(一歩進み：敵によってはそのまま動かずに)メインー＞（即近接攻撃：省略可）＝＞逃げる敵にメインorサブ連射で確殺を延々と狙っていく。
故にホッグがいるということはフックされる＝死であり、ホッグの利点は「こちらより先に敵が減ってくれる」という一点に集約されている。
さて、ではフックでつかむ場合どういった行動（や考え方）が基本戦術になるかというと、
大抵の場合、「敵がこっちに集中していないところをフック」か「フックで狙って敵を雁字搦めにしているところを味方がアンブッシュ」である事が多い。
すなわち、威圧や素早いフランクによる波状攻撃が有効だ。
- 理想的な例１
- 理想的な例２
注：当たり前ですがこんな上手く行きません
まぁどちらにせよ、いかにフックでつかむか、だれをフックでつかむかが問われる。
これはもう経験則と言っていい。
ただ、ココで気をつけたいのは「ホッグは足が遅い」という点だ。
そのとてつもなく大きな弱点の本当の意味がわかるまでは
- 裏周り
- 長時間の横道散歩
- 本集団から長く離れるプレイ
- 敵を追っかけすぎる
- 目標物から遠く離れる
この５点は絶対やめておいたほうがいい。
わかってからは、まぁそもそもやらなくなるだろうけど。
故に初心者は、どんなときも味方と共に動いて積極的にフックフック。
確実に殺せる相手か引っ張ると相手の陣形を崩せる敵をねらって、積極的に行動していこう。
もし殺しきれないとしても、味方と一緒にいれば全員で囲ってタンクでも蒸発させられる。
知っておいたほうが良い知識
- スクラップガン
- メインはショットガン。サブは10m飛んでから破裂するクラスター弾
- サブは角や室内に居る敵、タレットなどを攻撃するのにも有効。
- サブは便利な中距離射撃だが、10m以内では爆発しないため50のダメージしか及ぼさない。メイン範囲はメイン、そこより遠くはサブと使い分けが必要になる。
- できれば爆発後の拡散が広がる前に当てたいため、間合い取りはちゃんと意識しよう。慣れてくるとスイートスポットがわかってくる。
- フックした後メインを当て、その後追撃に逃げる敵背中へサブを押し付けていくのがホッグの基本的な戦い方。サブの弾数を残しておくためにも細やかなリロードを。
- フックが決まったら即メインを押し続けておこう。
- 特に、トレーサー、マクリー、リーパーなどはサブの使い方で有利不利がかなり大きく変わってくる。「フックヒット率」と「サブの使い方」がホッグの上手さを決めると言って過言ではない。
- フックー＞メインー＞即近接のコンボは確実に後衛（200HP)を殺すが、次のサブやメインの発射を大幅に遅らせる。なれるまでは捕まえたのがヒーラーだったとき以外は、近接は行わないほうがいいだろう。
- 慣れてきたら、近接有りコンボはぜひとも習得したい。殆どの敵を逃げる時間なく確殺できる。
- ヘッドショットもあるよ！
- メインもサブも、ロードホッグのスクラップガンは発射速度が非常に遅い。敵が動き回っている戦闘では面制圧を、敵が硬直している状況ではヘッドショットや全弾命中を狙うと言ったように使い分けよう。慣れてきたら偏差射撃等を取り入れること推奨。
- 射撃ボタンを押しながら、敵移動方向に照準を振るというテクニックもある。
- フック
- おおよそ15m。故にホッグは極端に76に弱い（捕まえられない上、ダッシュに追いつけない、更に76はサブマシンガンなので巨体にクリティカル）
- フック中は、敵を寄せてくる以外は出来ない。意外な弱点となりうる。
- フック後にメインを押し続けて、敵が来たときに当てるの最も良い狙い所は、首元である。なれない内は胴体でもいい。頭を狙いすぎると、ヘッドショットどころか散弾の半分近くが宙に消える。
- フックした相手は、ロードホッグが急速回転しない限り”絶対に”ロードホッグの目の前に着地し、微小時間スタンする。
- 急速回転した場合は、ホックが外れる。敵が何らかの事情でフック後に視界から消えた場合も外れる。
- 故に、急速回転と判断されないぐらいある程度ゆっくりと横を向く（90°照準を回転させる）ことで真横の奈落に敵を突き落とすことも可能。
