citrussinのチラシの裏

ゲームや読書感想、日々のことを適当につづる日記。TwitterID @sinensis197

オーバーウォッチ講座:オーバウォッチの歴史、ストーリーについて知っておくと、ゲームをもっと楽しめる その4-2 世代交代とアップライジング

はい。
悩みに悩んだ挙句、4-2を追加することにしました。
それもコレも、小出しに情報を出して時系列を混乱させるBlizzardの焦らしプレイのせいです。。。。


前回
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では、ゲンジ、トレーサーが如何にオーバーウォッチに入ったかを語りました。
新たに加わった2人のヒーロー。そして、古参メンバーとの別れ。
彼らを語る上で外せない事件があります。




オーバーウォッチの新人達

前回
=>オーバーウォッチ講座:オーバウォッチの歴史、ストーリーについて知っておくと、ゲームをもっと楽しめる その4 新たな出会いと別れ - citrussinのチラシの裏

トールビョーンとマーシーの手によるサーイボーグ化手術を受け、死に体だった彼は新たな生を受ける。
そして、サイボーグ技術は忍者シマダ・ゲンジに更なる力を与えた。
再生した肉体は機械と同化し、シマダ秘伝の技術を受け継いだ超人的な身体能力は機械の力でさらなるブーストを得る。
自ら体得した数々の忍術はより強力なものになり、その姿はまさに生きる兵器と化したのだ。

ブラックウォッチゲンジ

場合によっては人を殺す。暗殺と偵察、そして強襲の達人。
彼は闇の側ブラックウォッチの一員として、そして時にはオーバーウォッチのヒーローとして、シマダ一族との抗争を繰り広げることになる。

まだ体が万全ではなく、サイボーグの力が制御できていなかった時スパークリングの相手になっていたのは、同時期にオーバーウォッチに参加することになった最年少ヒーロー「トレーサー」だ。
時間を操り連続短距離ワープを繰り返す神出鬼没のヒーロー・トレーサーと、機械と忍術により目に止まらぬ速さで駆け抜ける忍者ゲンジは共に研鑽を積み続ける。

  • 公式デジタルコミックUPRISINGからの一コマ

ゲンジとトレーサーの練習風景

初代オーバーウォッチのメンバーはラインハルトもアナもジャックもガブリエルも年を取り、次世代のオーバーウォッチメンバーへと代替わりしようとしていた。



King'sRow事変とトレーサーの初任務

戦争から20年余りが経過し、オムニックと人間との和解が各地で行われるようになっていた。
オーストラリア解放戦線などの問題も起きつつ、それでも人々は再び立ち上がろうとしていたのだ。

2040年 TURING GREEN SW0計画とヌルセクター

七年前のその日、世界的にも類を見ない歴史的な平和協定が樹立しようとしていた。
”新たなオムニックの未来の為に”と銘打たれたその事業は、世界標準時を司るイギリスのロンドンにオムニックたちの大都市TURING GREEN SW0を建設。
人間とオムニックの共同作業により、巨大な融和の象徴を作ろうと言うものだった。

この事業が成功すれば、人類とオムニックとの新たな時代が開けると期待されていた。
共に手を取り合い、さらなる発展を行う両者の象徴、そしてあの悪夢”オムニック・クライシス”を過去のものにするはずーーーーーだった。

しかし、この融和政策に真っ向から反対する組織が合った。
オムニック集団によるテロ組織「ヌルセクター」
(ちなみにNULL sectorはコンピュータにおいて、参照するとバグる”NULL=なにも入っていない 記憶エリア”の意)
"No humans(人類などいらない)”をスローガンに掲げ、ロンドンにてオムニック権利を叫ぶ過激派の組織であった。
彼らはオムニックの”権利”を得るために和解などという方法を求めない。
人類に屈することなど認めない。
その機械による暴力的な方法を用いた過激派テロリスト集団であり、ロンドンを中心にイギリスにて猛威を奮っていた。
彼らの最終目標は、(明言されはいないが)、オムニック民族国家の創設にあったとされている。

