citrussinのチラシの裏

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オーバーウォッチ講座:オーバウォッチの歴史、ストーリー その5 セカンド・オムニック・クライシス

初めての方はストーリー記事その1へ(リンク)



ではその5もやっていきましょう。


前回4ー2
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では、世代交代していく黄金期のオーバーウォッチについて語りました。


その5では、クライシスが起きたことで隔たりが出来てしまったオムニックと人間の対立。
その激化する対立が現在にまで及ぼす危機、セカンド・オムニック・クライシスについて語ろうかと思います。
オーバーウォッチ凋落(その6で語ります。)と前後して、世界中でオムニックと反オムニックとの間で様々な紛争が起こります。
その混乱を水際でせき止めていたオーバーウォッチが解散したことで、急速に、かつ静かに世界を混乱の渦に巻き込んでいきました。


オーバーウォッチの崩壊とセカンドオムニッククライシスの膨張

タロンによる真の目的は判明していない。
しかし、クライシス以後、彼らは残虐な行為を伴い「人とオムニックが対立するように、暴動を起こすように」と様々な仕掛けやテロを裏から表から実行し続けていた。
また、オムニックによるオムニック過激派(ヌルセクター事件など)や人類によるオムニック排斥派(ドゥームフィストテロなど)は圧力を日に日に強め、いつ火種が着火してもおかしくはなかった。

しかし、世界は一定の平和を保っていた。
それはオーバーウォッチによる平和活動があればこそだ。
しかし、タロンの計画を阻止し続けていたジェラール・ラクロアはタロンの計略により命を落とし、副司令アナ・アマリもウィドウメイカーの凶弾に倒れた。
様々な工作によりオーバーウォッチは徐々に疲弊していたといえる。

そして、オーバーウォッチの手が足りなくなるほどのテロが世界中で頻発し事態は更に悪化する。
風説の流布、内部の離反、様々な政治工作、国家による外交政争。
彼らは急速に味方を失っていく。
そして、オーバーウォッチは崩壊するのだ。”奴ら”と”タロン”の計略どおりに。

=>オーバーウォッチの凋落はその6に続きます。
オーバーウォッチ講座:オーバウォッチの歴史、ストーリー その6 オーバーウォッチの落日 - citrussinのチラシの裏

そして、オーバーウォッチなき世界。
彼らがせき止めていた混乱の渦は静かに世界を覆い尽くした。
タロンによる静かなテロは、人類とオムニックの融和を推進する要因を抹消し、オムニックへの対抗手段も奪い、人々の心に不安と不審を植え続ける。
そして世界中で人類とオムニックとの対立が激化していくようになり、それはいつしか第二のクライシス「セカンド・オムニック・クライシス」と呼ばれるようになっていく。

世界は危機に瀕していた。




King's Row激変

King's Rowについてはその2も参照
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地下に迫害されながらも労働用として連れてこられたオムニック達の街が存在し、オムニックの権利問題が対立を生む都市King's Row
ヌルセクター事件(前回参照)によってオムニック共存派と、排斥派の間で緊張高まる中、オーバーウォッチ解体とともに大きな事件が都市を襲った。

テサルカ・モンデッタ暗殺事件

シャンバリの精神的指導者テサルカ・モンデッタ。
彼はオムニック自身や彼らと親しい人間にとって動乱の時代における光でもあり、オムニックの権利を最前線で訴える人物でもあった。
当然このKing's Rowでも絶大な人気を誇り、広場前には銅像が建てられるほどである。
=>その2参照(リンク)
(そのためヌルセクターもいち早くテサルカを人質にとりました)


オーバーウォッチが解体し、世界が暗黒に包まれた中で。
その日も人々に請われ、テサルカ・モンデッタはKing's Rowの広場で説法を説いていた。
「人もオムニックも虹彩の中では同じ」
我々は反目し合うのではなく、ともに歩むべきなのだと。。。
そこにはテサルカのファンであるトレーサーと、その友ウィンストンもいた。
彼らはリコール後、集合し世界の情勢を確認しあっていたのだ。
=>ストーリー記事の順番の都合上リコール後の話はその11で
=>リコールについてはその10を参照


