citrussinのチラシの裏

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オーバーウォッチ講座:オーバウォッチの歴史、ストーリー その6 オーバーウォッチの落日

初めての方はストーリー記事その1へ(リンク)


では、第6回もやっていきましょう。
できれば第三回ランクマ開始までに全ストーリー記事間に合わせたかったのですが全然間に合ってませんね。もう明日に迫ってますよ。。。。。

前回
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は、オーバーウォッチ解散前後に世界でおこるセカンド・オムニック・クライシスの悲劇の一部を紹介しました。
今回はその本題。
オーバーウォッチの落日の話です。

オーバーウォッチの落日

オーバーウォッチは正義の使者としてオムニック・クライシスを終わらせたはずだった。
そして、その後20余年世界の守り手として平和維持と科学的発展に努めてきた。
が、中には「彼らは大きな力を持っている。そして力を持った集団には厳重な監視が必要だ」という主張をする人もいた。


仮初の平和に満たされる世界。
しかし今もまだ延々と世界中で続くセカンド・クライシスと異常気象による災害。
この危機に対して、なぜか世界中の国家は一切手を取り合おうとしない。
=>そこらへんは今まで語った通りです

そして突如として、世界中で大規模なテロや抗争が起こるようになる。
オーバーウォッチが全世界で頻発するテロに対処している内に、出所不明のある噂が流れるようになる。

「いつまでも平和にならないのは、オーバーウォッチが原因なのでは?」

高まる民衆の声と捏造された不正

どこからか流れてきた噂は不自然なまでの速度で世界をめぐり、それは”何か”の手によって歪められ、”オーバーウォッチがテロに加担している”というものに変わっていった。
噂はまるで事実かのように語られ、そして民衆の糾弾は日に日にその声を増していく。
私達が不幸なのは、全てオーバーウォッチが悪い!!」
メディアはまるで誰かに操られているように一斉にオーバーウォッチへの批判を繰り返すようになり、民衆はそれを信じていった。

・公式トレーラーで語られたオーバーウォッチへの糾弾の様子
オーバーウォッチ反対運動

そして、オーバーウォッチのトップであるモリソンですら知らない出所不明の”オーバーウォッチが影で犯している犯罪活動の証拠”が噴出する。
各メディアは一斉に取り上げ、国民の怒りは頂点まで達した。
彼らは責任追及のためにジャック・モリソンの首を要求し始めたのだ。

ブラックウォッチの暴露

そして、ついに秘密組織ブラックウォッチの存在が明るみになる。
その任務での致命的な失敗の隠蔽や、管理出来ない組織の実態、非合法な捜査方法等に多くの人間が憤りを感じ更にオーバーウォッチは批判されるようになる。

また、世界中で起きているテロへの関与に関する何者かからの犯罪行為の告発もそれに拍車をかけた。
(誰が行ったのかは不明だが、多分タロンのエージェント。証拠も捏造された可能性がある)
兵器の拡散、人権侵害などのテロ組織への支援。
もはや民衆はオーバーウォッチをヒーローとは呼べなかった。
世界中がオーバーウォッチのポスターが引き裂き、人々は裏切られたと叫ぶ。


Blackwatch自体はすぐに内密になり、メンバーはこの秘密組織の今後について議論が必要になった。


二人の英雄の死

もはやこの問題を座視して待つわけには行かない。
秘密裏に結成された国連の特別調査チームが、オーバーウォッチの活動について極秘監査を始めた。
が、その調査は本丸にたどり着くことはなかった。

運命の日。スイスのオーバーウォッチ本部にて。
その日ガブリエル・レイエスがジャック・モリソンと武力を交えた衝突を起こす。
=>原因はブラックウォッチのことについての方針だったと思われる。モリソンは世界中に顔向けできない闇の組織ブラックウォッチは廃止し、オーバーウォッチは光の元に平和を守るべきだと訴えていた。レイエスの信念を伝える資料はないが、彼の信じる正義の下にブラックウォッチの必要性を訴えていたようだ。

その結果、スイス本部が大規模な爆発を起こし、本部はボロボロに崩れ落ちた。
この爆発はあくまで二人の争いによる事故だと国連は発表。その後、ジャック・モリソンとガブリエル・レイエスは死んだと主張した。
(が、実際は事故に見せかけた、二人が揃っているところを狙った何者かの爆破テロ。国連内部が仕組んだかは不明)