  • かの集団は紫を基調とする装飾を行い、クライシス後に生産中止になったOR14アイディーナやバスティオンでさえも運用している。

ヌルセクター

アップライジング

こちらモリソン。ロンドンが襲撃を受け、King'sRowが落ちた。

  • アップライジングアナウンス

www.youtube.com

竣工式を間近に控えたその日、ロンドンのKing'sRowがヌルセクターによる襲撃を受けた。
King'sRowで蜂起したヌルセクターは、ロンドン各地を炎上させ、King'sRow市長Nandahと和平派の象徴であるテサルカ・モンデッタ、その他100名以上の重要人物を捕縛し人質に取った。
そして、彼らはKing'sRowに多量の戦闘用オムニックを配置し、幾多モノ対空砲を設置。要塞とかしたKing'sRow中枢の発電所に人質とともに立てこもった。


暴動から27日後、しかし数千人の要救助者がいながら政治的な判断に迷ったイギリスは「オーバーウォッチ」の介入を一切認めなかった。
命を落としていくイギリス市民。
会議を重ね続け一切なにも動こうとしないイギリス上層部。
そして、勝手な介入をしないように釘を差してくる国連本部のペトラス国連理事長
度重なるオーバーウォッチとブラックウォッチの越権行為による平和活動は、国家の政府官僚との不和を招き、外交問題に発展していた。

あくまでも正義の行いを取るか、それとも座視するのか。
ジャック・モリソン司令はオーバーウォッチのあり方に板挟みになっていた。
そんな折に、独断行動で謹慎中のブラックウォッチのメンバー。ジェシー・マクリーから通信が入る。


アナ「おい、ガブリエル。なぜ謹慎中のマクリーがロンドンに居る?」
ガブリエル「休暇でロンドンに訪ねていたんじゃないか?現場の様子を探ってくれているようだな」
アナ「とぼけるな」
ジャック「ガブ、これで隠し事は全部か?」

何にせよ知らされた情報を元に敵の配備状況もわかり、襲撃28日目にはさらに数百人の死者が出ていることもわかっている。
出撃の計画は立てられるのだ。
しかし、鳴り止まないペトラス理事長からの釘刺しと、あくまで自国の問題と外からの介入を嫌うイギリス上層部のエゴが彼の頭を悩ませる。

外交問題と平和活動。若い頃は間違いなく平和活動を行っただろう。
しかし大所帯となった今は。。。。。

どうすべきか悩むジャック・モリソンの元を”トレーサー”レナ・オクストンが訪ねてきた。
なぜ介入しないのか、なぜ助けないのか。熱弁を振るう若きヒーローはジャックが昔持っていた若さそっくりだった。
「いいか。オクストン候補生。クライシス時、アメリカ軍はその事件解決のためになんでもやった。コマンダーへの人体改造をふくむありとあらゆる強化策。レイエスと俺。本当に何でもだ。だが、力だけではうまく行かなかった。政治の問題だの管理不行き届きだの、上層部のエゴだの。結局はオーバーウォッチの結成を待たなくてはならなかった。
しかし、あのときはオーバーウォッチがあった。少なくとも俺たちにはチャンスが有った」

チャンスは、今もあります
彼女の言葉に、ジャックは言い返すことができなかった。
彼女が退出した後、ジャックは一つの決断をする。
ーーーーーーーーーー国連理事長の電話にはしばらく出られないな

  • 公式トレーラー

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トレーサーの初仕事

オーバーウォッチのストライクチーム。
それは、かつて最強のコマンダー ガブリエル・レイエスがリーダーとなりたった6人で強大な暴走オムニックと戦った初代から受け継がれた独立実働部隊だ。
ラインハルト・ヴィルヘルム中尉
トールビョーン・リンドホルム チーフエンジニア
アンジェラ・ジーグラー衛生兵
そして、レナ・オクストン候補生
その時に招集されたストライクチームは、わずか4名だった。

