citrussinのチラシの裏

ゲームや読書感想、日々のことを適当につづる日記。TwitterID @sinensis197

「東京皇帝☆北条恋歌」「彼女がフラグをおられたら」の作者、竹井10日の新作「誉められて神軍」の感想。相変わらずダダ甘ハーレムラノベです。

皆さん。誉められてしんぐんわ
(説明しよう。”誉められてしんぐんわ”とは、”東京こうていわ!”、”がをがを~”に続く竹井10日の挨拶である)

「東京皇帝☆北条恋歌」も、「彼女がフラグをおられたら」も感動の最終巻を迎え、

どうしたらいいんですか!どこから甘やかし成分を摂取すればいいんですか!竹井10日先生!!!!
ついでにMarronの新作まだですか!?

と思っていたところに新刊が出ました
竹井10日先生最新刊「誉められて神軍」です。
当然、電子書籍予約からの即読みしたので、感想記事

誉められて神軍1 新宿市国 (講談社ラノベ文庫)

誉められて神軍1 新宿市国 (講談社ラノベ文庫)


竹井10日といえば、名作「秋桜の空に」を始めとして、有名所だけでもお姉ちゃんキューブ、ひまチャペ、がをられ、東京皇帝を排出した、”ハイペースギャグ&パロディ、ハイテンポ地の文、超個性的ヒロイン勢ハーレム、めっちゃ甘やかし”作風のオンリーワンシナリオライターである。
ところで、「ここから脱出たければ恋しあえっ」と「ポケロリ」はあれで終わりでいいんですかね?
特に超個性的ハーレム、地の文ギャグ、ダダ甘の三要素は”読む人を選びすぎる”と言われるぐらい個性的。

あらすじ

ある日起きたら世界がファンタジーに侵食されていた。
一夜にしてゴブリン、オーク、魔人らが跋扈するファンタジー世界に変貌した日本。
サンシャイン60の高層ビルは魔人の本拠地に、国際展示場前には伝説の剣が突き刺さり、東京ドームは暗黒神の神殿と化した。
しかも、人々はみな元の世界の記憶がない。
昔から世界はこうだとみんな思っているし、例えば”なぜ新宿ダンジョン(新宿駅のこと)にトンネルと鉄線(地下鉄のこと)があるのか”、そしてこのような巨大物(高層ビル)を誰が作ったのかさえ未だ不明とされている。
ところは変わって、軍事国家・新宿市国。
そこに住む御神楽零は元の世界の記憶のまま気がついたらその世界にいた。
多くの謎を抱えつつ、今の世界を知るために軍に志願した彼は、新宿ダンジョンを探索中あるはずのない”電車”に乗った謎の少女・火倶夜に不思議な力を渡される。
それは《誉めて伸ばす能力》。
万物に対し有効なこの力で、零は姫鞠、千歳ら麾下の騎士や魔導師達(ほぼ女子)と共に軍の中で出世街道をひたはしる。
“元の日本を取り戻す”ための苛烈かつ孤独(ときどきダダ甘)な戦いを開始する。




誉めて伸ばすと、その人や物の長所(その人自信が信じてないとダメ)が超強化される。
そして能力者を信じてたり、想っていたり、依存していれば依存しているほど効果が高い。
なので異性に使うほうが効果が高い。(当然である。私だってむさい男よりも可愛い女の子に誉めて欲しい)
よって、彼の周りには彼を慕ったり、依存したりしている有能な女の子が集まる
しかも、急激に階級を上げる御神楽零という存在は、汚職と利権にまみれた軍部上位陣にとっては殺したいほど憎い存在。
よって、彼ら男尊女卑はびこる軍部が信じる使える部下=男性の部下を募集できないように裏から手を回されている。
そのため、女性しか部下に出来ない
完璧だよ!完璧なハーレムだよ竹井先生!


超個性的ヒロイン勢

ダメ提督製造機、暁型三番艦「雷」が気に入ったみたいでまんまなキャラが出てきます。
一応色々理由があって、主人公に超スーパーミラクルエキセントリック依存しているところがやっぱ竹井流。
何だこいつは。。。。。。。
優秀だけど、事あるごとに主人公を甘やかそうとするロリっ子。
姉ダダ甘からロリダダ甘の季節へ。
新境地かというと別にそうでもないね。基本的にみんなダダ甘だから。

どのキャラとっても相変わらず語尾やセリフ回しで誰が話しているのかわかる変なキャラ。
ポンコツ幼馴染、真面目むっつり委員長キャラ、聡明ロリ、主人公嫌いからの即落ちツンキャラ、といつもの竹井先生フルコースですね。
あれ?でもおねーちゃんがいない。どこ?どこにダダ甘お姉ちゃんがいるの?
とおもったら、一巻最後の方で出てきましたね。
まだヒロインが大量に出てくる最初の段階なので、期待して待ちましょうか。

主人公が真面目バカ

鈍感でないとハーレムは務まらない。
とはいえがをられの颯太が超辛気臭い真面目こじらせだったのに対して、今回の零は曰く「女性関係に気が回らない」真面目バカである。
とても真面目で、正面から言葉を受取、裏を読まず、好意を上官への畏敬と捉える。
彼もまたハーレムの血筋。。。。。
個人的には好感持てますよ。
この真面目を一周回してバカになったようなバカさ加減は。

チート能力立身出世活劇

異世界チートって男の子の味だよなぁ。
元の世界の物品を正確に把握できるのは主人公のみ(正確にはあとで同一境遇の悪役出てきますが)。
誉めると誉めた部分が超強化されるチート能力持ち
そして軍事国家で立身出世。
あーこのわざとらしいテンプレ味がたまらないんじゃぁぁああ。

とはいえ敵もチート能力過ぎて最低系にはなっていないところがポイント。
例えば1巻で敵対する魔人は、11機の10式戦車相手に大立ち回りして勝ち越しますし、銃機大隊一斉斉射に対して一切立ち止まらない暴走王蟲はどんな兵器でも打ち倒せません。
そういう相手と戦うために、誉めて伸ばす人材を多量に収集していかなければならないのが辛いところ。
そしてハーレムが積み重なるなー。



まだ巻も進んでいないんで、
いつもの竹井節でした!
としか言いようのない感想。
とりあえずがをられもアニメ化したし、件の作品がきにいったならこっちにも手を出してみてはどうでしょう。

誉められて神軍1 新宿市国 (講談社ラノベ文庫)

誉められて神軍1 新宿市国 (講談社ラノベ文庫)

スポンサーリンク