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オーバーウォッチ講座:オーバウォッチの歴史、ストーリーについて知っておくと、ゲームをもっと楽しめる その3 オーバーウォッチ黄金期と火種の燻り

初めての方はストーリー記事その1へ(リンク)


では第三回やっていきましょう。
前回
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はオムニッククライシスが終わった後の戦後復興の様子と、人間とオムニックの関係についてお話しました。

今日はそんな復興とともに仲間を増やし名実共にヒーローとなるオーバーウォッチと着実に燻る悲劇の火種について語ろうかと思います。
前回の”その2”と同時期の話なので混乱しないように注意


 

2027年オムニッククライシス終結後とオーバーウォッチ黄金期

オムニッククライシス終結後、オーバーウォッチは独立治安部隊として黄金期を築く。
築き上げた人脈と信頼は新たな資金と資源と呼び、今や公的機関に非常に大きな影響力を持つまでになっていた。
そう、もともとオムニウム軍(再稼働した暴走オムニウムの軍隊)に対抗するために組織された独立部隊は、もはや一つの機関、一つの組織となっていたのだ。
彼らオーバーウォッチは、その資金と資源を使い世界中の熟練者、著名人、才能豊かな戦闘員、科学者、医師を集めて、平和維持のための究極の組織を設立する。
ココに”ヒーロー集団”オーバーウォッチが誕生したのだ。



守護天使アンジェラ・ジーグラー博士

オーバーウォッチが招集した天才科学者や天才医師の中に、ひときわ著名な女性がいる。
スイスのチューリッヒに住み、世界に名を馳せる名医 Dr.アンジェラ・ジーグラー
稀代の癒し手、優秀な科学者、平和の唱道者、守護天使。
様々な呼称をされる彼女はスイスの有名病院で外科手術の責任者を務めていた。
そこで、彼女は応用ナノバイオロジーにおけるパイオニアとなり、重篤な病気や怪我の治療技術を根本的に改善し、医療技術を飛躍的に発展させる。
その功績と評判をオーバーウォッチが聞きつけ彼女をヒーロー部隊にスカウトする。

ただ戦争で両親を亡くしていたアンジェラは、”地球の平和”という題目があるとは言え、もともと軍隊から組織され未だ軍国主義的な一面を持つオーバーウォッチの方針には反対していた。
しかし、オーバーウォッチが彼女に求めたのは、戦うことではなく戦いで傷ついた多くの人命を救うことだった。
その重要性を理解していた彼女は、最前線で治癒のために自らの技術を活用しようと、オーバーウォッチにおける医療研究の責任者となる。

「前線で戦う人々を癒すにはどうすれば最善なのか」
オーバーウォッチの医療責任者として、その重責について真剣に考えた彼女は”ヴァルキリースーツ”にその可能性を見出した。
アンジェラは自らこのスーツに身を包み、オーバーウォッチの数々の任務に同行するようになる。

”マーシー”(慈悲)の名で呼ばれる稀代の天才名医アンジェラ・ジーグラー博士
彼女の庇護を求める者にとって、その姿はまさに守護天使である。
マーシー立ち絵





月から降りてきたゴリラ

ホライゾンルナコロニーの反乱から逃れ、自作ロケットで地球に降りてきたゴリラ”ウィンストン”。
敬愛する師の名を受け継いだ彼は、遺伝子改良された天才的知能を持つ稀代の科学者でもあった。
オーバーウォッチに拾われた彼は、そこで自らの科学力を平和のために貢献することを誓う。
彼の新しい故郷”オーバーウォッチ”
オーバーウォッチの人たちは皆、ウィンストンが信じ、愛する人間のすばらしさを体現していた。
ジーグラー博士(マーシー)の協力の下、(ピーナツバター中毒の後遺症は残ったものの)遺伝子操作による弊害も改善し、彼はオーバーウォッチ所属の科学者となった。

「発明の起源は想像にある」
ハロルド・ウィンストンの名を継ぐ月のゴリラ”ウィンストン”
彼はどんなことが起きようとも人間の可能性を信じている。
ウィンストン立ち絵

=>その2でも書きましたが、NUMBANIのドゥームフィスト騒動などウィンストン自ら戦闘部隊として出勤する場合もあるようです。


ジェラール・ラクロアとテロ組織タロン

クライシス発生前後に組織された無慈悲なテロ組織タロン(Talon)。
彼らの根本の目的やその思想についてはほとんど知られていない。(”奴ら”との関係も不明。もしかしたらタロン=”奴ら”の下部組織?)
しかし、彼らは非常に無慈悲で凶悪な組織であり、ただただ混乱を煽り、一般人や非戦闘員を殺すことに喜びを覚えていることだけはわかっている。
クライシス後の暗躍を見ると、現在の目的はオムニックと人間との間の対立を再燃させることを重視している。
当然凶悪テロ組織タロンに対してオーバーウォッチは大きな犠牲を払いつつも、彼らに対抗していた。
その作戦を指揮するオーバーウォッチの重要メンバー。