イギリスにも、国連にも気取られず、密かにKing'sRowに侵入し、対空砲を破壊して、ヌルセクターが籠城する発電所を制圧する。
誰からも支援を受けられない決死の独立部隊。
ヘリに乗り込んだ4名を見送りながらジャック・モリソンは自らの決断を信じていた。
平和を守るヒーローたちの集団。
それがオーバーウォッチなのだから。

あの時、私は生き残るために戦った。
そしてこれからも、世界のために私は戦い続けるつもりだ

ーーーーレナ・オクストンの回想より

「私に任せて!」
トレーサーの名で知られるオーバーウォッチの元エージェント。時空を超える冒険家にして根っからの正義の味方。
たとえオーバーウォッチが解体されたとしても、彼女は正義の戦いに身を投じている。
トレーサー立ち絵

(胸に装着されている装置が、時間加速装置です)


  • アップライジングの話は公式にコミック出てるので読みましょう

Blizzard | Overwatch Comic



この時の独断専行も響いたのか、ペトラス国連理事長はその後かのオーバーウォッチ解体法案”ペトラス法”に捺印することになります。
また、極秘任務であったためこのアップライジング作戦の記録は極秘資料としてオーバーウォッチデータベースに封印されています。



放浪する忍者

長い月日が立ち。
ブラックウォッチとして、オーバーウォッチとして力をつけたゲンジには、かつての同胞たちシマダ一族の精鋭ですら何ら問題にならなかった。
故郷シマダ一族との長い長い抗争を繰り広げ、幾多の同胞を手に掛け、そしてついに彼は、史上最大の犯罪帝国を壊滅させることに成功したのだ。

しかし、かつての故郷と敵対し、サイボーグとして生きていく日々はゲンジの心に大きな乱れを生む。
「自分は何者なのか」
かつては人であった。しかし人であった頃の故郷は滅ぼし、今の自分は機械である。
やがて彼は自らの”機械の体”に反発するようになり、人の心と機械の体の間にズレが生じていった。

人なのか機械なのか、自分が何者かさえわからず、生きる意味さえ見いだせなくなった彼は、ついには第二の故郷オーバーウォッチですら脱退してしまう。
「なぜ自分は生きるのか。自らは果たしてオムニックなのか、人間なのか。」
答えの出ない答えを求め世界を彷徨い続ける一人の遊牧民(ノマド)がそこにいた。

ノマドゲンジ


師との出会い

さまようゲンジは世界中を旅し、そして数年後(おそらくオーバーウォッチ解散時ぐらい?)。
同じく世界を旅するオムニック僧ゼニヤッタと出会った。

=>ゼニヤッタについてはその2を参照

始めはゼニヤッタとの対話を拒んだゲンジだったが、やがてはその教えを受け入れ、ゼニヤッタを師と仰ぐようになった。
そして彼の教えの下、機械と人間両方の性質を持つ自分を受け入れられるようになっていった。
師ゼニヤッタの教えが一度拒絶した機械の体に平穏と調和をもたらし、そうすることでゲンジは自らの内により高い人間性を発見したのだ。
今、彼の体はサイボーグだが、魂は人として生きている。


「身は捨てても名利は捨てず」
こうして自分が何者であるかを見出した彼は、初めて自由の意味を知った。
しかし、ヒーローが消え、動乱の世界となった現在、この道がどこに続いているのか、それはまだ誰も知らない。

ゲンジ立ち絵




アナ・アマリ隊壊滅と失われたラーの眼

世界最高のスナイパー、アナ・アマリの両目は特別製である。
通常の6倍もの視力を持つ彼女の目は、殆どの場合スコープすら必要としない。
そして彼女のスナイプの極意は、敵に対して躊躇しないこと。

自らもファリーハというかわいい娘をもち、オーバーウォッチの実働部隊からは”おふくろ”と呼ばれ慕われている。
しかし思うのだ。自らがその右目で狙い定め頭を撃ち抜いた彼らにも、家族がいたのではないだろうかと。
せめて一撃であの世に送るのが、彼女の最大の手向けだった。