誰も知らないヒーロー・レイエスはともかく
世界的ヒーロー、ジャック・モリソンの死に、未だ彼を信じていた多くの人が嘆いた。
彼の遺体はどこにも見つからなかったが、大々的な葬式が開かれる。
現在、ジャック・モリソンと記された墓が、アーリントン国立墓地にある。



2042年ペトラス法成立

本当にオーバーウォッチがテロ組織だったのかが不明のまま、国連はトップ二人の死を持ってオーバーウォッチを解体することを決議。
オーバーウォッチのすべての業務を即刻停止し、将来に渡るすべてのオーバーウォッチ活動(ヒーロー活動)を違法とみなし、起訴により処罰するという法案を提出した。
ペトラス法の成立である。

コレによってオーバーウォッチはその全てを解体。その際にブラックウォッチも解散したとされている。
そして、行き場を失った多くのヒーロー達が傭兵として扱われるようになる。

!!!!!!!!警告!!!!!!!!!
現在、オーバーウォッチのエージェントを呼び戻すことは大きなリスクを伴います。
ペトラス法では、オーバーウォッチ活動の全てが違法とみなされ、起訴によって処罰されると明確に述べられています。
.
トレーラーに書かれた注意文より抜粋

ヒーローのいない世界

オーバーウォッチの解体と同時に、噴出していたテロは奇妙なほど一斉にその姿を消した
やはりオーバーウォッチの解体によって、平和は訪れたのだろうか?

だが、暗躍するタロンや民衆を搾取する企業たちにより、明るみに出ない場所では日増しに被害は拡大していた。
セカンド・オムニック・クライシスと呼ばれるオムニック対人間の対立も激化し、見えない混乱は世界全土を覆っている。
そしてもはや、ここはヒーローのいない世界だ。

ヒーロー達の解散

オーバーウォッチが解体されペトラス法が制定されても、正義の心を忘れるわけではない。
オーバーウォッチの複数のエージェントはたったひとりで世界中を旅し、弱者を助け、自らの正義に沿った救済活動を続けている。

  • 世界を股にかけてテロを防ぐテレポートガール
  • ヴァルキリースーツを身にまとい、病気や負傷者を救う守護天使
  • 都市を襲う、かつて自分が設計した巨大オムニックを止める天才技術者

そして、未だオーバーウォッチを諦めず世界の問題を記録する一匹のゴリラ。

人々に裏切られてなお、世界を救えるのは彼らしかいないのだ

  • ウィンストンの声明についてはこちらのアニメーショントレーラーをどうぞ

www.youtube.com


引退ヒーローの決意

現在から30年以上前、世界各地でロボットたちの蜂起「オムニック・クライシス」が勃発。
その時に集められた初代オーバーウォッチメンバーの中で、多くの戦功を上げていたドイツ兵がいる。
名をラインハルト・ヴィルヘルム。
J8が誇るクルセイダーアーマーをかぶり、オムニック・クライシスを終結へと導いた彼は、クライシス後も頑健な戦士として名を馳せた。

その独特な倫理観と豪快な性格で、ラインハルトは多くの仲間から敬意を集めていた。
臆せず主張し、厳しい批評も辞さなかった彼は、オーバーウォッチの「声」となり、オーバーウォッチが正義の組織であることが改めて人々に認識されていたのだ。
しかし50代後半を迎えたラインハルトは、規則により戦闘任務からの引退を余儀なくされる。
一線を退いた彼は、その後オーバーウォッチへ腐敗と反乱の疑いがかけられ、仲間たちと命をかけた大義に泥が塗られるさまを、ただ指をくわえて見ているしかなかった。


そしてオーバーウォッチが解散しヒーローがいなくなったとき、彼は混乱に向かって突き進む世界を傍観することはできなかった。
再びその鎧をまとった彼は、ヨーロッパに正義をもたらす騎士になることを誓う。
かつて仲間たちと共に語った”罪なき人々を守り、よりよい時代を築く”という誓いを果たすために。



「正義は勝つ」
初代オーバーウォッチメンバーにして、過ぎ去りし時代の王者を自称するラインハルト・ヴィルヘルム。
年老いてなお、彼は武勲、正義、勇気といった騎士道精神を重んじる戦士であり、いつか必ず正義が報われると信じている。
ラインハルト