彼の名をジェラール・ラクロアという。

結婚しており、妻はアメリー・ラクロア。
タロンはこの重要メンバーを暗殺するために様々な暗躍や刺客を送り込んでいるが、今のところジェラールはすべてを退けていた。

延々と障害となるオーバーウォッチと数々の暗殺失敗から、ついにタロンはジェラールの妻に目をつける。
そして夫妻の悲劇は間もなく訪れるのだ。




未だ見えない火種

もともと、オーバーウォッチのリーダーはレイエス(現リーパー)だったと言える。
彼の指示と計画をジャック・モリソンが支え、オーバーウォッチはあの大災厄を乗り切ったのだ。
しかし、オーバーウォッチが平和部隊からヒーロー集団になり、人々にヒーローと賞賛されたのは現場で戦っていたジャックの方だった。
後にジャック・モリソン(現ソルジャー76)はストライク・コマンダーに昇進する。
世界の人々は彼を”最も勇敢なヒーロー”としてオーバーウォッチの行く末を託した。
そして、オーバーウォッチの第二位には”キャプテン(副司令)”に昇進したアナ・アマリが据えられた。

では、影からすべてを支えたオーバーウォッチ元リーダー、ガブリエル・レイエスはどうなったのか。
彼は密かに結成された、オーバーウォッチの暗部のリーダーを引き継いでいた。
一切の手段を問わない非合法秘密部隊ブラックウォッチ(Blackwatch)。
”平和”という恒久目的の光の側に立つオーバーウォッチと対極にある闇の部隊。
光と闇は、捕虜の扱いという実務のことから、方針、方策といったあらゆる場面で密かに対立し、それはすなわち親友モリソンとレイエスの間に巻き起こる紛争の始まりでもあった。




おおよそ2032年 Blackwatch設立

マコ・ラトリッジを含むアウトバック住民達が率いるオーストラリア解放戦線がオムニック融合炉を爆破し、アウトバック一帯が人の住めない汚染された土地になった頃、
「綺麗事だけでは、テロを含む災厄から平和は守れない」
オーバーウォッチの限界を慮る上層部(国連や世界企業かね?提唱者は不明)によって、密かに秘密部隊が結成されることになった。
一般には知られてはいけないオーバーウォッチの極秘任務を担当する部隊「ブラックウォッチ」の創設。
その任務は一切公文書には記録されず、監視の目をくぐって目的を達成する秘密部隊だった。
メンバーの一部はオーバーウォッチが捕まえた犯罪者や無法者、テロリストで構成されている。
人権侵害や要人暗殺、捕虜の拷問などを厭わない彼らの任務は、とても一般の人々に明かせるものではない。
オーバーウォッチの闇を、彼らの全ての泥を尻拭いする組織。それが秘密部隊ブラックウォッチの役目だ。

オーバーウォッチ元リーダー、ガブリエル・レイエスはブラックウォッチのトップになり、その任務の監督やエージェントの訓練を行っていた。

2033年デッドロックギャングの壊滅と、とあるガンマンの話

”デッドロックギャング”は、米国南西部のいたる所で暗躍し、武器や軍用品の違法取引や人身売買にまで手を染める悪名高い集団であった。
デッドロックの由来は、米国を横切るルート66号線にあるデッドロック峡谷から来ている。
その手口は巧妙で、ギャングのメンバーはみな才能豊かで独創的であったと言われる。
しかし、デッドロックギャングはオーバーウォッチのおとり捜査で囚えられてしまう。
(ソルジャー76の試合開始前セリフ曰く、「デッドロックギャングはレイエスが壊滅させた」)
そんな中、ギャングのメンバーの一人であり、熟練した技能を持つジェシー・マクリーは、選択肢を突きつけられた。
ブラックウォッチに参加するか、仲間と一緒に刑務所に閉じ込められるか。
後者を選んだマクリーは、以後レイエスの元でブラックウォッチの任務に当たることになる。
(リーパーいわく、「恩知らずを拾ってやった」)

当初は”正義ごっこ”が気に入らなかったマクリーだが、次第に、世界の不正を正すことで”今までの罪の償い”ができるのではないかと考えるようになっていった。
そして、面倒な規則にしばれられないブラックウォッチでの仕事を気に入っていた。

レイエス(現リーパー)の元で技術を学び、自らの正義を求める孤高のガンマン。
彼の正義の始まりはブラックウォッチ反乱まで待つことになる。

=>ゲーム内のセリフから分かる通り、大枠の師匠(上司)はレイエスだが、射撃についてはアナ・アマリが師匠である。また、マクリーは秘密の多いブラックウォッチ所属のメンバーの中で数少ないオーバウォッチ面々と面識があるエージェントで、”表の”任務にも従事していた模様。