リーダーモリソンを支える副司令として、ジャックやガブリエルと計画立案をしながらも50歳にして未だに現場に出撃するアナ・アマリ。
彼女の存在はオーバーウォッチに無くてはならないものだった。




しかし、ある人質救出任務中にタロンの凄腕スナイパーと出くわした。
その非常に優れたスナイプ技術に、一人、また一人と倒れていく家族同然の実働部隊達。

「私は家族を守れなかった。しかしもう二度としくじらない」
敵スナイパーの攻撃を躱しながら、敵の位置を掴み必殺の照準を合わせたその時。
彼女の右目に映ったのは、かつての友ジェラールが愛した女性アメリ・ラクロアの姿だった。
戦場で初めて起こしたその一瞬の躊躇が彼女から光を奪う。
ウィドウメイカーの放った弾が、スコープを通してアナの右目を貫いたのだ。


「私は、もう終わりだ。しかし、私の家族は誰が守ってくれる?」
かつては親友の妻アメリ、今はウィドウメイカーと呼ばれるタロンの暗殺者に狙撃され倒れ伏した体。
その日、世界最高のスナイパー アナ・アマリは命を落とした――誰もがそう思っていた。


アナとウィドウメイカーの戦いは公式webコミック「受け継ぐもの」参照
Blizzard | Overwatch Comic



モリソンとレイエス

ジャック・モリソンと、ガブリエル・レイエス。
己の命を託しあい、生死の境を共にし、幾多の戦場をかける。
互いに「ジャック」「ガブ」と呼び合い、どんな困難な任務でも成功させてきた。
彼らは確かな絆で結ばれた、謂わば親友同士だった。
しかしクライシス後、多くの好意的評価が集まる世界的ヒーロー、ストライクコマンダーモリソンとは対象に、秘密の任務についてるレイエスを誰も受け入れなかった。
もともとアメリカ軍の幹部であり、初代オーバーウォッチリーダーでもあったレイエスの心に、徐々に現状への憤りが貯まるようになっていったのは仕方がなかったのかもしれない。
オーバーウォッチが光であるために、全ての泥をかぶる。
ガブリエルとブラックウォッチの行いは、けして誉められるものではないが、平和のために尽力する心は同じだった。

だが、正義と悪は相容れない。
平和のために手段を選ばないブラックウォッチと、例え手段が合ったとしても整然たる正義でいようとするオーバーウォッチ。
2つの組織のリーダーは、日に日に方針を違え、頻繁に衝突するようになる。
そして、彼らの間の緊張は月日を追うごとに危険な水準まで上がっていった。


アナ・アマリが死に、3人が2人になり。
老体であるラインハルトも引退した。
世代が交代していく中で、二人の間に立てる者はいなかった。
それでもDr.ジーグラーを含むオーバーウォッチのメンバーが度々両リーダーの関係を修復しようと必死に仲裁に入るものの、その試みは功を奏さなかった。
ついには、レイエスは秘密裏にブラックウォッチを招集。目的は不明だがオーバーウォッチ内部に反乱組織を育て始めたのだ。
オーバーウォッチを両側に分けるこの争いは、マクリー含むどちら側にもつかない一部の人々の組織離れを引き起こした。
(この時マクリーがレイエス側につかず離脱したのが、おそらくマクリーに対してリーパーが「あの恩知らず」と呼ぶ理由です)
火種が火災になるには、あとほんの少しの衝撃だけでよかったのだ。



とはいえ、ご存知76とリーパーの会話に、
76「よっぽど憎まれ役が得意とみえる」
リーパー「ボーイスカウトごっこは貴様に任せよう」
とあるので、レイエスが求めたのは正義や名声ではなかったように見えます。
また、「世界を裏から操る”奴ら”」という存在があり、その一端を掴んでいたはずのレイエスはなにを考えていたのか。現在ほぼ明かされておりません。




以上
オーバーウォッチ黄金期の世代交代話でした。
次はセカンド・オムニック・クライシスを予定

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