 
故郷を守る彼の活躍は、公式コミックでエピソードを見ることが出来ます
=>Blizzard | Overwatch Comic



生き残ったソルジャー

彼らを狙った爆発からなんとか逃れたモリソンが見たのは、何もかもの責任をオーバーウォッチに押し付ける世界中の人々だった。
自分たちを狙ったかのような不可解な爆発、あまりにも”出来すぎた”不正の証拠達、そして筋書きが決まっていたかのような後処理。
モリソンは確信した。
オーバーウォッチは何者かによって嵌められた
全ては、陰謀だったのだ---
だとするならば、その黒幕たちが利用するために担ぎ上げられた「世界ヒーロー:ジャック・モリソン」のなんと愚かな姿だろうか。
そして、黒幕である”奴ら”にもし自分が生き残っていると気付かれたらどうなるだろう。
世界の英雄ジャック・モリソンは死んだ。
ココにいるのは、復讐を誓い真実を暴くためにあらゆる手段を尽くすただのソルジャーだ。
アメリカの強化兵計画での多量投薬で、肉体がまだまだ動くことを確認した彼は、ジャックモリソンの名を爆発の向こうに捨てた。


スイス本部の悲劇から数年後。
世界各地で起きた一連の襲撃事件から、自警隊員ソルジャー76の名前が知られるようになった。
彼が襲撃するのは一般市民ではない。
市民を搾取する金融機関、黒い噂の絶えない企業、そしてかつてのオーバーウォッチ関連施設の掌握を狙っての襲撃だった。
その行いから、「彼はオーバーウォッチの元エージェントで、オーバーウォッチ崩壊をめぐる陰謀を暴こうとしているのだ」と主張する者もいた。
国際指名手配された彼は、オーバーウォッチの基地や兵器企業から盗んだ武器に身を固め世界中に姿をあらわす。


「ヒーローは死んだ。今の俺はただのソルジャーだ」
孤独な戦いを続ける謎のソルジャー。
オーバーウォッチを凋落させた黒幕を突き止め、裁きを下すその日まで、彼の追及の手が止まることはない。
ソルジャー76立ち絵

ソルジャー76の成り立ちは公式ムービーが出てますのでチェックしてみましょう。
www.youtube.com



化物になった男

彼らを狙った爆発による衝撃で、レイエスの体は粉々になったかに見えた。
しかし、彼はかろうじて生きていた。
アメリカの強化兵計画での多量投薬と、ブラックウォッチでの闇の中の10余年間。
もはや彼の体は人間とは呼べなかった。
細胞は腐敗と再生を高速に繰り返し、人としての体をかろうじて保つ化物。
その恩恵として超能力のような力と、驚異的な再生力を彼にもたらしていた。
(76に超能力は無いので、ブラックウォッチでも一悶着あったかと思われる)
人であらざる彼は、その崩れ行く素顔を隠すため仮面をかぶる。
なぜ自分がこのような化物にならなくてはいけなかったのか
レイエスの憎しみは、ヒーローともてはやしながら利用して、いらなくなったら手のひらを返し自分たちを見捨てた世界へ向けられた。
それはヒーローごっこに興じながら自分たちに全ての泥をかぶせ、ブラックウォッチを見ようともしなかったオーバーウォッチのメンバーたちも同罪だった。
そして彼は闇の中に姿を消す。
もはや元オーバーウォッチのヒーロー、ガブリエル・レイエスの姿はどこにもない。
ただそこにいるのはかつてのすべてに復讐を誓う”死神”の影だけだった。



いつごろからだろう。
世界各地に姿を現す黒衣の殺し屋が噂されるようになった。
リーパー(死神)の名で呼ばれる彼は、傭兵ではあるがどんな大義にも組織にも与さない。
「オーバーウォッチ。その惨めな歴史に終止符を」
すべてを謎に包まれた死神の通った道には死が訪れる。
そして、犠牲者は皆一様に生命を吸い取られて体は朽ち、死体として形が残る者さえごく僅かである。
リーパー立ち絵




どうやら、ブラックウォッチのトップであったレイエスは他のオーバーウォッチメンバーが知らない、”闇”をいくつも知っているようで。
なので「オーバーウォッチは正義の集団であった」と考えている人間を蔑んでいます。(76も同罪っぽい?)
それと、初代オーバーウォッチの敵でもあったオムニックや、オーバーウォッチの光側しか認めないウィンストンのことを特に毛嫌いしていることがゲーム内セリフからわかります。