- 上手い人は、判定されないギリギリの速さで180°回転し背後の奈落に突き落とす輩がいる。コントロールマップで活躍しやすくなるので練習してみてもいいだろう。
- フックはジャンクラットのultやD.VAの爆発機体を捕まえることができる。間違って捕まえない要注意。ヒーラーを守るために自発的に捕まえることもしばしば。
- 例えばアナultでホッグが強化されているとD.VAultやジャンクラットultのダメージは500になるため、ギリギリ生き残る。一人でいるときならばフックしてみんなを助けるという行動が取れなくもない。
- マップから奈落に堕ちた際、落とした相手をフックして道連れにすることもできる。
- 色々考え次第であらゆる可能性を秘めている武器が「フック」なのだ。
- テイクアブリーザー
- 回復スキルテイク・ア・ブリーザーは300回復という驚異の回復力。攻撃と休養の緩急にプレイヤースキルが問われる。
- 使用中は移動可能。とりあえず逃げながら飲み干そう。炭酸抜きコーラ。。。
- 使用中は被ダメ50%OFF。ULTに巻き込まれた時はとりあえず使用すること。トレーサー爆薬はもちろん、実はジャンクラットやD.VAのULT爆発にもギリギリ耐えられる。
- ただし、アナのナノブースト中は注意。被ダメ減少は75%までのなので、ナノブースト＋テイクアブリーザーでも75%までしか耐えられない（十分だが）
- その他
- ultは崖や行き止まりに敵を追い込もう。敵を一掃できる。
- ult時に敵を倒したいならば、壁際やラインハルトのチャージ中など動けないときを狙いたい。
- ホッグ同士ならばフックされた後にメイン＝＞フック＝＞メインメインで確殺のため、フック後出し側が有利な場合が多い。先にメインを入れたほうがその後フックで勝つか、先にフックを誘発させた方がメイン＝＞フックで勝つかの熱い駆け引き。
- 高ＨＰなので敵のultをためる代わりに、ヒーラーのult溜めにも貢献できる。敵をフックで一体ずつ殺してult発動を邪魔しながらマーシーorアナのultを最速溜めさせるといい。
- 高火力コンボ必須キャラ
弱点
- フックの間合いは15m強。それより向こうの敵には無力
- 一応この問題を解消するために、サブがある。が、所持弾数が少ないため外すとピンチに陥る。
- 加えてフックのクールタイム時間も慎重に動きたい。
- つまり、得意な間合い以外での対処方法が少なく、例えば体の周囲を回られたり中距離でちくちくされるとあっさり死ぬ。その上敵にultを溜められる。
- 体がでかい上に速度が遅く、自分を守るすべもないため立ち回りをミスると即死ぬ。
- 遮蔽物や相方タンクとは仲良くしよう。
- 装弾数が少なく、１マガジンで殺せないときつい。特に無効化されると非常に弱い。
- できるだけ暇な時間にリロードボタンを意識的に押すこと。
- アーマーとバリアなし。散弾や弾幕に弱い。敵のultタンク。
- 76やリーパーの格好の餌。私のようなマーシー使いにとってもありがたいult溜めタンク。
- ひとまず劣勢になりそうなら、敵のホッグを探して遠くから撃っておくという”とりあえず感”がある。
特に気を付ける敵
- トレーサー、リーパー：
- フックしてもワープか無敵移動される。そしてフッククール中に殺される。そして敵のultが40%強たまる。とくにリーパーはフックからの確殺ができなければ即死。
- バスティオン、76、オリーサ、ドゥームフィスト：
- 体がでかいためライトマシンガンも全弾当たる。
- 全long系DPS：
- 15m以上向こうは無力。敵が油断しているならば、サブで殺すことは可能。
- ソンブラ：
- ハックされると一方的。盾持ちじゃないので、他タンクよりはマシ。とは言え、フックと回復ができなくなるので厳しいことに変わりはない。
- ザリア、D.VA、ウィンストン
- フックから確殺が可能だが、フックした敵を救ってしまう面倒な相手でもある。ひとまず見つけ次第殺すこと。フックがなくてもサブで削ろう。
うまくなってきたら
- フックの使い方に終わりはない（らしい）。ひとまずフック命中率90％越え＋即殺を目指してはどうだろう。
- サブの使い方も終わりがない（らしい）
- あとは攻撃と避難の立ち回り強化が必須。