ルート66の話

マップ"ルート66"は過去デッドロックギャングの本拠地でもあった。

  • デッドロック峡谷の立て看板と「帰れ!」の落書き

ウェルカムデッドロック

  • デッドロックギャングのスプレー

デッドロックギャングスプレー


現在、旅行者やヒッチハイカーはいなくなったが、そのアメリカのメインストリートはまだまだ立派である。
ガソリンスタンド、路側店、カフェは廃止されたが建物はまだ残っており、その名残が今でも十分にわかる。
人のいないガソリンスタンド


そして、デッドロック峡谷は大部分が大陸横断中の電車の中で見られるが、その電車は破壊され大災害の爪痕を残すモニュメントとなっている。
壊れた電車とデッドロック峡谷


その”モニュメント”の下、マクリーいわく泥水のようにまずいコーヒーを出すカフェ「PANORAMA DINER」で、壊滅したはずのデッドロックギャングの無法者が現在最大の強盗を計画している。

  • 泥のようなコーヒーを出す店

PANORAMA DINER



このマップは強盗を成功させるための兵器?を乗せたトラクター?を運ぶ攻撃側と、それを阻止する防御側に別れて戦うペイロードマップ。
(ペイロードに乗っているのが爆弾なら、逆にデッドロックギャングの秘密基地に攻め込む攻撃側と、それを阻止するデッドロックギャング役の防衛側。情報が少なくてどっちかわからん)
どちらにせよ、ペイロードの終点は、デッドロックギャングの兵器庫だ。
デッドロックギャング兵器庫


燻る火種

断定はできないが、様々な資料よりブラックウォッチには暗殺組織タロンや”奴ら”の手が伸びていた形跡が認められる。
多くのオーバーウォッチ腐敗や捏造された証拠、オーバーウォッチ解体後のブラックウォッチの行動から見て、どうやらタロンとつながっている者がブラックウォッチの内部にいたようだ。
それがオーバーウォッチ上層や、いづれかの国家、世界企業、タロンなどが暗躍した結果なのかどうかは不明。
少なくとも、このブラックウォッチの暴走と、レイエスとジャックの関係悪化からオーバーウォッチの凋落が始まる。


今後に繋がる話

母を追うエジプトの忠誠心あふれる兵士

ファリーハ・アマリ(ファラ)は、天才狙撃手にしてオーバーウォッチのキャプテン”アナ・アマリ”の娘である。
代々偉勲をあげた兵士の家系に生まれた彼女は、名誉ある使命を果たそうと情熱を燃やしていた。

「母のようになりたい」
その一歩として2033年頃(ブラックウォッチ設立前後ぐらい)、母も所属していたエジプト軍に入隊する。
彼女はそこで不屈の精神と戦術的手腕が評価され、順調に昇進し、勇敢なリーダーとなった。
彼女は部下たちからも慕われ、優秀な軍人としてオーバーウォッチの目にも止まることになる。
順風満帆の彼女を襲う悲劇はもう少しあとの話。

暗殺集団シマダ一族のお家事情

犯罪集団シマダ一族の起源は数百年前にさかのぼる。
彼らは時とともに暗殺集団としての力をつけ、武器と違法薬物の取引から得た膨大な利益で、巨大な犯罪帝国を作り上げた。
彼らの一族は暗殺術を極め、特にその頭領一家は龍を操る。
頭領息子の2人も、兄弟異なる龍を操れる凄腕だ。
シマダ・ハンゾーとシマダ・ゲンジ。
二人の仲は良好であり、弟ゲンジを慈しみながらもハンゾーは次期当主として日々研鑽に励んでいた。

問題は弟ゲンジである。
忍術に優れ、訓練も嫌いではなく、才能も豊かで龍さえ操る彼だったが、一族の闇稼業に一切の興味がなかった。
次期当主も優秀で優しい兄に決まっており、責任もない彼は日がな女遊びにうつつをぬかし、勝手気ままな暮らしを送っていた。
息子たちにダダ甘な現当主に守られている限りはわがままし放題の彼であるが、多くのシマダ一族の者は彼が何れ害になると考えていた。

兄弟の不幸は頭領がこの世を去った時より始まる。



以上。
とりあえず、オーバーウォッチ最盛期の話。
関係図をどうするかはある程度話を勧めてから考えます。(ウィンストンの話をこっちに移した例もあるしね)

次回はクライシス後に起きた新たなヒーローとオーバーウォッチ凋落開始を予定
時系列を見直すと、まだまだ書くことあったのでオーバーウォッチ最盛期の話続きます。

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