排斥派の暴動を警戒した厳戒態勢の中で説法は続く。
その時トレーサーは家々の屋根の上を走る影を見つけた。
ウィドウメイカーだ。
テサルカが危ないと感じた彼女は急いでウィドウメイカーを追う。
緊張が高まる中、二人の戦いは激化し、テサルカ・モンデッタは護衛に守られながら広場を退場しようとする。
しかし、悲劇は起きたのだ。

ウィドウメイカーの巧妙な計算によって放たれた一発の銃弾は、目の前のトレーサーではなく遠く離れたテサルカの頭を貫いた。
「やっぱりお馬鹿さんね」
自らの過ちを知ったトレーサーが振り向くと、そこには倒れ伏す指導者と悲鳴を上げる人々。
偉大なるシャンバリの伝道者、テサルカ・モンデッタはこうしてその生涯を終えたのだった。


この事件については、ウィドウメイカー公式アニメーション参照
www.youtube.com

オムニックと人間との対立を煽りたいタロンからすると、共存を訴えるテサルカはかなり邪魔な存在だった。
その暗殺を対立問題が深まるKing's Rowで行うことで、一石二鳥を狙ったものと思われる。

タロンの陰謀は功を奏し、この事件以来、抗議行動は都市全体でますます激しくなっていく。


  • ”テサルカ・モンデッタの死”は非常に大きい衝撃を人々に与えました。いまでも彼のために、King'sROWの片隅(テサルカが倒れた場所)には遺影とろうそくが添えられています。

テサルカの遺影
テサルカの遺影至近距離

家政婦ロボット殺害事件と激化する衝突

King'srowはイギリスのロンドンでも有名な高級住宅街が立ち並ぶ。
The King's Row Constabulary(KRC)はそんな富裕層が常設した私設警察だ。
”富裕層の人間を守る”という職務の都合上、労働者階級や労働従事オムニックを迫害圧制。デモ隊と常に衝突し続けていた。


ロボットの権利を訴えるデモ隊と独自警察の間での小競り合いが起こる中、すでにKing'sRowの独自警察は非常に過敏すぎると言わざるをえない緊張の中にいた。
そして、オムニックと富裕層の間に決定的な亀裂を起こす事件、つまり最後のひと押しが起こったのだった。
治安防衛にあたっているKRCが一般家庭内で子供の世話をしていた家政婦オムニックを殺したのだ。
家政婦オムニック殺害事件



そのあまりの仕打ちにオムニック共存派とKing's Row内のオムニックが激怒。
デモ隊は勢いを増し、警察との間の衝突は非常に危険なレベルまで上昇する。


注:家政婦事件がKingsRowのものかは私の憶測です。ストーリーを追う都合上ここではその憶測が正しいものとして勧めていますが、今後の発表によって齟齬が発生した場合は差し替えます。


現在のKing'sRow

街中で衝突するオムニック権利主張派と、オムニック排斥派の戦いは終わることを知らない。
また、シドニーから大陸を渡り様々な騒ぎを起こし続ける反オムニック犯罪者ジャンクラット&ロードホッグコンビが昨今King'sRowに到着し、大きな騒ぎを起こしている。
彼らの襲来によって、さらなる混沌がイギリスのロンドンを覆っている。


現在のKing's Rowは、オムニック融和派と自警団の衝突が日増しに激化の一途を辿り、都市には不安と混乱が満ちている。

  • トレーラで語られた現在のKing's Row

現在のキングスロウ

King's Rowペイロードの話

オムニックにすべての原因を求める人は少なくない。
King's Rowに住む人々は、地下のオムニック都市さえ壊してしまおうと考えていた。
(イングランドはオムニック労働力に頼って復興してるのに、壊した後いったいどうするつもりなんですかね?排斥派は)