もう片方のホルスの眼

エジプトに伝えられるホルスの眼の伝説を知っているだろうか。
「全てを見通す」と謳われるホルスの両目は右目と左目で意味が違う。
右目はラーの眼と呼ばれ、魂をあらわすその形に宿るのは、「自らの敵対者を滅ぼす」という戦いの眼だ。
”彼女”は世界一のスナイパーとして、その右目であらゆる敵を葬ってきた。


右目を撃ち抜かれたアナは、ハワイの病院で目を覚ました。
=>その4参照(リンク)

気がついた彼女を待っていたのは、自分の隊が全滅した記憶、撃てなかった後悔、そして自らも死んだことになっている現状だった。
ある意味都合が良かった。
もはや戦いの眼は破壊され、彼女の闘争は終わったのだから。
ジャニナ・コワルツカという偽名を使い、彼女は戦闘に明け暮れてきたこれまでの生活を省み、目の前で激化しつつある紛争には関与しないことを決意する。
深手を負ってボロボロだった体が完全に回復し、動けるようになる頃にはオーバーウォッチは解体されていた。


しかし、時が経ち、やがて彼女も理解する。
故郷や身のまわりの人々が危険にさらされているのに、手をこまねいたままではいられないと。
彼女の娘ファリーハ(ファラ)に手紙を送った後、世界一のスナイパーは再び戦場に戻った。
手にはかつてDr.ジーグラー(マーシー)とトールビョーンが作った”人を癒やす武器”Bioticライフル。
ジーグラーは考えもしなかったが、人を癒やすということはうまく使えば敵を害す事もできる。


「私にはまだ守らなければいけない者たちがいる」
こうしてアナ・アマリは残った左目を見開き再び戦いに身を投じる。
祖国を脅かす力と戦うために。そして何よりも、家族と愛する人々を守るために。
エジプトで、ホルスの左目のことはウジャトの眼(プロビデンスの目とも)と呼ばれている。
その眼は「癒し・修復・再生」の象徴と伝えられている。

アナ立ち絵


アナのストーリーは公式ムービー出てます。
www.youtube.com



正義を求めるガンマンの話

かつて、アメリカのメインストリートを拠点に悪名高いデッドロック・ギャングで犯罪行為に手を染めるガンマンがいた。
彼はそのとき悪党で、そしてオーバーウォッチに捕まった。
それからは、ブラックウォッチとしてレイエスのもとで”誰かが決めた”大義を行った。
しかしオーバーウォッチでの生活は、彼に自らの正義をもたらした。
自らの過去の罪に、彼は彼の正義のもと贖罪を行う決意をしたのだ。

オーバーウォッチの影響力が弱まり、レイエスとモリソンの間の亀裂が深まると、ブラックウォッチ内の反乱分子が中から組織を壊滅させようと暗躍を始めた。
しかしそんなのはジェシー・マクリーの正義ではない。
内輪もめに関わりたくなかったマクリーは組織を去り、彼らとの連絡を絶って地下世界に潜った。


数年後、オーバーウォッチのいない世界で、彼は雇われのガンスリンガーとして再び表の世界に現れる。
さまざまな組織がマクリーの腕に目を付けているが、彼が戦うのは己の大義のためだけだ。


ブラックウォッチの残党や様々なテロ組織に狙われる孤高のガンマン。
愛用のリボルバー“ピースキーパー”を手に、ジェシー・マクリーは彼の法で裁きを下す。



ブラックウォッチの残党はタロンと共同して多くの違法行為に手を染めており、その他数多の企業が搾取のために破壊活動を繰り返していますが、報道されることはまれ。
なぜなら、世界のマスコミはその多くを「マクリーとソルジャー76の破壊活動だ」と報道しているから。
(他にもジャンクラットのせいにしたりね)

例えばWebコミックTrain Hopperでは、マクリーは米国西部からヒューストンまでの電車に秘密裏に乗って旅をしており、そこにタロンのエージェント(元ブラックウォッチ)が列車をハイジャックするストーリーが描かれています。
その際仕方なくマクリーは乗客を守るために彼らと戦い、タロンが電車から奪おうとした”何か”を発見するのですが、世界中の報道機関はその事件を「凶悪な強盗ジェシー・マクリーが電車を襲撃した」と報じています。

Webコミックはこちらからどうぞ。
Blizzard | Overwatch Comic



以上。
やはりめちゃくちゃ話が長くなった、オーバーウォッチの落日でした。
次は76とリーパーの話「ヒーローのいない世界 3人の元英雄」を予定

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