citrussinのチラシの裏

ゲームや読書感想、日々のことを適当につづる日記。TwitterID @sinensis197

瀬尾つかさのMMO閉じ込められファンタジー、スカイ・ワールドを全11巻一気読みしたので短文感想

VRMMOゲーム閉じ込められ作品といえば、有名なのはソードアートオンラインだろうし、ラノベの金字塔としては当然ながらクリス・クロス 混沌の魔王を上げなければならない。さてはてもっと戻るならば岡嶋二人のクラインの壺が源流だろうか。
昨今なろう等のネット小説を見ると非常に数が多いジャンルの一つだ。(残りは異世界転移・転生)
この手の小説に読者が求めることは、主人公の爽快な活躍や異端な行動、ゲーム内の謎に迫る展開にある。ネット小説ではハーレム展開も外せない。
そこのところがよくできた小説、スカイ・ワールドを一気読みした。

スカイ・ワールド<スカイ・ワールド> (富士見ファンタジア文庫)

スカイ・ワールド<スカイ・ワールド> (富士見ファンタジア文庫)


設定

まぁ、多々あるVRMMO閉じ込められです。
最下層の第8軌道から恐らく目的地の第1軌道をめざし少年少女がゲームを攻略していくシステム。
死亡はバッテリーが尽きるまで(約三回)許され、バッテリーは長期日数が経過すると回復する。
これによって死に戻り攻略に代表されるレイド対策が可能。
ゲームそのもの難易度の高さもさることながら、「ゲームの世界観」への習熟度が各クエストの攻略につながる設定はなかなか面白かった。
敵を倒すだけじゃなくて、ゲーム内キャラの歴史を踏まえたうえで攻略に取り掛からないと罠にかかる。
さらにデスゲームとなったことでゲーム内NPCが独自の思考を持つようになったのも面白い。
特に、”各町のクエストを発行しているという設定を持つNPCは自由にクエストを発行することができる”ことに気付いてからの展開は熱い。
主人公のクエスト消化させるぞ主義と、この小説独特?の設定「NPCによるクエストメイク」はすごくいい設定だったと思う。
例えば、第四軌道での民族紛争や、第五軌道の鬼畜エルフ姫などストーリを動かすための要因と設定が違和感なくかみ合っている。

それゆえに、敵対組織「神秘の座」はもっちょっと設定を練ってほしかった。いや便利だよね敵対組織。
話を動かすうえですごく役立っていたし、各キャラの動機にも絡めてたし、あとは敵のキャラが立っていればねー

最後まで一貫したクエスト主義

主人公覚醒による俺つえええでの単騎ラスボス撃退かっこいいー展開はあんまり期待しない方が吉。
最初っから主人公強いし。クエスト消化のためにため込んだ知識やゲームシステム逆利用によって総合的な目的を達成してく系。
この作品としては一貫した自由度を保つためのゲームシステムを逆利用した攻略というテーマがあり、その点での爽快感は得られた。
というかシステム外の穴を活用するのは良くある行為だが、ラスボスの倒し方さえ外法を貫くとは思わなかった。
10巻途中までは割と王道手段も取っていたのに。。。。

とはいえ、このジャンルにありがちな、主人公の周りにチート能力もちが集まる展開はやはり健在。
まぁ、爽快感を得るためですし。
そのチートの手に入れ方が強くなるには意味がないクエスト報酬=ゲームをゲームとして楽しんでいたものだけが手に入れている。というところがミソかね。
嫌みはなかった。
もともと主人公とあと一人は巻き込まれたのではなく、プレイヤーが閉じ込められた後にある事情から進んでゲーム内に入ってきた異端だったしね。
主人公は帰ってこれない可能性かつ、死ぬ可能性を知りつつ入ってきた狂人。
その分ゲームとして楽しむ=大方のクエストをこなしてゲーム内世界観を理解する=上層階の謎ときに有利とちゃんと理にかなった設定でした。



ハーレム

最終的に7人。
みんないい子でかわいい。特色もある。個人的にはサブヒロインのハッピートリガーが好き。
依存してくれるキャラっていいよね。
終わり方もハッピーエンドだし、その後も続いていくだろう世界にわくわくできた。
ハーレムにするならやっぱりこうでないといけないよね。



総合的に、このジャンルが好きなら手を出しましょう。
やっぱり強ジャンルなだけあって、このジャンルは面白い。
ヒロインも多いし、萌え読み派も歓喜。

スカイ・ワールド<スカイ・ワールド> (富士見ファンタジア文庫)

スカイ・ワールド<スカイ・ワールド> (富士見ファンタジア文庫)

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