その大きな一歩として、オムニック地下街で巨大なEMP爆弾を爆発させる計画が進行している。
オムニックが知覚と知能を得るためには、オムニック同士のネットワークにつながっていることが大前提だ。
電磁パルスを辺り一帯に放射することでネットワーク接続不良を起こし、彼らはオムニックをガラクタ同然にしようとしている。


King's Rowマップでは、この住民たちの願いを聞き、ペイロードに積まれたEMP爆弾をオムニック地下街へと運ぼうとする攻撃側と、それを阻止する防衛側の争いを模している。
ペイロードの終点はオムニック地下街への入り口だ。

  • ペイロードに積まれたEMP爆弾

King's Rowペイロード

  • ペイロード最終地点である、地下への入り口。

King's Rowペイロード最終地点。



目を覚ました優しい兵器

クライシスを想起させる恐怖の象徴といえば、バスティオン・ロボット・ユニットだろう。
もともと平和維持活動の目的で設計された彼らは、しかし暴走したオムニウムによって人間を破壊するようにプログラムされた。
そして大勢のバスティオンが人を虐殺していったのだ。
オムニック・クライシス終結後、ほとんどのバスティオンが解体されたが、現在にいたっても、恐ろしい戦争の象徴と見なされている。

さて、”ほとんど”と言ったが戦争中オーバーウォッチと戦ったバスティオンの中に、深刻なダメージを受けながらも根幹が破壊されなかった一体がいる。
ドイツ。
アイヘンヴァルデの襲撃のときに、クルセイダーズと戦った一体だ。

その一体はしかし、ボロボロに破壊されてもう起動することはない。アイヘンヴァルデのそばの森、その奥地に横たわり10年以上にわたって放置されていた。
風雨にさらされ各部はさび付き、機体は植物に覆われ、根が生え、小動物が巣を作り、ひたすら時だけが流れていった。




ある運命の日、それは突然目を覚ました(再起動した)。
殆どの機能は破壊され、戦闘プログラムの大半は失われたこの「バスティオン」は、自然界とそこにすむ小さな住民たちに対して強い興味を抱いた。
好奇心旺盛な”彼”は森の中を、自らの身体に巣を作った小鳥とともに探検していった。

しかし、彼はもともと兵器だ。
危険を察知すると眠れる戦闘プログラムが目を覚まし、全武装を駆使して脅威を排除しようとする。
彼は興味を持った森を、一度の過ちでボロボロにしてしまった。
一緒にいた小鳥もいない。
そして、戦闘プログラムを起動させた彼に対して指令が入る。
「近くの人間の都市を襲え」


プログラムのままに歩き出した”彼”の目にうつるのは人のいる大都市と、かつての記憶。
ただただプログラムに命じられるがまま町に攻め込もうとした彼は、しかし小鳥の鳴き声に足を止める。
手には、自らの一斉斉射から逃れていた相棒の姿があった。
そして彼は自らの意志で戦闘状態を解除し、友と一緒に森に戻ったのだ。
未だ戦闘プログラムを持つ機械の自分が、人間と遭遇したら争いになる。
バスティオンは人里を避け、未開の自然の中に住み着くようになった。


恐怖の象徴であるバスティオンの最後の一体。
好奇心旺盛な彼は自然に惹かれ、友と一緒に世界を探索している。恐ろしい人間たちを警戒しながら―
バスティオン立ち絵


バスティオンの物語は公式アニメーション短編からどうぞ。
www.youtube.com



  • アリーナマップでは、そのアイヘンヴァルデそばの森、通称「Black Forest(暗闇の森)」にて闘うことになる。

BlackForest

  • 鬱蒼としたジャングルと、打ち捨てられぼろぼろになった廃墟が止まった時の中で静かに停滞している

f:id:citrussin:20170606182937j:plainBlackForest外観;

  • 聞こえるのは雨が朽ちた屋根を叩く音と、小鳥の鳴き声だけだ

BlackForest小鳥



セカンド・オムニック・クライシス

セカンド・オムニック・クライシスとは、あのオムニック・クライシスが現在に及ぼす継続した危機の総称だ。
未だにかつての危機はすべての解決がなされておらず、世界中でオムニックと人間の対立が激化し様々な災いを及ぼしている。
この言葉が使われるようになったのはいつごろからだろう。
一説では、タロンがテサルカ・モンデッタを殺したときからはじまったと言われている。

各地で起こる暴動やテロなど、この被害がどこまで広がるか予想もつかない
そして、その中でも明確な”戦争”が継続している国がある。
ロシアだ。
その日、原因不明の現象が起きた。
かつてRDFがすべてシベリアから追い出し破壊したはずのロシア近郊のオムニウムが突如活動を再開。
バスティオンロボットユニットなどを再生産し、ロシアへの進行を再開した。
(”最後のバスティオン”が再起動した原因と相関関係は不明)
再び戦火に見舞われたロシアは、RDFをシベリアへ送る。
そして、Volskaya Industriesは次世代巨大メックの開発に着手することとなる。
=>そこら辺の話は、その1も参照
www.citrussin.com



この各地で起こるセカンド・オムニック・クライシスに、しかし世界中の国々は冷たかった
国際社会の中で皆他国の問題に介入するのを嫌っている。
オーバーウォッチが解散し、ヒーローを悪とするペトラス法ができた現在はより世界は排他的だ。
それでも世界中で起こる問題を監視している一人のゴリラがいる。
ウィンストンは、ペトラス法に違反しているにもかかわらず、その監視行為をやめようとはしない。
彼はいつの日にか再びオーバーウォッチが再結集されることを信じているのだ。

世界最強の女性ザリア

オムニック・クライシスの時代。RDFがオムニックの進行を阻止するため戦ったシベリア。
その片田舎で生まれた少女アレクサンドラ・ザリアノヴァは、戦争で荒れ果てた村を見ながら育った。
彼女は子供の頃から、人々が戦争の痛手から立ち直るのを助けられるような強い女性になりたいと願っていた。

成長したアレクサンドラは、重量上げと、ボディビルディングに熱中していた。
そしてその能力の高さと彼女のキャラクター性から、スターの素質があるとして、ロシアの国家運動競技強化プログラムに選ばれる。
国を代表する選手となった彼女は練習を続けながら世界ランクを上げていき、次の世界大会では長年破られることの無かった記録を破るものと期待されていた。。。。

しかし大会を明日に控えたその日、セカンド・オムニック・クライシスが彼女の故郷を襲う。
自分は何のために強くなったのか。
彼女の目的は、世界大会などではなかったはずだ。
アレクサンドラは競技を放棄すると故郷に駆けつけ、地元の防衛軍に志願した。こうして彼女はアスリートとしての約束された富と名誉を捨てた。
彼女の献身について、ロシアの有名紙богатыриマガジンや世界的な広報組織Atlas Newsなど、世界中のメディアが敬意と賞賛を報じた。
クラスノヤルスク最前線で、シベリアの冷たさの中故郷を守る一人の女性がいる。
そして、そうであるかぎりロシアの地はオムニックに荒らされることはない



「仲間がいれば百人力だ」
世界最強の女性の1人。
今アレクサンドラ・ザリアノヴァは、ある者にとっては一つの象徴として、またある者にとっては頼れる兵士として戦いの日々を過ごしている。
しかし、彼女の胸にあるのは、かつて子供の頃に誓った願い”自らの力で愛する者たちを守ること”だけだ。

ザリア立ち絵





このオーバーウォッチ解散前後の世界は情報が交錯しすぎていて、また書き直すかもしれないけど。

=>とりあえず時系列が合うように各文章を修正しました
とりあえず、激化する世界の対立セカンド・オムニック・クライシスでした。

次回はオーバーウォッチの落日を予定

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